Claire's Diary

[小さな小説家] カテゴリの記事

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  リリアとクレアとキャロルのクリスマス

  冬休み、ちひろは一人で私の妹と甥っ子のマーくんと一緒に飛行機でおばあちゃんちへ。編集者の私にはイラストを残していってくれました。クレア達も楽しいクリスマスを迎えたようですよ！！ビッグなチキンを真ん中にリリアとクレアとキャロル（クレアのお姉さん）はパーティの準備。もちろんSweetだーいすきな三人クリスマスケーキもたーっぷり♪メインはマカロンタワー！！さあてサンタさんのプレゼントはなんだったんでしょうね。*****それからクリスマスの時期になるとかならず食べたくなる大好きなシュトーレン今年もお友達のケーキの先生タピオカさんにお願いしました。差し上げた方も皆さんとても喜んでくださって。いつも美味しいケーキを本当にありがとう♪*****ブログランキングに参加しています♪お帰りの際に下記のバナーをクリックしていただけると励みになります。いつも応援ありがとうございます。ブログに来てくださる皆さまに感謝です。***Claire(クレア)へのお問い合わせ***TEL/FAX045-944-3648（井上まで♪）cherry_de_choco@yahoo.co.jpClaire's closet・カルトナージュ＆刺繍の体験レッスンまた過去のレッスンでご紹介しました作品の中で材料が揃うものでしたら作って頂けますので、お気軽にお問い合わせくださいませ♪*

  December 26, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「シャドウイン・ストロベリー」 井上ちひろ

  「グリィブニン　こんばんわ！　小説送るの遅れましたが今送ってます。シャドウイン・ストロベリーの次は言葉木です。」千尋 『シャドウイン・ストロベリー』そして、リリア達はまた太陽の宮殿に行きました。太陽の宮殿ではサンルが待っていました。アルカルが「メガミサマ、リリアサンタチヲツレテキマシタ。」と言いました。リリア達は、ずっと気になっていたことをサンルに言いました。まずは、リリアが言いました。「ねえ、サンル。なんの用なの？私達、友達を待たしてるのよ。」そして、クレアが「そうよ。サンルさん、用なら早くすましてちょうだい。」とちょっと怒った声を出しました。「まあまあ、全部宮殿の中で話すわ。」そして、サンルはアルカルにお礼を言って三人を広い場所につれていきました。そして、イスを三つ出しテーブルも一つ出しました。テーブルの上にマフィンを皿に入れて出しました。それから、話し始めました。「あのね、あなた達が来た後のことなんだけど…。あなた達、隠し部屋に入ったでしょ？あなた達が帰った後、私は片づけようと思ってもう一回隠し部屋に行ったの。あなた達、隠し部屋で古めかしい本を見た？」「ううん、、見てないわ。」「そうよね、だけど。私が片づけようと思ってもう一回隠し部屋に来たときあったのよ。なかったはずの古めかしいよくわからない本が。」「どんなの？」三人が、同時に聞きました。「これよ。」三人は、それを受け取って見てみました。そして、表紙を見てみると結構薄くなっていましたがまたよめる字で「シャドウイン・ストロベリー？」と書いてありました。「そうなの、シャドウイン・ストロベリー。つまり、幻のいちごってわけ。開いてみて。」リリアが一ページを開きました。すると、中にはマレィク・カラトーカと書いてありました。「マレィク・カラトーカ。聞いたことのない名前だわ、サンルは知ってる？」「マレィク・カラトーカ…。聞いたことあるわ、でも何者かは忘れてしまった。図書館に行って、探してみましょう。」「わかったわ。でも、マレィク・カラトーカの本がなんでここにあるのかしら？」そして、リリア達は太陽の宮殿にある隠れ図書館に行きました。そこから、古い本の所を探すのはとても大変でした。だけど、何とか探し当ててみんなでマレィクのことが書いてあるのを探し始めました。「似てるのがあったわ。あ、ちがったわ。カラトーク・センジェルですって。まあ、一応読んでみようかしら。カラトーク・センジェルはマレク・カラトーカに憎しみをいただいていた。」そこで、サンルがあっと声を上げました。「思い出したわ！カラトーカ家はセンジェル家と代々戦っていた！マレィクは、二十五代目のカラトーカ家のラービーよ！そして、カラトーカ家は悪い方、センジェル家はいいほうよ！」「そうか。じゃあ、悪いラービーの棚を見ればいいわ！」「その棚は、一番むこうの棚よ。」そして、その棚に行って四人は一生懸命さがし始めました。でも、なかなか見つからないのでリリアがサンルに言いました。「ねえ、マレィクって最悪のラービーの棚にあるかもしれないわ。」「でも、あそこ見たくないわ。だって、恐ろしいことばかり書いてあるしすごい叫ぶ本だってあるのよ…」「でも、仕方ないじゃない。行きましょ、サンル。」「ええ、わかったわ…」サンルは、ため息をつきながらいいました。「でも、あそこは鍵をかけてるんだけど。」「なんで鍵をかけるの？」「あそこには、なるべくはいりたくないから寝ぼけながらきたとき間違えてきたときも鍵がかかってるから大丈夫なように。」「へーーっ、ところでその鍵を持ってきてくれない？」「ええ、わかっ…」「どうしたんだい？」「あの、あーー…。鍵を、鍵をどこにしまったか…わすれちゃったの。」三人ともその言葉にはショックでした。クレアは、「どこにしまったのか思い出せないの！ねえ！ピョレマーイも何とか言いなさいよ。」と叫びました。そして、クレアがピョレマーイを見ようとしました。でも、ピョレマーイの姿が見あたりません。「ピョレマーイ！ピョレマーイ！」すると、「マレィクのことなら、この本に書いてあるぞ。ピョレマーイ、この図書館にもある。ピョレマーイ、左に歩け。そうだ、そして前の棚の一番上を探せ。そしたら見つかるからな…じゃあがんばってさが…」そして、誰かが言い終わろうとしたときクレアとリリアが同時に「誰！」と叫びました。すると、声がする方からピョレマーイがやってきました。そして、後ろからついてきたのはなんとピーカイスでした！クレアが驚いた様子で言いました。「何でピーカイスさんがここにいるんですか？」「ピョレマーイがこまっているとこれで話したからね。やってきたんだ。」そして、クレアとリリアがそれを見るとそれはロボットが横についていて上にボタンが付いていました。そして、よこにテレビのような画面がついていました。「魔話だよ、わかる？ま、わ。」ピョレマーイがいいました。「わかったわ。ありがと、ピョレマーイ。」クレアが、魔話を見ながら言いました。ピーカイスが、みんなの顔を見ながら「じゃあな、さっき私が行ったところの棚を探しておいたら良いと思う。ちゃんと探すんだぞ。」と行って移動呪文をして帰っていきました。ピョレマーイが、みんなにどこのたなかおしえてくれたのでみんなわかりました。そして、みんなでその棚を探し始めました。サンルがいきなり「これはどうかしら？」といって読み始めました。「カラトーカ家のものは千五百八年に滅びたと言われていたがまだ生まれたばかりのマレィク・カラトーカだけはまだ生きていた。マレィクは、ロボットマダーに育てられた。センジェル家は、カラトーカ家はもう誰も残っていないと思っていたのでそのあと調査することを考えなかった。だが、千五百十七年に四歳になったセンジェル家のラジェン・センジェルはまだ誰かいるかもしれないと考えた。そのとき、マレィクは九歳になっていてロボットマダーにセンジェル家を滅びさせる前に子孫を作ることなどを教わっていた。ラジェンは、スモール・カーに乗って透明になりそっとカラトーカ家の城を調査した。ロボットマダーは、それに気づきスモール・カーを捕まえた。だが、ラジェンは電子頭脳にナイフをつきたててはなさせた。ロボットマダーは、マレィクを呼びラジェンをよく見せてカラトーカ家の城に帰った。」けれども、途中でリリアが「だめだわ、マレィクの小さい頃のことしか書いてないもの。私たちが探しているのは、マレィクの大人の頃のことでしょ。」と言って話をさえぎりました。ピョレマーイが、言いました。「これだ！」「どれどれ？」「読むよ、まって…これ題名はラービー文字で書いてあるけど中身はよくわからないな…。何だろう？」「見せて、ああ…これあれっ変だな…。」「どうしたの？リリア。」「これ、太陽字で書いてあるの。あ、説明するけど太陽字はこの国の文字よ。でも、この国に一回でも来ないと字はわからないはず…これを書いたラービーはセンジェル家かカラトーカ家のラービー…でもどちらかのラービーがここに来たなんて。それに、あっ。これ、これ…」「なに？リリア。」「あのね…この本はマレィクの悪事が書かれているわ。これ、センジェル家のラービーが書いたのよ。えーーっと、マレィク・カラトーカはカラトーカ家の生き残りで大人になってからはすごい悪事をはたらいた。ラービーを五十九人殺し、墓あらしもした。ちょっとまって、ねえサンル。ここに来たラービーは必ずあなたが調べてるはずよ。なんか知らない？」「ううん、知らないわ。でも…たしかセンジェル家と全く同じ色の薄い青の毛のラービーが来たわね…。ええ、名前も覚えてるわでも少し変だと思ったんだけど。ラジェンの子供、ジェンロ・センジェルと同じような名前なのよ。えっと、ジェン・センルって言ったわね。」「それで、太陽字を教えてくださいとか言った？」「言ったわ、でも何故って聞いたとき理由を探してたみたいにしてたけど…」「それで、アルカルが教えることになってそのラービーは太陽字をマスターしたわけね。」「そうだけど、勝手に私の記憶を見ないでちょうだい。」そのとき、いきなりオルン・レイディが横に現れました。オルン自身も驚いているようです。ピョレマーイが「なんで、君がここにいるんだい？」とこっちも驚きながら言いました。オルンは「カテルが、ピーカイスさんにリリア達がどんなことをしているのか教えてもらって資料を集めてくれたのよ。そして、私が資料を送ることになったんだけど…。カテルったら、私をいきなり移動させるからびっくりしたわ。ほら、これが資料よ。」そして、その資料をみんなで分けて見始めました。「オルンも手伝ってくれる？これ案外大変なのよ。」「ええ、わかったわ。リリア。」「ありがと。」そして、リリアが資料を一枚とって見るといきなり大声を上げました。「これは！すごい、ヒントになるわ。」そして、サンルがそれを見ると「ほんと、すごいわよ。マレィクの居場所が分かるじゃない！」と喜びながら言いました。　　～つづく～

  December 21, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「ペニーがやってきた２」 井上ちひろ

