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カテゴリ:ロック音楽
イラクでの日本人人質事件。ファルージャでの 米軍によるイラク人の虐殺。私は、ふたたび イラク情勢に注目しています。1970年前後の ような政治の季節が、30年ぶりにやってきた のでしょうか。こういう時期には、緊張感の ある音楽が、しっくりきます。 最近、聴いているのは、Crosby, Stills, Nash, & Youngの『Deja Vu』と『4 Way Street』。 映画『Woodstock』のビデオも久しぶりに見ました。 Crosby, Stills & Nashの美しいコーラスと ラテン音楽風のリズミカルなアコースティック・ ギターの演奏も素敵ですが、やはりNeil Youngの、 しぼり出すようなヴォーカルとエレキギターは強烈で、 いま聴いても新鮮。David Crosbyの、 心象風景を描き出すような幻想的な曲も好き。 『Deja Vu』は、遠い昔の写真帳をおもわせる セピア色のレコード・ジャケットも印象的です。 このジャケットのデザイナーは、のちにEaglesの ジャケットも担当しています。そういえば、3年後の 1973年に発表されたEaglesの『Desperado』に、 なんとなく似ています。 Joni Mitchellの「Woodstock」が、 ♪We are stardust ♪We are golden ♪We are billion-year-old carbon ♪And we got to get ourselves back to the garden (私たちは星くず、私たちは輝く貴重な存在 私たちは10億年後の炭素=ダイヤモンド だから私たちはエデンの園に戻らなければ) と力強くうたわれたあと、 David Crosbyの「Deja Vu」で、 ♪We have all been before というコーラスが繰り返されると、 彼らの音楽が、時空をこえて、こだましている ように感じられます。 彼らは、1970年という時代を生きながらも、 遠くを見つめていたのでしょう。それが、 彼らの音楽が、いまでも新鮮にひびく秘密 のような気がします。 Long Time Gone映画『ウッドストック』より Suite: Judy Blue Eyes 映画『ウッドストック』より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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