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2004.05.22
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カテゴリ:映画
イージー・ライダー

2004年5月22日、第57回カンヌ国際映画祭の授
賞式が行われ、最高賞のパルム・ドールには、マイケル
・ムーア監督のドキュメンタリー『華氏911』が輝き
ました。おめでとうございます!

さて、1969年5月の第22回カンヌ国際映画祭では
ルキノ・ヴィスコンティ審査委員長らによる審査の結果
パルム・ドールこそ、リンゼイ・アンダーソン監督の
『if もしも…』に、ゆずったものの、新人監督賞と
国際エヴァンジェリ映画委員会賞には、デニス・ホッパ
ー監督の『イージー・ライダー』が輝きました。

『イージー・ライダー』は、わずか37万5000ドル
という低予算で作られましたが、最終的に6000万ド
ル以上の収益をあげて、60年代のコロムビア映画の全
配給作品のなかでトップ・クラスの興行収益をもたらし
たのでした。

映画は、キャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)と
相棒のバッキー(デニス・ホッパー)が、コカインをメキ
シコから密輸して大金を手に入れるシーンから始まりま
す。改造型のオートバイを手に入れた二人は、時計を捨
てて、ニューオリンズの謝肉祭をめざす旅に出ます。旅
の途中、農家で食事をご馳走になったり、ヒッピーのコ
ミューンに滞在したり。ある町では、無許可でパレード
に参加したために、監獄にぶちこまれ、監獄のなかにい
た弁護士ジョージ・ハンセン(ジャック・ニコルソン)の
口利きで釈放されると、ジョージを仲間に加えて出発。
南部のレストランでは、長髪にサングラスという出で立
ちの彼らは、よそ者として追い出されてしまいます。そ
の夜、野宿しているところを襲われ、ジョージは殺され
てしまいます。ニューオリンズの娼館を訪れた二人は、
二人の娼婦を伴って謝肉祭にわく町中へ繰り出し、墓地
へ行ってLSDとセックスに快楽をもとめます。

そして、夜、火を囲みながら「フロリダで引退生活を送
ろうじゃないか」と言うバッキーに対して、キャプテン
・アメリカは「俺たちは負けたんだ」とつぶやきます。
翌日、二人は、オートバイを走らせていて1台のトラッ
クを追い抜きます。トラックの男たちは「その髪を切り
やがれ!」と言って、いきなりバッキーに発砲。血まみ
れになった相棒のもとに駆け寄ったキャプテン・アメリ
カは、助けを呼びに行こうとしますが、彼もまた、引き
返してきたトラックの散弾銃に吹き飛ばされてしまいま
す。

この映画では、あるドラマチックなシーンと次のシーン
との間に、バイクの疾走シーンが挿入され、そのバック
に、既成のロック・ミュージックが流れるというスタイ
ルがはじめて採用されました。しかも、それぞれの曲の
歌詞の内容は、映画のなかの主人公たちの行動と密接に
結びついていて、映像自体も音楽にあうように編集され
、音楽と映像が相乗効果をあげていました。

映画のなかで流れたロック・ミュージックは、次のとお
り。
1.​ザ・プッシャー(ステッペンウルフ)
2.​ワイルドで行こう(ステッペンウルフ)
3.​ザ・ウェイト(ザ・バンド)
4.​ワズント・ボーン・トゥ・フォロー(ザ・バーズ)
5.​イフ・ユー・ウォント・トゥ・ビー・ア・バード(ザ・ホリー・モダル・ラウンダーズ)
6.​ドント・ボガート・ミー(フラタニティー・オブ・マン)
7.​イフ・シックス・ワズ・ナイン(ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)
8.​キリエ・エレイソン(エレクトリック・プルーンズ)
9.​イッツ・オールライト・マ(ロジャー・マッギン)
10.​イージー・ライダーのバラード(ロジャー・マッギン)

当時、ドイツのコロムビア映画試写室で、この映画を観
たヴィム・ヴェンダースは
「映写が終って、気を滅入らせた2,3人の友人と、泣
きじゃくっていた1人の娘と一緒に、厚い絨毯が敷かれ
、座り心地のいい肘掛け椅子と灰皿が置かれ、赤いカー
テンと防音壁に囲まれたコロムビアの試写室から出てき
たとき、私は、一種異様な感じで、まるで何か映画のな
かにいるみたいだと思った」
と書いています。

カウンター・カルチャーのゆくえを暗示するような、こ
の映画の結末は、いまでも私に強いインパクトを与えつ
づけています。

Born to be Wild 映画『イージー・ライダー』より






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Last updated  2021.09.05 03:40:08
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