  そして、エメラ達をつれて教室に行きました。呪文学担任のユロット・ネロース・ヴォラリンはとても背が高かったので呪文学の教室はほかの教室より高さのサイズがとても大きくできていました。「みなさん、基本の呪文一学年を出してください。」ユロットが驚くほどの低い声で言いました。「今日練習するところは一ページです。つまり、浮かせ呪文というわけです。だれか、浮かせ呪文のこつを知っていますか？」ピョレマーイたちが思った通りリリアが勢いよく手を挙げました。「ミス・マジカルレインボー。」「杖を杖を軽やかにあげて、『浮かべ　ヴィルハ　』と言います。」「そのとおり、すばらしい。実によくできた、リリアレインボーに十点。では、みなさん。私がやってみましょう。『浮かべ　ヴィルハ　』」すると、羊皮紙がそこから一、二メートル浮かびました。「では、みなさんもやってみてください。」そして、みんなやってみましたがどうもユロットのように軽々と行きません。リリアは、ふつうに羽ペンを五メートルぐらい浮かせていました。「では、みなさん。成績簿を配ります、一番よくできたのはミス・マジカルレインボーとなっております。二番目にミスター・ピルウハットシャルグとミス・レイン。三番目はミス・レイディです。」ピョレマーイ達はオルン・レイディを知らなかったのでユロットに聞いてみました。「ユロット先生、あのう。すみませんが、レイディさんがどこにいるか教えてくれませんか。」「ミスター・ピルウハットシャルグ。君から、右へ五番目ですよ。」そして、リリア達はそこを見ました。すると、オレンジ色の毛の女の子がいました。そして、最後にユロットは「いいですか、次の授業までに浮かせ呪文が出来なかった者は練習して出来るようになることが宿題です。出来る方、つまりミス・マジカルレインボー、ミスター・ピルウハットシャルグ、ミス・レイン。そして、ミス・レイディはやってこなくてよろしい。ミスター・ウィージェルはとくに練習した方がよろしいですな。では、授業終わり。」そして、みんなガヤガヤと教室から出ていきました。「ねえ、ペニー。君、カットルートでとっくに浮かせ呪文はならってたんじゃないの？」「うん、ならってたんだけど。ならってたんだけどね…。」「もしかして、あっちでもだめだったの？」「うん、実はそうなんだ。クレア。」「そうだったの、だからこっちでもできなかったわけね。」「そういうわけで。」「じゃあ、一緒に練習しましょうか。」「うん、おんにきるよ、。リリア。」「そうかしら？」「はやく、次の授業に行かなくちゃ。おくれるわよ。」「ほんと！はやくいきましょ！」そして、次の変身術のクラスに行きました。担任の、ハグナレート・フィスティジョンはとても厳しくて特にディラクト・ケーライオルンというリリア達のくらすにいるどじで忘れっぽいラービーに一番目をつけていましたが。いろいろ気持ちが変わる良い先生でした。「みなさん、変身術一学年を出してください。持ってきているはずですね。」「あの…先生。ぼ、僕…寮でトランクに詰め込むの…わ、わすれたみたい。」「いますぐとってきなさい、ミスター・ケーライオルン。」「は、はい！」そして、ディラクトはドアに行くときちょうどジョーが落としてしまった鉛筆につまずいてしまいました。ディラクトは、すぐに立ち上がってドアをあけて教科書を取りに行きました。「いいですか、一ページ目をみなさんでよんでください。」「初級レベルの変身術について。まずは、針などの小さいものを変身させる。初めてやるラービーは、針をマッチに。糸一本を針金一本に。これらを、出来るようになってからほかのものをやるようにしたほうがいい。簡単な者を…」「そこからは、読まなくてよろしい。」一章めを終えて二章目に行こうとしたらハグナレートが止めたのでみんな読むのをやめました。「変身術は、もう終わりです。また、ペット競争が始まるので…」 ドスン！ガチャン！突然大きな音がしました。クラス中が飛び上がってドアを見ました。そして、ハグナレートがドアをあけました。すると、変身術の教室の向かい側にある呪文学の教室もドアを開けて見ていました。そこにいたのは…「ミスター・ケーライオルン！」ディラクトは、本を三冊手に抱えていたようですが杖を本だと思っていろいろしていたらすごく振り回してしまって杖が火花をすごい出し始めてディラクトはびっくりして転んで気絶し、三冊の本は床におもいっきりぶつかって花がいけてある瓶にぶつかってしまったようです。ディラクトはまだ気絶していました。「まったく！これから、ペット競争に戻るところだったというのにとなりの呪文学の方たちにも被害を出して！リリアレインボー十五点減点！さらに、ミスター・ケーライオルンは処罰としてきちんとここの瓶などの片づけをして以後の授業で十回手を挙げること！ほかのリリアレインボーの方は十回手を挙げたか見るように！では、みんな行ってよろしい！ペット競争に行ってらっしゃい！」ディラクトは、しゅんとして小さな声ではいといって本を片づけ始めました。クレアが、ディラクトに声をかけました。「ディラクト、大丈夫？」「うん…」「『清潔　セルト　』」リリアが唱えました。すると、瓶は直っていて水なんてもう大丈夫。水は、本にもかかったはずなのにかかってはいません。「ありがとう、リリア！」「いいわ、お礼なんて。ディラクト。ちゃんと、私たちの試合を見に来てね。」「うん！」そして、ディラクトは行ってしまいました。リリア達も行こうと思っていたときです！いきなり、目の前にカテルが現れました！ピョレマーイは、びっくりして数秒間動けませんでしたがなれるとカテルに言いました。「校長先生！びっくりするじゃないですか！」「いやあ、ごめんよ。」「ねえ、このラービーがここの校長先生！」「おやあ、君がリリア達が行っていたペニー君だね、だね。だね。」「あ、そうですけど。」「そうか、君には残念だがここに残ってもらわねばならんのだ。」「えっ？今なんて…」「ピョレマーイ、リリア、クレア、校庭にアルカルが待っている。早く行ってくれたまえ、まえ、まえ。」「え、でも。ペニーが。」「早く行きなさい！さい！」「は、はい。」そして、リリア達は急いで校庭に行きました。次は、赤の馬車ではありませんでした。代わりに、赤の馬車を引いていた赤空馬が三体いました。アルカルが、よってきて言いました。「オヒサシブリデス、リリアサンクレアサンピョレマーイサン。アカゾラウマデミナサンニハタイヨウノクニニ…」アルカルが言いかけたところでリリアが「ちょっとまってくださいな、ナゼモウイッカイタイヨウノクニニイクノカシラ？」「ソレハ、ツイテカラオハナシイタシマス。ハヤクアカゾラウマニノッテクダサイ。」「エエ。」そして、ノアンとエメラは後ろからついてきてショクルは落ちないようにちゃんとアルカルが持ってくれました。～つづく～*****ブログランキングに参加しています♪お帰りの際に下記のバナーをクリックしていただけると励みになります。いつも応援ありがとうございます。ブログに来てくださる皆さまに感謝です。

  November 7, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「ペニーがやってきた1」 井上ちひろ

  おまたせしました、小説の配信です！千尋『ペニーがやってきた』紫色の恐ろしい目をした生物。三人は恐ろしくて逃げることさえ出来ません。なので、杖しか使うことが出来ません。それで、リリアが言いました。『ハラオウ　追い払え　』すると、いきなりその生物は後ろに逆戻りしました。三人は、フーーッと息を吐いて門を開けました。そのとたん「ペニー！」といってその場にたちすくしました。「なんで、ぺにーがここにいるの？あなた、明日来るんじゃなかったの？」「いや、ごめんね。ママが早めに行っておいでって言うんだもの。それに、僕ふくろう持ってないから返事もできなかったし。」「返事はリルコに持たせればよかったのに。もう！」「ああ、そうか。ごめんよ。ところで、ここの校長先生に僕が早めに来たって伝えてくれるかな？」「ええ、いいわ。リルコ！おいで。」すると、リルコが素早く飛んできて足を差し出しました。「いいこね、でも持って行ってくれるかしら？あとで、ふくろうマフィンをあげるからね。」「ホー。」「じゃあ、えっと　校長先生、前にお話ししていました転校生がやってきました。これから、寮に案内します。寝る場所、自分の棚。荷物置き場。等々いろいろちゃんと用意してありますよね？早めに返事をリルコに持たせていただけますでしょうか。では。」「これでいいのかしら？」「いいはずだよ。」そして、ふくろうマフィンをあげてから足に持たせてとばせました。リルコは、軽やかに飛び立ちすぐに届けますのようにホーとなきました。そして、寮への階段を上ってすぐにリルコが帰ってきました。「もちろんちゃんと準備してある。それと、いいかな？今、闇恐がうろついておる。おる。それで、それでそこにいるんだよ。ミス・マジカルレインボーが透明呪文を使えるはずだ。透明呪文をみんなにかけてそこにいるように。闇恐にはあたらないこと。でないと、でないとそこにいるということがわかられてしまうからね、からね、マダム・ペンスコットがそちらに行くはずだから。」だってさ。「透明呪文をかけてって言ってるわ。透明呪文をかけてあげる。『トーハ　見えなくなれ　』」すると、みんな透明になりました。さいわい、闇恐はこなくてそれから五分経ったらマダム・ペンスコットが来ました。「さあ、早く行くわよ。それに、あなたが転校生さんね。いいかしら、あなたの部屋は校長がピョレマーイと同じ部屋にしといてくれたからピョレマーイに寝る場所などは聞くのよ。さあ、行きましょ。」そして、みんなに黄色い粉を飲みなさいといって自分も黄色い粉を飲みました。リリア達ものんだら寮にいました。「さて、ペニー。おいでよ、寝る場所に案内してあげるからさ。」「私たちも行ってあげるわ。ね、クレア。」「そうしましょうか。」そして、クレアとリリアもついていきました。「さ、ここが僕たちの部屋だよ。後二人、ジョーエウ・メンハとセンカ・エムラがいるんだ。ジョー、センカ！」「おや、ピント。じゃなかったピョレマーイ。」「まったく、いつになったら僕の名前覚えるんだい？あ、そうそう。この子が僕の話してた転校生。ペニーさ。」「そうかあ、ペニー？よろしくね。」「うん、よろしく。センカ、ジョーエウ。」「ペニー、僕のことはジョーエウじゃなくてジョーって読んでくれよ。僕、ジョーって言うのがよかったのにママはジョーエウって言うジョーに似たのにしちゃったんだ。まったく。」「そうなんだ、わかったよ。」「ところで、ピン…ピョレマーイ。」「何だい？センカ。」「談話室に行こうよ、ヘウクスでは暇なときよく明かりを消してろうそくを一本だけつけ、怪談やお化けの伝説など怖いお話をするんだ。今、やってるはずだよ。」「怖い話か、僕知ってるよ。」「誰でも話すこと出来るから話してみれば？行こう！」そして、談話室に降りていくとほとんど真っ暗でした。そして、真ん中の方でリリアレインボー生が集まっていました。「おや、誰か来たぜ。」「入れ入れ！」そして、みんなのわにピョレマーイ達が入ると背の高い五学年が言いました。「次は誰が話す？」そして、五学年のとなりの三学年ぐらいの子が手を挙げました。「ぼく、この学校の本で読んだことをはなすよ。」そして、その子は話し始めました。「その本の題名は、確か『お化けの階段』。ある日のこと、一羽のうさぎが森に迷いました。出口を探しているうちに夜になってしまいました。それでも、そのうさぎは探し続けました。そして、とうとう階段を見つけました。蜘蛛の巣がたくさん張っていて中からちょっと不気味な声も聞こえまして、どことなくこわい階段でした。でも、そのうち雨が降ってきてしまいました。階段の方には屋根がついていたので入らないよりはましだと思いはいってしまいました。ところが！はいったとたん、扉が閉まったのです！うさぎはとても不気味に思いました。でもこうなったら階段を上るしかありません。少し上ると骸骨が見えました。もう少し上るとひとだまらしいものがみえました。また少し上るとひとだまらしいものがもっと明るくはっきり見えました。うさぎは、こんな階段早く終わってほしいと思って目をつぶって一気に階段を上り詰めました。だけども、途中で転んでしまいました。そして、周りを見渡すと目がついた花に囲まれていました。うさぎは考えました。こんなときは、どうしよう。そして、剣を持ってきたことを思い出しました。そして、剣で花を切って進みました。そして、少し行くと止まってしまいました。なぜかというと左右から怖い話が聞こえてきたのです。階段をいくらかけても意味がない。それは、お化けがだますから。あおじろい恐ろしいお化けがうしろに…そんな声が聞こえてきたのです。うさぎは、恐ろしくてもう座りそうになりました。そのとき、花の一つがだめと言いました。何故かその花は恐ろしくなくやさしい感じでした。そして、うさぎを立たせてそっとささやきました。いい？こんな怖いの大丈夫だぞ！こんなのなんて大丈夫だぞ！こんなの怖くないぞ！って何回か言うのよ。そして、怖い話が聞こえなくなったらすばやくうえにかけるのよ。と。うさぎが、あなたはおばけじゃないの！ときくと、私はもとあなたと同じうさぎでした。でも、ここのは十個に行ってしまったのです。そしたら、私はいつの間にかこんな姿になっていました。でも、誰かが言っていました。誰かが私を愛してくれたら元に戻るんだと。でも、私を愛してくれる人なんていない。だからここに入ってきてしまう方を助けることにしたのです。さあ、おい来なさい。と言いました。うさぎは、いつの間にかその花をあいしてあげていることに気づき花さん。一緒に来て！とさけびこういいました。こんな怖いの大丈夫だぞ！こんなのなんて大丈夫だぞ！こんなの怖くないぞ！そして、花と手をつなぎ上に向かってかけていきました。すると、自分の村に戻ってこられました。うさぎは花の方を見るとその子はもう花ではなくうさぎでした。そして、村長が来ておまえだいじょうぶだったか？おめえはお化けの階段の中に入っただよ。それにしても、ルナ！おめはお化けになってしもたか！まあそれはいいべ。よかったな、二人ともお休みと言いました。そして、そのあと二人は結婚して幸せに暮らしました。」「うわあ、以外と怖かったぜ！」「そう？僕、のどがかれちゃったよ。ちょっと水を飲みに行ってくる。」「ああ、行ってきな。」「みなさん、闇の魔法生物はみんな捕まえました。外にでもどこにでも行って良いですよ。しかし、五分間だけです。じゅぎょうもありますからね。」マダム・ペンスコットが言いました。マダム・ペンスコットが言った後クレアは、三人に震えた声で言いました。「もどりましょう、早く。」「良いけど、怖かったのかい？」「ええ、とっても怖かったわ。私は、恐がりな方だから。「外にでて、休憩しましょうか。」「それがいいね。」「いっとくけど、驚かないでね。たぶん、外にでたらびっくりすると思うわ。」そして、四人は寮をでました。こうていへ行くドアをあけるとクレアとペニーとピョレマーイはみんな目をつぶりました。「ね、だから言ったのよ。びっくりすると思うって、わかった？」「まったく、教えてくれりゃあいいのに。」やっと太陽に目が慣れてきたクレアがいいました。「そうそう、一週間に一回成績簿が配られるって知ってるわよね。」「知ってるよ。」「それで、今日配られるんでしょ。」「そうよ、リリア。次の授業、そう。呪文学の授業で配られることになってるはず。」「そろそろ、四分よ。教室に行きましょう。」

