カテゴリ:素敵に生きる心がけ
先週末は、父に人工呼吸器をつけるかどうかでとても心が揺れました。
人工呼吸器も、もう今回で3回目になります。 1回目、2回目の様子を見ているので、管が体内に25センチも入ること、 人工的に空気圧が24時間、何日も何日も入り続けることなどの 父の苦痛が容易に想像つきました。 弱りきっている父の体に管を挿入するのが本当に望ましいことなのか、 それは少しでも生きて欲しいという私のエゴではないのか、と心が揺れたのです。 あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!! 父の主治医から、今度、人工呼吸器をつける状態になったらどうするのか 家族としての考えを聞かせてください、ともう半年も前に訊かれていました。 もう父は充分に頑張ったし、きつい体にさらに鞭打つようなことはやめようと 妹と話して、その旨、主治医にお答えしていました。 ところが、いざつけるかどうかの判断が迫られたら、生きていて欲しいという 気持ちの方が勝ってきます。 苦しませるのはかわいそうと2つの気持ちの間で揺れ、どちらを選んでも 後悔するような気がして、なかなか答えが出ませんでした。 「自分の親や子供が患者の場合、生きていて欲しいと思うのは自然なことです。 けれど、もし、自分が人工呼吸器をつける側の人間だったら、どうして ほしいのかを考えることも忘れないでください。」という主治医の言葉も 何度もこだましました。 集まってくれた親戚とも話し合い、最終的に「つける」ということになって、 結果としては、肺の炎症の回復もよく、今回はこれでよかったのだと思えましたが、 症状次第では後悔する結果になっていたかもしれません。 父は以前、今度つけることになったら?という仮定の質問に、首を横に振っていました。 もう、父は自分の体がきつくてたまらないのだと思います。 まだ、管が入っていて話せませんが、今度、父が話せるようになったら、 本当はどうしてほしかったのか、聞いてみようと思っています。 子供は親に対して、「ただ、そこにいて、息をしていてほしい。」と思います。 でも、それは本人にとっては苦痛そのものかもしれません。 難しいですね、こういうときの決断って。 体験コーチング受付中! 12月16日17日ソースワークショップ開催! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月08日 23時28分41秒
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