蕎麦と新酒の楽しみ
1月もあとわずかとなりました。これからの季節の楽しみは日本酒の新酒が届くことです。僕のお店では、まず「立春朝絞り」から始まります。これは、立春の早朝に搾りお払いを受けた縁起のよいお酒で今年は栃木県佐野市の「開華」蔵から届きます。2月中旬には、宮城県鳴子温泉から届く「雪渡り」。鳴子に住む友人の高橋君とその仲間達が地酒造りに取り組んでいるもので、鳴子の米と水で醸された生酒は、とてもよい香りがします。仕込む量が限られていて、僕のお店でも2升だけ届いて終了です。3月には、お花見にあうお酒を選んで予約しました。ほかにも、福島の会津若松や栃木の大田原、静岡の清水などにも楽しみにしているお酒があります。この冬の寒さのなかで醸される日本酒の香りはどんなものになるのでしょうか。