  November 7, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「ペット競争2」 井上ちひろ

  図書室には、マダム・ペンスコットがほんのほこりをはらっていました。「あら、こんなにはやくどうしたの？」マダム・ペンスコットは愛想の良い人で時々お菓子をくれたり勉強で役立つことをいろいろと教えてくれるいい人です。なので、ピョレマーイ達はマダム・ペンスコットが好きでした。「マダム・ペンスコット。ピョレマーイのことが書いてある本、あそこの薄い本以外にないか教えてくれない？」「厚い本が一冊横においてあったでしょう。」「それは、貸し出されてるわ。」「ほかのは全部『覚悟の棚』にあるはずよ。」「ねぜ、覚悟の棚って言うの？」「あそこにある本はね、全部真実が書いてあるから。しかも、恐ろしい真実なのよ。だからその恐ろしい真実を知る覚悟をしなくちゃいけないから『覚悟の棚』というの。ほかにも違う理由、あるけどね。」「見てきてもいいかしら。」「あれは、この紙にあそこに行く理由と名前を書いて先生方にお渡しするのよ。それで、サインと先生の名前を書いてもらったら入っても良いのよ。」「先生は、誰でも良いのね。ところで、マダム・ペンスコットは『覚悟の棚』に入ったことあるの？」「あるわよ、クレア。あそこで、一番軽い真実について書いてあるのを読んでみたのよ。」「覚えてる？」「ええ、覚えてるわよ。リリア。」「聞かせてちょうだい。」リリアとクレアは、同時に言いました。マダム・ペンスコットは、最初の所だけよ、と言って言いました。「プリンスの、ピラン・ピルウハットシャルグには弟がいた。弟は…えーっとここは覚えてないからとばすわね。ある日ピランは自分の城から姿を消して名前を変えて顔も魔法で変えた。この魔法はとくことができるのでピランのような者の見つけたら魔法をといて真の顔をあかすべし。これ以上は覚えてないわ。」リリアとクレアは、同時に叫びました。「ピランはお兄さんかもしれない！」そして、二人とも顔を見合わせて図書室から素早くでました。そして、ピョレマーイがすぐ目の前にいたので言いました。「ピョレマーイ！ピランって誰！？」「うわあ、ピ、ピラン何て知らないよ！」リリアとクレアは、そうなんだ。と言う顔をして腕時計を見ました。すると、いつの間にか後十分で六時です！ピョレマーイとクレアとリリアは飼育小屋に行きました。「ねえ、ピョレマーイ。クレア。ペットをちゃんとつれてきた？」「ええ、ちゃんとショルク君はここにいるわよ。」「ぼくも、ノアンはここにいるよ。」「私だってここにいます。」「エメラもちゃんといるわ。いいこね、エメラ。」「イナズマが走ってきてるよ。」そして、イナズマが言いました。「出場の人はそろそろ競技場に行って準備しなくちゃいけないよ。早く行ったほうがいい。」「ありがとう、ミスター・ブルティスト。」そして、リリアたちはエメラ達に乗って急いで競技場に行きました。すると、マダム・ペンスコットが言いました。「ほら、出場者はみんなこの服に着替えるのよ。」その服は、ブルーで黄色の縞模様でした。リリア達はすぐにその服に着替えてエメラ達をつれて試合を待ちました。いま、カテルが始まりの言葉を言っています。「みなさん、今年で二回目の試合だ、試合だ。最初の試合は、エメショルアンチームとスブシュチーム！エメショルアンチームはみんな一学年のリリアレインボー！スブシュチームは、二学年のベントスラ！では、両チームでてきてください！」そして、リリア達は緊張しながらでていきました。スブシュチームもでてきました。相手がリリアたちにほほえんだのでリリア達もほほえみ返しました。そして、みんな用意しました。ペットに乗り、バランスをとってスタートの準備です、リリアはエメラにゆっくり走ってね、と言いました。そして、カテルが笛を吹きました。「スタート！！！！！」そして、やはり一位はエメラです！風より早く走り、一分で十周してしまいました。「勝者、エメショルアンチーム！」そして、二試合目は観客席で休んでいるとスアリーがやってきて言いました。「あなた達の次の試合での相手はまたベントスラよ。ジェリナ・キンクラーサとサッド・ベリシルとベン・ナーミルという二学年。結構強くて、十三回優勝してるわ。でも、なぜだかあなた達なら勝てるとおもっちゃうの。きれいなリズムで走ってるし、流れもとっても早いものね。特にエメラとリリア。あなた達が早いのよ、あれでゆっくりなんでしょ？」「あれ、聞いてたの？スアリー。」「ええ、聞いちゃったのよ。それで、ゆっくり走るなら勝てるわ！と、思ったんだけど全く予想外のてんかいになっちゃったのよね。」「あっそろそろ、四試合目よ。ピクヨがでてるわ、でもピクヨってチャンピオンステージで待ってなくちゃいけないんでしょ。なのに何故試合にでてるの？」「ピクヨはね、ほかの人たちとやってるのよゆっくりとしてあげてるの。」本当に、ピクヨはゆっくりです。もちろん、勝者はピクヨのチームでしたけど。「ねえ、ピクヨってどの寮？」「ピクヨは、ユマントワークでハーフなの。まあ、ユマントワークはハーフばっかりだからね。ピクヨは良いラービーよ、一度話してみたら？低学年にすごく優しいからあなた達にも優しく接してくれるはずよ。」三人はスアリーにお礼を言ってから、ピクヨに会いに行きました。そして、ピクヨが居る部屋に行きました。そして、ドアをたたいて言いました。「あの、誰か居ますか？僕たち、一学年のピョレマーイ、リリア、クレアと言います。」「もちろんいいとも。お入りよ。」「じゃあ、入らせてもらいます。」そして、入ると…中にはピクヨしか居ませんでした。ピクヨは、群青色の毛のおしゃれなラービーでした。服は、ブラックに青色でライトブルー色でチャンピオンと書いてありました。イヤリングは、星がえがかれており群青色の毛とあわせると夜のようでした。腕輪は、ブルーとライトブルーの縞模様でしたし指輪はブラックとグレーの縞模様でした。帽子は、またもやブラックに青色でライトブルー色でチャンピオンとかかれていました。靴は、みんなと同じブーツでした。そして、ネックレスもしていたのですがこのネックレスはちょっとほかのアクセサリーと違いました。ふつうのひもにビーズを通しただけだったのです。リリア達も、ちょっとおかしいなと思いましたがそのまえに挨拶しました。「こんにちは、先ほども言いましたが一学年のピョレマーイです。」「リリアです。」「クレアです。」リリアとクレアがしゃべったときにピクヨの目がクレアとリリアに釘付けになりました。「ぼ、僕はピクヨ・アジャント。四学年で、負けたことがないんだ。ねえ、あのさあ…」ピクヨがもじもじしている間にカテルが来て「ほら、時間だよ。時間だよ。早く準備、準備。試合、試合。」と言いました。リリア達は、「わかりました、校長先生。では、またあいましょう。ピクヨさん。」と言ってすばやく準備をしに行きました。リリアたちは、次の試合も簡単に通り抜けました。授業始まりのベルが鳴って、生徒達は急いで寮に戻り、教科書をつめたかばんを取りに行きました。リリアたちは、最初から準備をしておいてよかったと思いました。そして、競技場からペットと一緒に素早く最初の授業の魔法史に向かいました。魔法史は初めてだったのでリリア達は緊張しました。しばらくすると、ほかの生徒もやってきました。ピョレマーイがリリアとクレアにささやきました。「まだ少し時間があるから、ペニーに何時頃来るか教えてって手紙に書いてノアンに運んでもらおう。すぐ終わるからさ。」「まあ、いいけど。どうする？リリア。」「ごめんなさい、クレア達に話すの忘れてたわ。あのね、私もうリルコに運んでもらってるのよ。」「そうだったんだ。ていうか話しているうちに先生が来たよ。」そして、先生は周りをぐるーーっと見渡して言いました。「教科書の三ページ目を開きなさい。ちなみに、私の名前はフィクオ・ソンフィウーです。」「はい、フィクオ先生。」「みんな、三ページ目を開きましたね。ならば、１－１番の『千五百年代の殺人鬼』の所を読んでください。」そのとたん、生徒達がいっせいに読み始めました。「千五百年に、一番おそれられていた殺人鬼。アファッド・セフペホォは、十七人ものショクルを殺し十一人の魔法使いを殺した。千五百年九月十日に捕まり、年の終わり頃に死亡した。もう一人の殺人鬼、アザパサ・ツェンセポは、誘拐が得意で一ヶ月に一人誘拐していた。そして、見代金で一億五千八百三十六ハルクと二億六千三百八十七ジルと五億八千九百六十三ユコル集めた。だが、六月二十八日捕まえその金を全部取り返した。そして、千五百三年に死亡した。その手下が居たのを我々魔警は忘れていた。モンロ・ナノゴアンは、アザパサの手下だったがアザパサが死亡した後自分で手下を集め誘拐、強盗、泥棒、殺人。などのことをこなし、魔警を手間取らせた。モンロはロイガ・ベンユジョ、ハガード・マジョブラ。シェイガボ・メンガグーヴァ、ヴァウズド・ジェーガブンアリなど使える者を集めた。だが、千五百六年に手下は全員捕まりモンロは一人で活動することになった。そして、シェーンジャル池で自殺しているのを見つけた。当時七十六歳だった。」「よろしい、１ー５まで殺人鬼について勉強することになる。ちなみに、次の時にテストをするので宿題としてこの１－１を一メートルの羊皮紙にぎりぎりまで書いてくるように。」そして、外にでてクレアがいいました。「ねえ、魔警ってなんなの？」「クレアは、魔警を知らないんだっけ。魔警って言うのは魔法の警察部隊でね、特殊訓練を受けた魔法使いが集まって出来た魔法警察なんだよ。」「そうか、よくわかったわ。それにしても、たったの二回目でテストなんて考えもしなかったわ。それに、一メートルなんて。」クレアが、リリア達に言いました。そして、次の授業の闇の魔法からの防衛に向かいました。「さあて、ここが教室か。」そして、入ろうとすると、マダム・ペンスコットが走ってきて「だめ、だめ！その部屋は今入っちゃいけないのよ。五学年の時に闇の魔法動物の授業をしてたらしいんだけど誰かが悪戯してしまってカギを開けちゃったのよ。そして、ドアが開いてたから三十匹ほど違うところをうろついてるわ。だから、全部見つかるまで授業はなしになっちゃったのよ。このドアを開けたら最後、みんな学校に飛び出して行くわ。だから、早く寮の方に行きなさい。」リリア達は、どんな生物か質問しかかりましたがやめました。そして、三人ともすぐに寮に向かいました。マダム・ペンスコットは『レマ』の呪文で図書室に帰っていきました。寮に行くときに学校の門を通るのですがちょうど通ったときにトントンという音がしていました。「何だろう？」「見てみる？」「そうねえ、リリア。見通心ですかしてみてちょうだい。」「わかったわ。見通心。」そして、リリアはあっと声を出しました。そして、「ペニーだわ！」「えっ、本当？明日にないと来ないんじゃ…」「とにかくあけてみようよ。」「待って、何か後ろから音がするわ。あっ、マダム・ペンスコットが言ってた闇の魔法生物よ！あれって！」*****ブログランキングに参加しています♪お帰りの際に下記のバナーをクリックしていただけると励みになります。いつも応援ありがとうございます。ブログに来てくださる皆さまに感謝です。

  October 20, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「ペット競争１」 井上ちひろ

  イラストはあなた（私は編集者らしい！！）に場面を決めてもらうことにしておりますのでちゃんと直接どの場面か私に言ってくださいよ。じゃないとイラストは出来ませんから。そういうことで『ペット競争』をお送りいたします。　　千尋 ～太陽の国から戻ってきたところです～『ペット競争』*ピクヨの挿絵*　そして、ヘウクスにつきました。アルカル達が帰っていくと、ピョレマーイが言いました。「僕、なんだか疲れたよ。」「あら、そんなに疲れることじゃなかったじゃない。ね、そうでしょリリア？」「そうね、カテルの所に行くんだけど一緒に行く？」「ええ、行くわ。」そして、寮からでるとカテルがいました。「リリア、クレア。話があると言っていたね。」「ちょうど、そのことを話に行こうと思っていたところです。校長室で話しませんか？」「いいとも、校長室で話をしようじゃないか。来たまえ。」「はい、先生。」そして、リリアとクレアとカテルは校長室に行きました。校長室は、模様がわりしていました。花がいけてあり、魔法生物のカップがいて小さなスカイドックスが何匹も転がっていて、しょうぞうかが何枚も飾ってありました。いろいろと、同じ所はありましたが違うところもたくさんありました。「良いかな？私の話から聞いてくれ、あさってリリアとクレアとピョレマーイは太陽の宮殿にもう一度行かなくてはならない。アルカルが迎えに来てくれるはずだ。」「では、私たちの話をします。あさって、また転校してくるラービーがいます。ペニールック・ウィージェル　男　一学年　カットルートからやってくることになっています。そのとき、迎えにでても良いでしょうか？」「別にかまわんが、何時頃くるんだね？」「それは、お知らせされておりませんので、知りませんが後で連絡をしておきます。」そして、いろいろと話をしている間に時間が過ぎ去っていきました。「もう七時ですので夕食に行かなければ。では、おいとまいたします。」リリア達は夕食のため大広間に向かう途中話しました。。「ねえ、リリア。ピョレマーイに、お兄さんがいたって知ってる？」「いいえ、なぜ知ってるの？」「カテルの足を見つけたときに言っていたのよ。兄さん？っていってたのよ。私が見たのを見つけたらやめたわ。サンルさんは全然気がつかなかったようだけど。」「ちょっと気になるわね、調べてみましょうか。」「どうやってしらべるのよ。」「ピョレマーイは、王子だから図書室の本にのってるはずよ。それに、ピョレマーイが王子ならその兄ものってるはず。」「そうか、じゃあ夕食が終わったら図書室に行ってみましょう。」「わかったわ。じゃあ、広間に行って食事を先に終わらせましょう。」広間に入っていくと、生徒は一人もいませんでした。リリアとクレアは誰かが来る前に夕食を食べ終わり図書室に行きました。「図書室に来たは来たけどピョレマーイの本はどこにあるのかしら。」「あそこよ、ピョレマーイってかいてあるわ。でも、変ね。」「何が変なの？リリア。」「ピョレマーイ以外のピルウハットシャルグ家のラービーはみんなうすい本と分厚い本と二つあるのにピョレマーイだけはうすいのしかないわ。こんな、本を借りる人はヘウクスでは一人もいないから変ねっていったのよ。」「うすい本だけでも見てみましょう。リリア。」「そうね、クレア。読んでみて。」「ピョレマーイ・ピルウハットシャルグはピルウハットシャルグ家１９９９代目だ。兄弟は、兄がおり、兄の名前は……そこのところが消されてるわ。消したのは、そんなに後じゃなさそうよ。」「そのとおりね、クレア。誰が消したのかしら、ここの図書室受け持ちのマダム・ペンスコットはどんな理由があろうとこの本にいけないことはしないはずだし……」「ねえ、このほんの一番最後のページの所にメモがはさんであるわ。このほんの妙なところは気にしないでくれたまえって書いてある。」「裏に、プリンスピアンって書いてあるわ。プリンスって王子って意味だから王子ピアンってことね。」「王子ピアンって誰なのかしら。ピョレマーイに聞いてみましょう。」「いいわよ。でも、探られないように慎重に聞かなきゃならないわ。」「わかったわ。リリア、寮の方に行きましょう。」寮の方に行くとピョレマーイに途中で会いました。ピョレマーイが言いました。「どこに行ってたんだい？一緒に夕食に行こうと思ってたのに。」「まあまあ、ところでプリンスピアンって知ってる？本の中に書いてあったんだけど。ねえ、クレア。」「ええ、そうなの。図書室の所にある本に書いてあったのよ。教えてくれる？」「そのことは、言いたくないんだけどリリアとクレアには教えるよ。でも、教えた後誰にもばらさないでくれるかい？ペニーにもね。」「もちろんよ。」「じゃあ、言うけどそれは僕のことさ。今も昔もぼくをいじめまくってたやつが僕のことをちっちゃいころそうよんでたんだ。」「その人は…？」クレアが言い終わらないうちにリリアがいいました。「ありがとう、じゃあ私達疲れたから寝るわ。ピョレマーイも一緒に行きましょ。」「あ、うん。」そして、クレアがひそひそ声でリリアに言いました。「何故止めたの？」「今それまで聞いたら絶対おかしいとおもわれるわ。だから言わない方が良いと思ったの。」「リリアとクレア。何を話してるんだい？」「ううん。何にも。」そして、ひそひそ話をやめるとピョレマーイは思いました。「兄には、いじめられまくった。何にもしないのに勝手になんかしてくる。自分が悪いのに僕のことを蹴ってくる。毎日いじめばかり。僕は泣くばかりだったな。」「おーーーーい。リリアちゃんとクレアちゃんとピョレマーイ。」後ろから声が聞こえました。それは、イナズマでした。ピョレマーイが言いました。「何の用だい？僕たち、これから寝るところなんだけど。」「夕食で見つけようと思ったんだけど居なかったから。きみたち、何時頃に夕食に行ったんだい？」「私とクレアは七時頃よ。」「ぼくは、七時十五分頃。」「早いなあ、僕は八時頃だよ。校長が話し始めようとしてたところで来たんだ。」「何て話してたんだい？」「まず、まず、リリアレインボーに五十点。わかったかね、わかったかね？ならば、次に移るぞ。移るぞ。明日、ペット競争があるので出場者は出場用チケットを買いたまえ。買いたまえ。見たい人は見学用チケットを買いたまえ、買いたまえ。わかったかな、わかったかな？では話を終わる、明日を楽しみにしておくよ、しておくよ。」「よくそんなにおぼえてるなあ。」「メモしといたからね。」そして、黄色いメモ用紙を見せました。「ちゃんと、四人分買っておいたんだ。見学者用チケット。みんなで行こう、明日七時から開始だから六時には起きてね。待ち合わせは、飼育小屋だよ。」「僕出場したいな。」「私出場するわ。」「私も。」「みんな出場するの？」「そうよ。出場用チケットはいくらなの？」「一ハルク。」「わかったわ、ピョレマーイ。リリア。買いに行きましょう。」「そのまえに、クレアは何を出すのか教えて。」「わたしは、ショルク君よ。ピョレマーイは？」「じゃあ、ショルクもノアンもでっかくなれるのか。」「知ってるの？」「こっちに来てから大きくなれるようになったんだろ、ショルクも。」「そうよ。じゃあ、買いに行きましょうよ。二人とも。」「ええ、そうね。」そして、出場用チケットを三人分かいました。売っていた人にパンフレットをもらいました。そのなかには、出場するラービーの名簿もありました。「やっぱり、チャンピオンステージがあるわ。これは、ちょうど三人一組でよかった。でも、チームがいるなんてねえ。」「そうだね、僕たちは一回目の試合だよ。初心者だからかな。明日が楽しみだよ。」「特にピクヨ・アジャントが優勝してるんでしょ。ほかの仲間はペルホ・メザージョとジュジョ・ゴマオガですって。ピクヨがスカイドックスでペルホ…っていうかこのピペジュチームはみんなスカイドックスよ！」「ピペジュチームか、僕たちはエメショルアンチームにしたけど。」「ねえ、そろそろ寝ましょう。明日早いんだし。」「今早くなることになったんだけどね。」「さあ、ピョレマーイ。寝るわよ、早くしましょう。」そして、ピョレマーイは男子の寝る場所に、リリアとクレアは女子の寝る場所にそれぞれ自分の寝場所に行きました。リリアは、布団に入りながら言いました。「クレア、明日は三時に起きるわよ。」「わかってるわ。」二人とも眠たそうな声で言いました。次の日には、リリアとクレアは三時に起きました。そして、リリアはエメラをクレアはショルクを持って出場チケットを持ち相手が誰か確かめました。「相手は、スアリー・チャンプとブブベ・リジットとシュンゴ・サジナハですって。スブシュチームだそうよ。」そして、朝ご飯を食べに大広間に行くとピョレマーイがやってきました。「さあ、一緒に食べようよ。」ショルクもノアンもエメラも今日はたくさん食べて飲みました。全部四時に終わってしまったので、競技場に行ってみました。そこを、一番早く十週した人が次のステージに進めるのでした。「一週、ざっと三百メートルね。」「それを十周したら…三千メートルか…ってすごい長いじゃないか！キロに直すと三キロだよ！三キロ！」「別に良いわよ。ところで、私とクレアはミスター・ブルティストと約束の時間まで後一時間三十五分あるからちょっと図書館の方に行ってくるわ。」「僕は、イナズマを見てくるよ。その後図書室に行くね。じゃあ、まってろよ。」「ええ。」そして、ピョレマーイはノアンを肩にのせてふくろうマフィン、略してふくマフィンをあげながら階段を上っていきました。それを見ながらクレアが言いました。「ねえ、後で来るって言ってたけど私たちが調べてるってわかられたらどうする？まあ、大丈夫だとは思うけど。」「まあ、とにかくはやくいきましょう。」「うん。」

  October 20, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～「太陽の宮殿」 井上ちひろ

  ちひろから小説が配信。「太陽の国」のつづきです。ちひろのコメント。「小説会社と言っても私一人というのは寂しいですね。まあ、どうせ書くのも私、送る人だってすぐそば。送る人のパソコンも同じ。まあ、そういうのは後にして。小説の続きをお送りいたします。イラストはちょっと待ってください。良いですね？少し時間があればすぐできあがるんですから、それとイラストの場面は決めてもらうことにしました。次の『ペット競争』の所の場面じゃないとだめですよ。イラストの場面は小説をじっくり読んで考えてください。イラストの場面については直接お教えください。メールだとわからないと思うので。返事もよろしくお願いします。」三年生らしからぬちょっとビジネスっぽく淡々とした文章で毎回のコメントもおもしろい♪ 『太陽の宮殿』 そこは、本当の太陽のようにまぶしく、光り輝いていて、美しい宮殿でした。そして、てっぺんに神の紋章がありました。そして、まぶしくて（リリアとサンル以外の）みんなが目をつぶりました。 「みんな、これを目につけてちょうだいな。」 そして、（リリアとサンル以外の）みんながそれをつけました。すると、全くまぶしくなくなりました。アルカルの一つ下の弟、アハが言いました。 「リリアサン？ソレトメガミサマハナゼコレヲツケナイノデスカ？」 「私たちは、この宮殿になれているからです。なので、太陽めがねはいりません。」 「ソウデスカ、トコロデモンノマワリニアルブロックハナンデスカ？」 そのとき、門の前に来ました。すると、そのブロックが分かれて目を出しました。 「オカエリナサイマセ、メガミサマ、リリアサマ。コチラハ？」 「ブロー、この方々はお客様です。丁寧になさい。」 「ハイ、ワカリマシタメガミサマ。ドウゾオハイリクダサイ。」 ブロー達は、言いました。そのとき、声がしました。 「みんな～待たせたなあ～。」 そして、カテルが降りてきました。カテルにも、ちゃんとした翼がありました。 「アラマア、カテルサン。イラッシャッテタンデスカ、シリマセンデシタワ。」 「あの、アルカルさん達知り合いなんですか？」 「モチロン、ソウデスヨ。ダカラ、マイカイウタノヒニテガミヲトドケルノハワタシタチノイッカガヤッテイルンデス。」 ピョレマーイが言うとちゃんとアルカルの母が答えました。 「さあ、みなさん。宮殿に入りましょう。あら、あのふくろうは？」 「あっ、ノアンだわ。」 そして、ノアンが口にくわえていた手紙をはずして中身を見るとペニーが送ってきた手紙でした。ピョレマーイが読み始めました。 そっちの校長は良い人かい？こちらの校長は、とてもやさしいよ。昨日、メッハっていう友達が出来たよ。メッハ・ベーアル、男の子だよ。メッハと一緒にこの手紙の内容を考えたんだ。今、どこにいるんだい？やっぱり、校内かなあ。それとも、どこかに行ってるのかい？カットルートの一学年は先生の付き添いでしかいけないところの町に行って来た。ベアニーって言う所なんだけどね、すごいたくさんの物が売っているんだ。悪戯グッズのベルタス店には、変な物がいっぱいあったな。甘～い香りのスイーツいっぱいの、ラブ・スイーツ・ハニーにも行って来たしなあ。そこのお菓子ったらすごいんだ。今おすすめなのは、中身は、ストロベリー。外がわはピーチ。まさに恋の味のチョコレート。二人でデートの初恋カップルに大人気！二人で一緒に半分個して食べよう！っていう看板が出してあったやつなんだけど、名前はハートラブだってさ。それは、５ユコルもしてさ。ちょっと食べたんだけどね。ほかに、新しい羽ペンも買ったんだけど。それは、６ハルクもしてさ。ほかにもいろいろ買ってお小遣いを送ってくれるもの。六ハルクと五ジルと五ユコル送ってくれるんだ。それと、うれしいお知らせがあるよ！僕、そっちに転校して良いことになったんだ！あさってそっちに行く予定だ。あさってを楽しみにな！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ペニーより　　リリア、クレア、ピョレマーイへ 「ペニーが来てくれるなんて、とってもうれしいよ。」 「私も、とってもうれしいわ。手紙の返事でも書きましょうか。」 そして、三人は手紙の裏に返事を書き始めました。ピョレマーイとクレアが読み直しました。 喜んで待ってるよ。とってもたのしみだ。用意して待っておくわね。またあえること自体がうれしいわ。こちらの校長先生にお伝えしておくわね。　ピョレマーイ　クレア　リリアより　ペニーへ 「これで良いよな。」 「いいわよ。」 「さあ！みなさん、宮殿に入りましょう。」 そこで、みんな宮殿に入りました。そして、リリアとクレアとピョレマーイはサンルに呼ばれました。 「あなた達に話があります。ついてきてくださいな。」 そして、そこから右に曲がってしゃがみました。 「ここにみなさんの杖をおいてください。」 三人が言われたとうりにすると、大きな音がいっしゅん聞こえた。そして、杖をおいたところに穴があった。そう、隠し部屋だったのです！ 「さあ、おりてください。この中にはいるのです。」 「うわあ、こんな所に隠し部屋があるなんて知らなかったなあ。」 四人が入ると、中には先客がいました。それは、カテルでした。 「なぜ、あなたがここに？」 「久しぶりだからここに来てみたくなったんだよ。」 「違うでしょう、先生。」 リリアが言いました。みんなリリアの方を向きました。 「あなたが、ここに来たのはここにいる本物のカテルをつれだすためでしょう。テンテルさん。」 カテルは、驚いた顔をして 「何を言っているんだい？リリアよ。私は、テンテルじゃないぞ。」 と言いました。 「私は、生まれつきいろいろな力を持っているの。いろいろなことを、見分けることも簡単なことよ。見通心と言うの。」「なんだ？そりゃ。け…んつ‥う…しんっていったか？」 「カテルは、そんな言い方はしないわ。」 「いや、学校では違う言い方をしているだけだ。」 「見通心って言うのは、その名の通り見通す心って言うことよ。それ以上話すつもりはないわ。さっき、見通心って言ったとき、すでにあなたのことをみんな見通しておいたの。それで、カテルどこにいるかわかったわ。」 「ここにいるだろ。」 「カテルは、この隠れ部屋にいるはずよ。」 そして、まっすぐに樽倉庫に向かおうとしました。だけど、途中でカテルが道をふさぎました。 「なぜふさぐの？」 「こっちには誰もいねえ！」 「んーーーんんんーーーー」 声がして、足が樽のところからみえました。そして、ピョレマーイとサンルが足を引っ張るとほんとうのカテルがでてきました。と、思ったらそれは木になりました。偽物の方は、言いました。 「木？ならばカテルはどこに行ったんだ！」「ここにちゃんと居るとも。居るとも。」カテルが言いました。「やべえな、あばよ。『レマ！移動せよ！』」そして、テンテルはいなくなりました。カテルは、出来事を話し始めました。「私は、みんなの注意を引きつけ終わったときに移動呪文をやろうと思ったんだがね誰かが後ろにいるのに気づいてすぐに身代わりの呪文をしたんだ。わかるかね、わかるかね。」「ねえ、カテル。」「なんだい？ピョレマーイ。」「僕たちもう帰る時間なんだけど。」「何だって？本当だ！早く帰らなければ。」そして、もう一度赤の馬車に乗って帰りました。アルカルが言いました。「イロイロトタイヘンデシタカ？メガミサマカラキキマシタ。トコロデ、リリアサンノコトガスキダッテオトウトガイッテマシタヨ。」「そう、いつものことだから気にしないでね。」「ハア。」

  October 8, 2009

• レインボーマジカルイースター　「太陽の国」　つづき２

  そして、リリア達は転校生なので一時間でいいと言われたので寮に帰りました。ほかの生徒達は今日は歌の日なので二時間なんだそうです。そして、中休みになりました。生徒達はみんな授業終わりです。リリア達が、話しているとイナズマがやってきて言いました。 「あの、こん、こん……」 「え？」 「こ、こんにちは。」 クレアが答えました。 「こんにちは。」 イナズマの、最初から赤かった顔がもっと赤くなりました。 「ひまなら、校庭にでたらどうかって言いに来たんだけど…」 「うん、いくよぼくたち。君たちも行くかい？リリアとクレア。」 「ええ、そうね。いくわ。」 二人とも同時に言いました。そして、校庭にでていきました。広々としたきれいに校庭にでるとイナズマが言いました。 「あの飼育小屋の檻のほうには行かない方が良いよ。キングアニマルがいるからね。」 「キングアニマルってなんだい？」 「名前の通り王動物だよ。らいおんよりもでかい。そう、ふつうの二階建ての家ぐらいかな。すごく人間になつかないんだ。えさをおりのなかに入れるのがやっとなんだ。しかもすごくきょうぼう。」 「私、飼育部屋に行っても良いかしら。なんだか読んでいるような感じが心に伝わるの。」 「べつにいいけど、きをつけてね。」 そして、飼育小屋にリリアは走ってゆきました。飼育小屋の奥は暗いところで檻がありました。そこにかけよると、赤ん坊のキングアニマルキングアニマルがいました。さみしそうな顔で、足と手を大怪我しています。羽は金色で日に当たるとキラキラ光りました。リリアを見るとクウーンと犬のような鳴き声で鳴きました。でも、いぬとはちがうさみしいかなしい響きです。リリアがふれることの出来るぐらい近寄るとガウウルルルゥと怒りのような声で言いました。飼育係のラービーがやってきました。そして、檻の横にあるハープをひきました。すると、キングアニマルはとろんとして眠ってしまいました。 「大丈夫かい？こいつは、シャリンって言うんだ、ほかのキングアニマルよりずっとなつかないんだ。シャリンは小さいときからすぐにお母さんから引き離された。俺が飼育係になる前の飼育係がとってきたんだ。学校の奴らがキングアニマルが見たいという理由だけでさ。つれてこられたときも悲しそうなさみしそうなかおだった。キングアニマルは、眠りのハープがをひかないとさわることさえ出来ない。俺、シャリンをシャリンのお母さんに返してやりたい。だが、母親はどこにいるのかまったくわからないんだ。野生のキングアニマルなんだ、こいつは。野生じゃないキングアニマルはただの白色なんだ。野生のキングアニマルを見つけるのはすごい難しい。白色のキングアニマルはなつくんだがやせいはまったくなつかない。俺の名前を言ってなかったな。俺の名前はシルク・ノショトオイン。五年生だ。君たちは…………一学年だな。名前は何だい？」 「僕は、イナズマ・ブルティスト。」 「僕は、ピョレマーイ・ピルウハットシャルグ、こちらのこがクレア・レインでこっちがリリア・マジカルレインボー。」 そして、みんな声を合わせて言いました。 「よろしく。」 「ああ。すまないが、ちょっとここの掃除をしておいてくれないか？図書室に行かなければならないものだから。」 「ええ、いいわよ。」 リリアは、あっさり答えました。シルクは、助かったような顔つきで 「ありがとう。じゃあ」 と言いました。イナズマが 「どうして引き受けるの？大変だよ。こんなに広々とした飼育小屋をそうじするなんて。」 「ミスター・ブルティスト、魔法を使うの忘れてやしない？」 「あっそうか…って、掃除をする呪文なんて習ってないよ！きみ、頭大丈夫？」 「あら、ミスター・ブルティスト。私がカットルートで一学年トップだったの知らないの？ヘウクスでもトップだけど。自慢じゃないのよ。」 「あ、そうだったね。ごめんごめん。」 「私、起こると怖いから肝にめいじておきなさい。『清潔！セルト！』」 あっというまに飼育小屋じゅうのゴミはきえ飼育している動物の糞は消えました。そして、とてもきれいになりました。 「ねっ、簡単にきれいになるでしょ。ミスター・ブルティスト。」 「は、はあ。」 そして、校庭で遊んでいるとシルクが来て 「そうじは、もう終わったのか？早いなあ…ところで後十分で歌の宴会があるぞ。早く行かなきゃならん、早く来いよ。ペットを忘れないようにな、じゃあ。」 「あら、忘れていたわ。早く行かなくちゃ、クレア、ピョレマーイ！行くわよ、ミスター・ブルティストも。」 そして、リリアはみんなをエメラに乗せました。エメラの早いこと早いこと。わずか五十秒ぐらいで広間についてしまいました。入っていき、席に着くととなりにシルクがいました。みんなが席に着くと、校長が言いました。 「最初に歌を歌う。せーの、スタート！」 　今日は楽しい歌の日だ～楽しい楽しい歌の日だ～健康保ちつ～づ～けて～ずうっとずうっとヘウクスに～感謝の祈りをささげます～僕らの良心消えぬ～よ～うに～消えぬ～よ～うに～祈りを毎日捧げます～ 　ぼーくらのいのちは空の上～い～つか絶対空の上～でもでもみんなを見守るよ～そ～らの上から見守るよ～ヘウクス学校見捨てない～と～おくはなれてもみすてない～見捨てるこ～とはできないよ～悪でも善でも命があ～る～よ～ 　感謝の祈りは前の校長～た～ちに必ず届くでしょう～みんなで歌えば聞こえるよ～怒鳴らずすごやかに歌いましょう～前の～校長聞いてるよ～みんなのう～たとお声をね～きれいじゃなーいとき～こ～え～な～い～～ 最後の祈りのう～た～をて～んにむけて歌いましょう～い～ち～ば～ん大きい声で歌います～きれいな大きな最高の～う～たを聞かせてあげましょう～ヘ～ウ～ク～ス～最高のう～たがお～わ～り～ま～す～～～～ 「ふーむ。よろしい、すばらしい。きれいな歌声、私の耳にちゃんと届いた。みなに、褒美をやろう！列に並べい。」 そのときです。トントンと、窓の音が聞こえてきました。 「だれかな？いま、カーテンを開けよう。」 カーテンを開けると、窓をたたいていたのは羽の生えた赤い目の赤い毛のあかいローブをきて赤い杖を持って赤いブーツをはいて赤い封筒の手紙を持ったラービーでした。そのラービーが窓から入ってきて校長に言いました。 「タイヨウヨウセイノコ、アルカルトイイマス。タイヨウノメガミサマカラノテガミヲモッテキマシタ、ヨンデクダサイ。ヨムノヲミナイトカエレマセンノデ。」 「ふむ、どれどれ。」　ヘウクス魔法魔術学校校長　　カテル・ベラトルクス様へ　　 一学年の方をこちらにつれてきてもらえませんか？妖精達がたまにはおもてなしをしたいと言ってらっしゃいます。私も日頃そう思っていたのでよいと思います。　 そちらに手紙を届けてもらったアルカルは一番来てほしいと願っています。来てくださるのなら、赤の手紙の裏に良いとかいてください。来なくてもよいので 　来てくださらないのならば、遠慮とかいてください。ちなみに、赤の馬車をそちらに送りします。来てくださるとうれしいです。　　　　　　太陽の女神　　サンル・アピトルより　 「と書いてある。」 「キテクダサリマスカ？」 アルカルは、どきどきした顔で聞きました。 「もちろん行くともアルカル。」 「ヤッターヤッタヤッタヤッターーーー」 とアルカルは突然はしゃぎました。そして、すぐにやめて言いました。 「スミマセンデシタ、オハズカシイトコロヲオミセシテシマッテ。トコロデ、イイトオカキニナッテクダサイマシタカ？」 「おっと、あいにく忘れるところだった。ちょっとまってくれ…いいです、かならずいきます…っと。これでいいよ、はいアルカル。」 「デハ、サヨウナラ。タイヨウノクニデマッテイマス。マタアイマショウ、タノシミニシテイマス。」 そして、でていきました。 「じゃあ、歌の宴会を続けるとするか。じゃあ、食事にしよう！」 そして、メニューがでてきました。宴会のメニューはすごいやつばかりです。鳥の丸焼きにドラゴンの肝と野菜のサラダ。ストロベリープディングまで、いろいろと食べたことのないものがそろっています。転校してきたので宴会などをしていない三人はすごいな、と思いました。リリアが、 「鳥の丸焼きを三人で食べない？ジュースは…そうね、魔女ジュースとかどうかしら。味はストロベリーにするわ。」 「いいね、みんなで食べよう！いいよね、クレア。」 「ええ、私も食べてみたいわ。ジュースはみんな一緒ね。」 「そうしよう。」

  September 16, 2009

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  レインボーマジカルイースター　「太陽の国」 １ 　井上ちひろ

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「太陽の国」校長室から豊かな声が答えました。 「良いとも良いともお入りお入り早くお入り。今日は楽しいぞ。すんごい楽しい日だ。今日はなあ、六月二十八日だ。ヘウクスでは、六月二十八日は歌の日だ！」 「あの…」 「歌の日って言うのはな、命の大切さを知ることのできる歌を歌うんだ。だがな、心込めて歌わないといけないぞ。込めないで単純に歌った人には罰下りしものとなる。そんなにそういう生徒はいないがな、みんなわかったかなわかったかな？」 「はい……」 「みんな、ついておいで。この粉をお飲み。」 「はい。」 その粉は、ブルー色でした。その粉をピョレマーイは一気に飲み干してしまい、のどを詰まらせてしまいました。リリアが取り除いたので大丈夫だったのですが…。飲み終わると、でっかいテーブルが何個も並んだ広間についていました。 「ここ、どこなのかしら。ピョレマーイ。リリア。」 「大広間よ。たぶんね。カテル先生、そうでしょう？」 「ふむ、そのとおりだ。そこのテーブルで食事をとっておいで。」 三人は指さしたとこのテーブルにつきましたが食事はどうすればいいのかわかりません。こまっていると、メニューが現れてきました。そして、クレアが 「わたし、食パンが一切れほしくなってきたわ。あと、レモンジャムもよ。このメニューがあっても食事がなきゃいみないのにね。なんにもないわ。」 すると、クレアのまえに食パン一切れが乗っている皿とレモンジャムがびんに入ってでてきました。クレアは、びっくりしてしまいました。ピョレマーイも、まねをして 「ケチャップとホットドック。」 と言いました。また、食べ物がでてきました。リリアは、先にサンドイッチを注文して食べていました。三人とも食べ終わると。カテルが来てくれと言いました。 「なんですか？」 「そろそろみんなが来るから、そこの台の中にいてくれたまえ。」 「はい。」 そして、ブルー色の台に近寄ってみるとドアがありました。そこから入ると部屋がありました。カテルがはいってきてここで待っていてくれ。と言いました。そして、十分ほど待つとカテルが合図してきたので外にでるとカテルが紹介し始めました。 「この深緑色の毛のラービーがピョレマーイさんです。こちらの人間の女の子がクレアさんです。そして、ピンク色の毛をした方がリリア・マジカルレインボーさんです。紹介終わり。ミスター・コルベット、なんか質問ですか？」 「どこの寮なんですか？」 「リリアレインボーです。」 リリアレインボーからうれしそうなかんせいがきこえてきました。そして、三人ともリリアレインボーの机につきました。隣のこが話しかけてきました。 「君たち、どこから転校してきたんだい？」 「カットルートからよ。」 リリアが、落ち着いている、誰でもとりこになってしまうようなきれいな声で言いました。その声と姿を見たとたんに隣の子が顔を少し赤くしました。 「ぼ、ぼくイナズマ・ブルティスト。」 「よろしく、じゃあね。行きましょ、ピョレマーイ、クレア。じゃあね。」 そして、イナズマは口をきいてもらっただけでうれしそうににこにこしました。そして、トランクから時間割を出して一時間目を見て言いました。 「一時間目は、魔法生物よ。魔法界の動物とその生息地が必要ね。でも、全部暗記してあるのよね。まあ、いいわ。さ、行きましょ。」 「リリア、私の羽ペン知らない？」 「ここだよ、クレア。」 「ありがとう。ピョレマーイ。」 「ペット、ちゃんとつれてきた？」 「ええ。」 そして、クレアはショクル君をかたに乗せ、ピョレマーイはノアンをかたにのせ、リリアはエメラに乗って魔法生物の授業に向かいました。授業は、校庭でやるので校庭に向かいました。 「みんな、こっちにあつまりな！転校はこっちにこい！こいつらをよく見せてやるからな。」 それで、リリアたちは前に行きました。レィハルは、ヘウクスの森の番人でもあるし魔法生物についてとても詳しいので先生でもありました。リリア達とはすぐに仲良くなりました。 「今日はちとむずかしいぞ、カップをやる！」 布をとると本当にカップしかないとみんな思いました。 「本当のカップじゃないですか。アッハッハッハッハ。」 イナズマが笑いながら言いました。すると、カップが動き、目がでて足が出て手がでてイナズマに飛びかかりました。 「だめだぞ、カップ。まったく………カップがなぜイナズマに飛びかかったのかわかるか？」 「はい。生きているのに生きていないと侮辱されたと思ったからです。」 「そのとおりだ。リリアレインボーに十点やろう。カップは、めすとおすと見分ける特徴がある。ひとつめに、色でわかる。めすはクリーム色だがおすは真っ白だ。ふたつめにもようだ。めすはたてじまだがおすはよこじまだ。みっつめににおいだ。めすはラベンダーのにおいでおすはライラックのにおいだ。ここまでで質問はあるか？」 ないようなのでレィハルは話を続けました。 「いいか、宿題を出す。カップをなつかす方法をかいてこい。羊皮紙一巻き分だ。そして、次の授業でカップをなつかせて見せることにする。ほうびありだ。じゃ、授業終わりだ。」

  September 16, 2009

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  マジカルレインボーイースター～チッカストーン～　井上ちひろ

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9月になってばたばたしている間に　　　　　　　　　　　　　　　ちひろが配信してくれた小説がたまってきたので　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そろそろご紹介します♪　　　　　　　　　　　　　　　小説会社メロディ・ちひろ　　オーナーより　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だそう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『転校』クレアが、リリアのそばにやってきて言いました。「ねえ、リリア。宿題出来た？」「ええ、もちろん出来てるけどそれがどうかしたの？クレア。」「あのね、終わってたら一緒に話そうと思ったのよ。こっちに来てちょうだい。誰にも聞かれたくないのよ。」「何の話？」クレアは、ちょっといやな感じの顔をしてすみっこのほうにリリアをつれていきました。「あのね、リリア。私がピョレマーイのお父さんのところでお世話になってるの知ってるわよね。」「知ってるわ。」「私とピョレマーイね、カットルートじゃない所に転校する事になってしまったの。」クレアが沈んだ声で言いました。「ピョレマーイは、リリアとペニーには言わない方がいいって言ったんだけど私は言った方が良いかなって思ってリリアにうち明けてるんだけど、私どこの魔法魔術学校に行くのかわからないのよ。」「私はどこにでも行けるけど、ペニーが…。」「ねえ、リリア。ピョレマーイがきたから話は後。」そしてピョレマーイが二人のとなりに腰掛けました。「クレア。僕たちへウクス魔法魔術学校に行くことになったよ。さっき僕のふくろうのノアンが父さんからの手紙を運んできた。リリア。僕たち出来ることならこの学校にいたいんだよ。でも、父さんの用事で仕方ないんだ。ペニーにも話してきたよ。」「私は、いけるのよどこにでも。だから大丈夫なの！」「なぜだい？」「私は、お母さんがいないから断る人もいないわ。でも、自分勝手は嫌いなのよ。私、友達が出来やすい方だけどたいてい受け付けないのよ。それに、私は生まれた時から魔法が使えていたしね。」　「それはわかったけど、ペニーに気の毒だなあ。どうせなら僕たちのロボ・カーに乗って一緒に行かないかい？きょうの夜出発なんだ。荷物は準備しなくていいよ。そのまま教科書も全部持ち物は同じだよ。ローブだけは黒じゃなくてブルーなんだ。行くときに違うストリートで買うから大丈夫。僕、ペニーも一緒だといいなあと思ったけどペニーはお母さんに許してもらえないし…」「ねえ、ショルクくんだわ。手紙をくわえてる。今から出発する事になったって。七時までに、城にくることってかいてあるわ。」「今六時三十分だ。大丈夫かなあ。」「エメラ・ライト・ブルーに乗ればいいわ。」「なんだい？それ。」「私のうまよ。エメラルド色とライトブルー色の毛なの。ほら！来たわよ。」ほんとうに馬が空を飛んでやってきました。みんなが乗ってもびくともしません。荷物はみんなで持ちました。そして、上空していくとみんなで話し始めました。「リリアって、何匹ペットを持ってるのよ。」「チッカのクルクとふくろうのリルコ。トランスペアラントユニコーンのミラクル。トランプのトルコに猫のアスク。空飛ぶ羽馬エメラ・ライト・ブルー。これが私の学校に持っていてるペット。まだまだ本当はいるのよ。」リリアは、にっこりしながら言いました。そして、城についたときにはまだ六時三十五分でした。城で、ピーカイスがロボ・カーで待っていました。降りてくるとピーカイスがすぐに荷物を中に入れてローブを三人分わたしました。リリアだけはエメラにのって行ってしまいました（エメラはロボ・カーより早いのです）。そして、ロボ・カーがショクルのバック店の前で止まりました。エメラは、すでについていました。ピーカイスが、リリアとピョレマーイとクレアをつれてバック店のなかに入りました。中には、すごいバックがならんでいてそのうちのすごい古いこげちゃのバックのそばによってみんなもこっちに来いと合図しました。リリアたちがピーカイスのほうによるとピーカイスがリリア達に言いました。「いいか、お前達だけで来たときのために教えておくがこの古い感じのバックの中を見ろ。」そして、みんな中を見ると「何にもないよ。父さん。」「それがあるんだ。ここの所に一つだけキラキラしたビーズがはまっているだろう。ここのところを杖で三回たたくんだ。」そして、ピーカイスが三回たたくとバック店が消えていつの間にかストリートが現れていました。「驚いたか？セトイヌストリートだ！」「セトイヌストリート？」「そうだ。」「ピーカイスさん。私たち、どうやってヘウクスに行くんですか？カットルートと同じで汽車で行くんですか？」「いいや、スカイドックスで行くんだ。」「なんですか？それ？」「その名の通り空犬だ。耳が大きくなっていて耳で空を飛ぶ。すごいでっかくて、熊ぐらいだ。だけど、違う空飛ぶペットで来ても良いらしいがだれもペットじゃ来たことがないらしい。」「私、エメラで行くわ。ね、エメラ。」エメラが気持ちのいい声で「ええ。」とラービーの言葉でしゃべったのでみんな（リリア以外の人が）びっくりしました。「そ、その馬しゃべるの？リリア。」「もちろん。」「そんな、そりゃそうでしょみたいに言われても…」「いいじゃない。それより、明日行くんですか？それとも今日行くんですか？どっちですか？ピーカイスさん。」「ヘウクスの人たちが寝ている間にいくんだ。そして、朝になったら紹介してもらう。そうだ、今から行くんだ。早くのれ！早く来い！ロボ・カーに乗るんだ！」そして、リリア以外全員ロボ・カーに乗りヘウクスに行くための場所に行きました。そして、ピーカイスが「さあ、早くローブに着替えるんだ！」そして、みんな着替えるとすぐにスカイドックスに乗せ「いけ！スカイドックス！超特急でヘウクスに迎え！」そして、クレアは栗色のスカイドックスにピョレマーイはブルーと緑のスカイドックスにリリアはエメラに乗りながら話しました。「風がすごいよ！そう思わないかい！リリアとクレア！」大声で言わないとみんな聞こえないぐらいすごい風でした。「そうね！本当にすごい風よ！ピョレマーイ、リリア！」クレアが答えました。そして、リリアが言いました。「見えてきたわ！あそこがヘウクスよ！」そして、ブルー色のヘウクス魔法魔術学校が見えてきました。まわりは、きれいな湖で囲まれています。そして、地上に降りてスカイドックスが止まりました。エメラが言いました。「これからどうすればいいのでしょうか？」すると、スカイドックスの黒色のほうがわんわん鳴きました。「スカイドックスが校長室まであんないしてくれるそうです。」エメラが言いました。スカイドックスは湖のほうに歩いていきました。みんなでついていくとはしがありはしをわたっていくとすぐ目の前にヘウクスが見えました。そして、門をあけて階段を一番上まで上っていくと金色の門がありました。そこをあけてみると帽子がいっぱい並んでいてその帽子をかぶると校長室に着きました。校長は、白い毛をしていてめは赤色です。「君たちがリリア、クレア、ピョレマーイという転校生達だね。そうだね、そうだね。」「あの…」「みんなを紹介するのが楽しみだねえ本当に。みんなリリアレインボーだね。カットルートと寮は同じだからね。うんうん。」「あの…」「言葉はいらんともいらんとも。一学年だね。そうだね。なら、スカイドックスに案内させようね。そこにいる馬は誰のかな。」「私です。」「リリアさんのだね。そうだね。ペットは、授業でもいつでも行動を共にするんだよ。この学校ではペットと行動ともにするんだね。そうなんだね、わかるかね。」「あの…」「言葉はいらんともいらんとも。それに、朝すぐに私の部屋に来るんだよ。さあ、スカイドックスが案内するよ案内するよ。ついて行くんだよわかったね。」「…………」「さあ行きたまえ。」そして、またスカイドックス先頭に階段を下りていきました。ここでも合い言葉がいります、『くるくる』です。そしてみんな（一緒の部屋で）しゃべりもしないで眠りにつきました。「クレア！早く起きて！ピョレマーイも！」「ん、もう朝か。って、まだ五時だよ！起こさなくても良いじかんなのになぜ起こしたんだい！」「すぐ来てってカテル・ベラトルクス校長が言ってたのを忘れたの？これでもわからないなら私、一人で行くわ。じゃあね。」「待ってよ！思い出した！思い出したから。」そして、リリア達は校長室に行きました。「あの、入ってよろしいですか？」ピョレマーイが静かな声で言いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～つづく～

  September 5, 2009

• レインボーマジカルイースター～チッカストーン 　井上ちひろ

  『魔法魔術学校』３ 「もう暗くなったから、説明だけで終わりだ。あした、みんなとの練習をするから授業が全部終わったらすぐ来てくれ。」「じゃあ、またあしたね。」そして、リリアは談話室に帰りました。すると、ペニーとピョレマーイとクレアが待ってくれていました。ペニーが「初めての練習はどうだった？」「説明だけよ。あと、箒はコルクス２０００っていうんだって。」「えっーー。コルクス２０００？ぼくさわったことさえないよ。」「あなたち宿題おわった？」「わすれてた！やらなくちゃ！」「ペニーわすれてたのかい。僕とクレアはもう済ませちゃったよ。」「私も、済ませてあるのよ。羊皮紙三巻分。」「ねえ、ピョレマーイとクレアの見せてくれよ。僕、ここがわからないや。」「私先に寝るわ。ちょっと疲れちゃった。」そのとき、ボトムが来ました。「ねえ、もう十時すぎだよ。」「ほんとだわ！もう寝ましょう。」そして、みんな眠りにつきました。次の日になって、リリアは三時に起きました。そして、サベルの所に言って置き手紙を起きました。リリアは、予言が出来るのです。そして、大広間に行って昼食を取りました。ピョレマーイが、リリアにいいました。「おはようリリア。きのう、きみがいないときにきみがうつくしいとか言ってたやつが大勢いた。人気者だってさ。僕は女の子にサインを申し込まれた。僕は、そういうのが嫌いさ。リリアは？」「さわがれるのは嫌いよ。今話しかけないで。」「なぜだい？」「教科書は全部読んじゃたから、魔法史二学年をペニーのお兄さん四学年の双子のジョットとドルトに貸してもらったの。二人も選手よ。ションクルなの。」「わかったよ、君には話しかけない。」そして、十五分ぐらいするとみんなが来ました。女子も男子も二人のほうに集まってサインを申したり遊びの約束などをもうしたりしています。そしてリリアが本を読み終わってから十分後ペニーが来ました。「ハロー。リリア。ピョレマーイ。」「ピョレマーイ。ペニー。私、ジョッドとドルトにこの本返してくるわ。」「なにをかりたんだ？あいつたちに。」そして、リリアはジョッドたちのほうへいきました。「ジョッド、ドルト。この本。ありがとう。」ジョッドとドルトのほうに声をかけると、周りからいいなあ、と声が聞こえてきました。「どうも、リリア。これは、俺たちぜんっぜん読まなかったんだぜ。なあ、ドルト。」「そうだな、ジョッド。」「じゃ、今日の練習でな。あと、いいことおしえてやるぜ。おれたちの兄、パルは監督生。ガり勉君だ。クスクス。」「ウフッ。おかしいわ、あっそうだまた貸してくれるかしら？次は、魔法薬の本を貸してくれる？」「いいとも、じゃあな、リリア。」そして、リリアは魔法薬の授業にむかいました。「み、みなさん。こ、こんにちは。そ、それから、は、初めまして。」リリアが、「先生は何て言う名なんですか？」「ジョム・ヘログムスイーンで、です。きょ、今日は簡単な夢薬を作りましょう。や、薬草ときのこ一学年を開いて作ってください。」そして、みんな作り始めました。リリアとピョレマーイは十分ほどで出来てしまいました。そして、ジョムに提出しようとしたときに、「バン！」という音がしました。ボトムの鍋が爆発したのです、薬がたっぷりかかったボトムはばったりとたおれて眠ってしまいました。リリアはいけないとおもって眠りをさます呪文をかけました『さませ！ノウインカムゲル！』すると、ボトムがゆっくりと起きました。ジョムが、来て「か、かえるのめ、目玉を忘れたよ、ようだね。き、きをつけてく、くれたまえ。」「すみませんでした。」ボトムはしゅんとしていいました。そして、ジョムがサコロルキノコ一時間目終了のベルがなったのでみんな二時間目の闇の魔術の防衛術に行きました。すると担任のマリトン・ネネルクが言いました。「みなさん、闇の魔術の種類とその防衛術一学年は持っていますか？」「持っています。」みんなが答えました。「よろしいですわ、ならばまず一ページを開いてそこの所を全部読んでください。」ピョレマーイよリリアが同時に言いました。「そこはもう読んでしまいました。」「あら、そうですか。では、そこにのっていた防衛術を言ってくださいな。」「盾の呪文です。浮き呪いなどのずっと浮くという感じの簡単なのろいなどから身を守ってくれます。」「よろしい、リリアレインボーに十点差し上げましょう。さらに、もう一つ質問いたします。二ページにかいてある呪いは何でしょうか？答えられる方。」リリアが手を挙げて言いました。「クラゲ足呪いです。その呪いをかけられたひとは三十分ぐらいグニャグニャなあしになります。」「もう十点リリアレインボーにあげましょう。ガギグ！のぞき見してはいけません。グルゲラボルズドは十点減点です。」ピョレマーイとリリアがドアのほうを見るとガギグが走り去って行くところでした。クレアが、ピョレマーイとペニーとリリアに言いました。「朝、私あいつに本を取られちゃったの。そして、返してもらった時にはインクまみれになっていたわ。私の好きな本だったのに。ひどいわ、もうインクまみれからなおらないのかしら。」「あとで私が清潔呪文をかければ大丈夫よ。今は教科書を読まなくちゃいけないわ。」「うんわかった。」ちょうどそのときマリトンが二ページ目と三ページ目を読んできてくださいと言っているところでした。そして、つぎの薬草学にみんな出発しました。行きながらクレアが言いました。「ねえリリアとピョレマーイとペニー。昨日、リリアが杖を使わないで魔法をしてたのを見たんだけど気のせいなのかしら。」「私は、確かに杖を使わないでも魔法が出来るわ。呪文を唱えなくても大丈夫なの。」「ねえ、リリア。君のリリアっていう名前、伝説のリリア・レマイの話のやつと同じ名前なんだけど。」そして、ピーカイスが言っていた話を全部はなしました。「だから、私を捜さなくちゃならなかったのね？」クレアが言いました。ピョレマーイが答えました。「そうだけど、リリアとクレアは学校にペット、何つれてきたんだい？」「わたしは、ショルク君よ。」「私は、トランスペアラントユニコーンとふくろうとチッカとトランプと猫よ。」「リリアは、ユニコーンをつれてきたのか！トランスペアラントユニコーンってなんだ？」「透明ユニコーンよ。呼ぶ？」「うん！」「おいで、来ていいわよ。ミラクル。」すると、パッとユニコーンがすがたを現しました。真っ白で、キラキラした角をもっています。まだ赤ちゃんです。「いけない！おしゃべりにむちゅうで授業をすっかり忘れてたぜ。早くいかねえと。」そして、急いでいくとぎりぎり間に合いました。そして、薬草学の担任のポロクス・ボックスが言いました。「みなさん、植木鉢を出してください。」みんな、じぶんの植木鉢を出しました。「今からデルニジウムの種を植えます。デルニジウムのこうかを知っている方は？」「デルニジウムには、強いねむりの呪文にかかったものをさますこうかがあります。デルニジウムは、リンゴの汁とバラのトゲを溶かしたものをまいにちかければ一週間で育ちます。」「リリアレインボーに二十点。きょうから、みなさんはこのデルニジウムを育てます。ミス・マジカルレインボーがいったようにリンゴの汁とばらのトゲを溶かしたものを毎日あげてください。」「はい！」みんな言いました。そして、二時間薬草学をやって終わりました。みんな、バラのトゲを溶かすのがむずかしかったのでくたくたでした。そしてリリアはピョレマーイとペニーとクレアに「わたし、今日クディッチの選手みんなと練習するから見に来てね。」そして、コルクスをとりにいってクディッチの練習場に行きました。もうみんな来ていました。女子が三人いました。後の三人は男子でした。そして、練習が始まりました。ほんの十分ぐらいでリリアは透明クリスタルとトランスクリスタルを見つけてしまいました。チームは全員驚きました。リリアは、箒であがって観客席のほうに行ってピョレマーイたちのほうにおりました。ペニーが、「ふつうは、クリスタルをとるのはすごいむずかしいんだぜ。」「あら、以外と簡単なのよ。透明クリスタルとかすごいかんたんなの。トランスクリスタルは魔法を使わないと絶対無理ね。ペニーやってみる？」「あ、いやいいよ。」「あら、せっかくかんたんだと証明するチャンスだと思ったのに。」「だから簡単じゃないんだってば。」そして、みんな寮に帰りました。リリアは、寝る前にクレアの本に清潔呪文をかけました。そして、朝起きたらまたすばらしい一日が待っているのだろうかとわくわくしました。そのとき、クレアがリリアのベットのそばにやってきて言いました。「リリア。あなた、昨日まったく身動きしないで寝てたからびっくりしちゃったわ。今日は少しだけでも身動きしてね。またびっくりするから。じゃあ、おやすみ。」「おやすみ、クレア。」そして、リリアは浅い眠りに落ちました。リリアは、また朝四時に起きてバックに今日の教科書を全部つめて大広間に行こうとしました。すると、ピョレマーイが走ってきて言いました。「ウッデが、今日は土曜で授業がないから三時から練習だって言ってたよ。」「わかったわ、あとペニーとクレアに宿題を忘れないでっていっといてちょうだい。ねえ、このポテトおいしそうだわ。」「僕、ケチャップがないと食べれないんだ。あるかな？」そのとき、リリアのふくろうのリルコとトランスペアラントのミラクルとトランプのトルコが手紙を持ってきました。「うわっ。なんで三つも手紙があるんだ？」「まず開いてみないと。」リルコが持ってきた手紙はサベルからでトルコが持ってきたのはペニーのお母さんからそしてミラクルが持ってきたのはなんと校長のユメンストルからでした。「ねえ、ユメンストルからのやつを最初にあけてみて。」「ええ。」中身はこうかいてありました。リリア、誰かちがうラービーにわたるかもしれないから透明になるミラクルに持たせたのじゃが無事についておるかな。いいじゃろうか、君がしたサベルの予言は君の真実の友達とサベルと君だけの秘密にしてくれるかのう。では。「君って、なにを、なにを予言したんだ？」「私は、こう予言したのよ。これから一年間、ユラトワークにいってはならない。あなたは、ユラトワークで棺にはいることになるだろうから。とね。」「し、死ぬってこと？」ピョレマーイは、少し震えた声で言いました。「そうよ。私たちだけの秘密よ。さ、午前中に宿題やっちゃいましょう。」「うん。わかった。あっクレアとペニーが来たよ。」そして、ペニーとクレアが食べ終わるまで少し待ってそしてみんなで寮にむかいました。行く間話をして行きました。「ねえ、リリア。あなた本当に予言出来るの？」「そうよ。ところで、ピョレマーイ。」「なんだい？」「あのね、私たち三年からはいる新しい科目がはいるのよ。月曜からよ。サレードルコから聞いたわ。だから、教科書を日曜のうちに買っておかないと。」「うん。わかったよ。僕、たぶん教科書は買わないと思うけどまあいっかじゃあね今日は眠りが浅いからもう一回寝たいんだ。」そして、寮の談話室にいってピョレマーイは寝に行ってしまいました。

  August 23, 2009

• レインボーマジカルイースター　チッカストーン 　井上ちひろ

  『魔法魔術学校』2中にはいると大きな拍手が聞こえてきた。そして、一学年はみんな前に並びました。ユマセル・サレードルコが、「みなさん。これからアイウエオじゅんで名を呼びます。呼ばれた方は、この帽子をかぶってください。組は、ベントスラ、ユマントワーク、リリアレインボー、グルゲラボルズドです。、ちなみに、あそこに宝石がありますね。あの宝石のしたに寮の名前が書いてあります。みなさんがよいことをすれば寮の得点となりますしみなさんが悪い行いをすれば寮の減点となります。悪いことをすれば、宝石が少しなくなりますし得点をもらえれば宝石が増えます。では、組分けを始めます。」そこで、ペニーがピョレマーイにささやきました。「悪の道に走っているラービーはみんなグルゲラボルズドなんだよ。一番いいところはリリアレインボーなんだ。ベントスラはショクルの子供が多い。ユマントワークは、ハーフが多い。」「アインッシュ・ペラレット！」「ベントスラ！」帽子のまんなかからベントスラと聞こえたのでピョレマーイはびっくりしてしまいました。「アグルス・スレイン！」「グルゲラボルズド！」すこしして、「クレア・レイン！」「リリアレインボー」そして、ピョレマーイとペニーはリリアレインボーに決まりました。「リリア・マジカルレインボー」「ふむ、これはむずかしい。勇気に満ちている。おお、心もすばらしい。リリアレインボーしかあるまい。」そして三十分で組分けは終わりました。そして、校長のユメンストル・ハルストル・ベンリッシュが立って、「みな、さあ、夜食じゃ。大いに食べるがよい！」すると、目の前のテーブルがごちそうでいっぱいになりました。そして、一時間でたつと「みな、寝る時間じゃ。監督生よ、組の寝るところまで案内せよ。」そして、監督生のナルクが「さあ、みんなついてきなさい。わたしたちの寝るところ談話室は四階よ。」そして、四回階段を上ると大きなしょうぞうかがありました。「これは、太った主婦のしょうぞうか。ここで、合い言葉を言えばリリアレインボーの談話室と寝るところにつくわ。」そういいおえると、主婦が「合い言葉は？」「合い言葉は、エントルメン、マジック！わかった？」合い言葉をいうとしょうぞうかがドアのように開き穴がでてきました。そこをくぐると談話室につきました。「左の階段からいくと女子の寝る場所右の階段からいくと男子の寝る場所よ。」そういって、みんな階段から自分の寝る場所へ行きました。ぺニーが、「こりゃすごい快適だな。なっピョレマーイ。」「あっリリアがきたよ。」「おやすみ、ふたりとも。私、クレアと寝るのよ。じゃあねまた明日。」そして、リリアがねる場所に帰るとクレアはもう寝ていました。リリアは、寝床に言ったものの眠れませんでした。私が、リリア・ロインだってことわかられたらどうしようと思いました。でも、いつの間にか眠りにつきました。リリアは、四時に起きてローブに着替えて時間割を見ました。「最初のじぎょうは薬草学ね。魔法薬、変身術、闇の魔術の防衛、呪文学、魔法生物、魔法史、三学年になってからは、占い学、危険な呪文、自由呪文、数占いがはいるのね。早くやりたいわ。ちょっと簡単な呪文を試してみたいわ。いいのかしら。おとがでなくなる呪文をやってみようかしら。」『音よなくなれ！オルクス！』「早く反対呪文をやらなくちゃ。」「効果よなくなれ！ショレハ　ガーレ「ふう。結構簡単なのね。あれ、一時間目、飛行練習だったみたいね。もう、六時。そろそろ朝食が始まる頃だわ。教科書とかぜんぶトランクにつめて、これでいいわ。行こうっと。」そして、大広間に行くと誰もいないので変だなと思いました。それで、一人で朝食を食べているとピョレマーイが入ってきて言いました。「ほかのみんなはいないんだね。きみって、勉強は好きかい？」「好きよ。ピョレマーイは、飛行うまい？」「やったことないからわからないな。」「そうなんだ。私もう食べ終わったから、森の番人に会ってくるわ。」「まってよ！僕も行きたいよ！」そして、緑のさかを下ると小さな小屋が見えてきました。トントン「だれかね、どうぞ入っていいがね。」「こんにちは。」「こんちは、おれはサベルっていうんだ。あんたがたは？」「わたしはリリア・マジカルレインボー。こっちは親友のピョレマーイ・ソクルトユムよ。」ピョレマーイは、このサベルという男がでっかいのでびっくりしました。せいぜいさんメートルはあります。「おい、ピョレマーイ。お前さんのお父さんは、よくしっちょるぞ。そんで、ペニーのお父さんもなペニーは末っ子だうえに七人も兄がいるからな。リリアは、両親はおらなんだ。おれといっしょだな。」「ねえ、サベル。ペニーはね、末っ子じゃないのよ。妹が一人だけいるのよ。たしか、ハニーって言うんだって言ってたわ。」「俺は、俺は、ちょいと忘れてただけだ。そろそろ、一時間目の授業だぞ。行って来な。」「ええ。」そして、二人はすぐに校庭にかけていってマダム・ユネッサを待ちました。しばらくすると、マダム・ユネッサがきて「みなさん、箒がよこにあるでしょう。箒よ上がれと言ってください。」といいました。みんないっせいに「箒よ上がれ！」と言いました。「そして、座ってください。」すわると、少しだけ空中に上がりました。「私が、五秒数えたら一メートルだけあがってください。５…４…３…２…」２の所でおっちょこちょいのボトム・カブレットがすごい上に飛んでしまいました。ボトムは、箒が怖かったのですごい高さにまいあがって、そこからまっさかさまにおちてしまいました。そして、マダム・ユネッサが「みなさん。この子を、医務室につれてゆきます。それまでに、箒に乗った人はすぐに退学処分としますよ。」そして、いってしまいました。そのとき、グルゲラボルズドの一学年ガギグ・フオルトがやってきました。きょうはグルゲラボルズドと一緒にやる授業だったのです。「へっ、見ろよ。ボトムのもっていた大事な写真だとよ。」そこで、リリアが「貸しなさい。ガギグ。それは、ボトムのものよ。」「とれるものならとって見ろ。」そして、ガギグは箒に乗りました。「仕方がないわね。」「やめろよ、リリア。退学処分になるぞ。」リリアは、ピョレマーイのいうことも聞かずに箒に乗りました。初めて乗ったのにきれいに乗れます。リリアは、すごいきもちいいと思いました。「ほうら。」ガギグが、写真を落としました。そこで、リリアは急降下してそれをダイビングして捕まえました。それを、みていたユマセルがやってきて、「きなさい。リリア。」そして、魔法薬の授業の所に言って「マルネスせんせい。ウッデをお貸しいただけませんか？」といいました。「い、いいですとも。ど、どうぞ。」ウッデがでてきました。「なんかごようですか。」「ウッデ。新しいシーカーを見つけましたよ。この子は、写真を二十メートル以上もダイビングして捕まえました。」「えっ、本当ですか！体格もシーカーにちょうどいい。いい箒を持たせなくてはいけませんよ。」「ええ、それはあしたおくります。クディッチの一学年についての規則をまげることができるかどうか校長にお願いしておきます。」そして、十分休憩のときペニーとピョレマーイにそのことを話すと。「うっそ。それだったら、君は最年少の選手だ。試合は、十日後だぜ。」そして、次の日。朝食の時にトランスペアラントが細長いつつみを運んできました。ペニーが「おい！あけて見ろよ。たぶん箒だ。」「ここではあけない方がいいわ。みんなに怪しまれるもの。それに、きょうの昼練習だもの。さらに、私勉強するつもりだから。」「えっ、まだ宿題は一つも出されてないぜ。」「わたしは、呪文の勉強をするつもりよ。それに、一時間目は魔法史よ。」そして、魔法史でクバル先生が魔法の歴史を読み上げているのを聞いているのはリリアとピョレマーイだけだと言うことにピョレマーイはきずきました。ほかのみんなはトロンとしためで半目です。ピョレマーイは、勉強好きなのです。そして、はじめて宿題がでました。「みなさん。宿題です。１９９９年のことをようひし一巻き分かいてきてください。」そして、昼にリリアは校庭に行きました。まだ、ウッデが来ていないので。また、とんでみました。箒は、コルクス２０００、今の最高級の箒です。すごいはやさでくるくる回ったりしてみました。そして、ウッデが来ました。「おーい。リリア。おりてこいよ。クディッチの説明をするからな。」「ええわかったわ。」「いいかい。クディッチのルールはまあまあ簡単だ。だが、プレイは簡単じゃ全然ないけどな。両チームそれぞれ七人の選手がいる。そのうち三人はチェイサーだ」ウッデは、丸い形の大きいボールを取り出して説明を続けた。「このボールがクアフルだ。チェイサーはこのクアフルを投げ合って相手ゴールの中に入れる、輪に入るたびに得点が十点はいる。ここまで大丈夫だね。」「ええ。七人の選手。チェイサーが三人。赤色の丸いボールがクアフル。チェイサーはクアフルを投げ合い相手ゴールの輪に入れる。得点十点。」「オッケーだ。続いて説明するよ。これは、透明クリスタルだ。君のポジションのナムルはこれを魔法で捕まえなきゃならない。杖ありってことだ。時々透明になるからやりにくいんだ。しかも早い。つかまえれば二百点だ。」「クリスタルを魔法で捕まえる。杖あり。透明になる。早い。得点二百。」「そして、これがハッスル。名前の通りハッスルしたようにとびまわる。そして、選手に体当たりする。結構痛いんだ。あたったら五点減点だ。」「ハッスル。とびまわり、選手に体当たりする。いたい。五点減点。」「そして、これがトランスクリスタル。こっちは、ずっと透明なんだ。これをげっとすれば五百点だ。そして、プレイ終了。おっと、ションクルをわすれてた。ションクルは、このバットでハッスルから見方を守る。そして、相手チームに打ち返すんだ。キーパーが僕のポジション。相手のチェイサーにごーるをいれられないようにまもるんだ。これで説明終わり。」「わかったわ。」

  August 23, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン 　井上ちひろ

  ちひろのペンネーム千尋(ちひろ）に決定したそうです。九州のおばあちゃんちから帰ってきて「ね～ちーちゃん、前回と今回のくだり、どっかの有名な小説に似すぎてはいない！？」と聞いたら「ねえ、ママ、私はまだ子供なんだからしょうがないでしょ。でもわたしなりにいろいろ練ってあるからいいの！」という返事。とはいいつつなにか思うことがあったみたいで次回のタイトルは「転校」です（笑）。お楽しみに♪*楽天のブログ、一回に一万文字しか入らず、今回数回に分かれてしまいました。読みにくいこともあるかと思いますがよろしくお願いします* 『魔法魔術学校』１「どこで買うの？パパ。」「わたしもそれが気になっていたのよ。」「アイユートンストリートだ。ここらへんだ。」「なんにもないよ。パパ。「えーーっと。魚もようの壁紙をさがしてくれ。」「あるよ。パパ。すぐここに。」「ここのキラキラをつえで三回たたく。」杖で三回たたくと、そこの壁紙がなくなってドアがあらわれました。そしてそこのドアからはいっていくと。「うわーーーっ。いろんな知らないお店がたくさんある！」「そうだなあ、ショクルの子もたくさんいそうだ。」「ショクルって何なの？ピーカイス。」「そうか、ピョレマーイとクレアはショクルをしらないのか。ショクルというのは魔法使いじゃないラービーのことさ。」「ねえ、パパ。何から買うの？」「ローブからだよ。あそこの、マダム・チェックのローブ店。」そしてピーカイスたちはマダム・チェックのローブ店にはいっていきました。そして、ローブを買い終わると杖を買いそして一時間ほどすると全部買い終わりました。そして、ヨークル・ガクルのアイスクリームを食べている間に、すごいかわいいラービーを見つけました。でも、ピーカイスがそろそろ帰ろうといったのでもうみれなくなりました。そして、六月一日。新しく買ったばかりのふくろうをクレアはやっとカートに積めてピーカイスたちといっしょにいきました。「ねえ、パパ。トランプって何？」「トランプっていうのはな白色と赤色の縞模様で頭にスペースのもようが黒でついてるんだ。」「ふーん。」そして、汽車にのりました。クレアは、違うところに行きピョレマーイは一人になりました。そうしてる間に、「ねえ、ここにすわっていい？ほかはどこも満杯なんだ。」というこえがしたので、ピョレマーイはいいよ、と答えておきました。そのこは、赤色の毛で赤色の目でした。「君ってどのくらいおかねもってる？」「えっとね、四千ハルクと二千ジルと一千ユコル。」「すっげえ！僕なんて、十ハルクと五ジルと六ユコルだ。」「それしか持ってないの？ところできみ、何て名前なの？フルネームで教えてよ。」「ペニールック・ウィージェル」「僕は、ピョレマーイ・ソクルトユム。」そのとき、左のドアがあききれいなラービーが入ってきました。「ここに、すわってもいいかしら？」そのラービーはきれいなピンク色でめは黒と水色でした。ペニーは、どっきりした様子で、「うん。いいよ。君の名前は？」「私の名前はリリア・マジカルレインボーよ。」そして、汽車が止まりました。そして、みんな降りると「一学年は、こ、こちらのぼ、ぼーとに、のっ、乗ってください。」と言う声がしてきました。そして、ボートにのってみるとかってにボートが動くのでみんなガヤガヤ言っていました。そして、先生に連れられて門の方へ行きました。

  August 23, 2009

• レインボーマジカルイースター～チッカストーン～　井上ちひろ

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『イースター』 そして、次の日。 「あっ、もうすぐ七時だ。朝ごはんがはじまる。早く行かなくちゃ。」 ピョレマーイは、ピーカイスの言ったことと卵のもようを考えすぎて食事がすすみませんでした。そこで、ピマルが 「どうしたの？ピョレ。そういえば、さっきピキラートちゃんが来たのよ。なぜなのかって質問するとピーカイスが行けっていったらしいわ。ごちそうさま。」 そして、ピマルはいってしまいました。ピョレマーイはすぐに食べ終わりました。そして、チッカのハムログといっしょに卵さがしに出かけました。はじめに卵の森に行きました。 「あっ、あった。あと五こほどほしいなあ。」 そして、十五分ぐらいで八個も集まりました。そして、自分の部屋に帰ってフルーツで出来ている特別ペンキを探し出しました。 「あれ？変だなあ。ここら辺においといたはずなんだけれど。ママに借りようかな。」そして、ピョレマーイはピマルのところに行きました。「とくべつペンキね、いいわよ。ところで、またお父さんが話があるって言っていたわ。はい。ペンキ。じゃあね私、仕事をしなくちゃいけないから。」そして、ピョレマーイは部屋を出ていきました。「どうしよう。早く、お父さんのへやに行きたいなあ。でも、ペンキをおいてこなくちゃいけないし。」ピョレマーイがこまっていると、「グレヲォレス！」と言う声が聞こえてきました。すると、ペンキが手をはなれてピョレマーイの部屋の方へとんでいきました。ピョレマーイがびっくりして前を見ると、ピーカイスがつえを持っていたので「パパ！パパなの？今、ペンキをぼくの部屋にとばせたのは。」「そうだ。だが、だれにも私が魔法を使ったことを言うんじゃないぞ。」「何で、言わないようにしなくちゃいけないの？」「だれかに、魔法を使ったとわかったらいやだからな。」ピーカイスはドアを開けながら言いました。「話って何なの？」「お前に、この手紙が来た、よんでごらん。」ピーカイスはなんだかうれしそうです。「ピョレマーイ様。カットルート魔法魔術学校へと入学のご許可を得たことに心よりお喜び申し上げます。　新学期は六月一日からです。トランスペアレントユニコーン便でご連絡ください。　　副校長　ユマセル・サレードルコより」「もう一枚の手紙を見てごらん。」「魔法魔術学校一年生は、これらのものを持ってくるものとする。　　　　　　　　　　　　　１、黒とリンドウ色のローブ二着　　　２、杖一つ　　　３、植木三個　　　４、黒色の帽子　二着　　　５、銅の鍋　　一つ　　　　６、はかり　　一つ　　　　７、普段着　　二着　　　８、パジャマ　　二着　　　９、黒のマント　　二着　　　１０、ドラゴン皮のブーツ　　二着　　　１１、羽ペンとインク　　二個ずつ　　　１２、羊皮紙　　何枚も　　　　１３、お金　　いくらでもいい　　　　１４、クリスタルガラスせいの薬瓶　　　１５、望遠鏡　　１６，ドラゴン皮安全手袋　　　　　　　　　　　教科書　　　　　１、基本の呪文一学年　ヨルダット・ジネルブート著　　　　２、魔法史一学年　ベツトラー・ヨルマーク著　　　３、魔法論一学年　　ハリストー・ハットラグル著　　　　　４、変身術一学年　　　　トルネード・ゲッチュル著　　　　　５、薬草ときのこ一学年　　ペラヒョルク・インデーダルス著　　　６、魔法薬調合方法　　　ジョルメクル・ストーンラスク著　　　　　７、魔法界の動物とその生息地　　　ヌルブイスト・メンダーク著　　　　８，闇の魔法の種類とその防衛術一学年　　メングレド・アルグバジ著　　　　　ペットは、ユニコーン、またはふくろう、または猫そしてチッカにトランプをつれてきてもよい。　なお、非行訓練以外は一学年はほうきにのってはいけない。」「こんなにいっぱいどこで買うの？」「ランドコア横丁で、全部買えるんだ。」「どうやっていくの？」「もちろん。汽車で行くのさ。この、ペナーレ切手でな。パクロス・ブロス駅から、十時出発だ。」「えっ。むりだよ、これ切手だもの。ふつう、ボルドル切符でしょう。」「だが、切手でいいんだ。いいか、イースターが終わったらすぐじゅんびをしなくてはならない。じゃあな。」そして、ピョレマーイは自分の部屋に帰って卵に色を塗り始めました。「赤色とピンクと黄色と黒。これでやっと塗れた。」そして、ピョレマーイは寝てしまいました。二時間ほどたつとハムログが「ピョレマーイ！昼ご飯よ。早く来なさい。遅れるわよ。」と言いました。「うん。今起きるよ。深緑いろのマントはどこ？深緑の服は？」「ここよ、早く来なさい。」そして、ピョレマーイは食卓にやっと着いたときにはまだピマル以外のラービーがみんないました。「パパ。今日のおすすめは、何？」「魚の塩焼きとニンジンとタンポポのサラダだ。」「魚の塩焼きは、好きじゃないなあ。僕、ニンジンとレモンのかけ汁サラダにするよ。」「えっ、魚のしょうゆ焼きは好きなのに塩焼きは好きじゃないのか。私は好きだぞ。だが、ニンジンとレモンのかけ汁は嫌いだ。」「おいしいよ、パパ。トマトとゴウヤの絞り汁もあるけど、僕はニンジンとパインの甘かけ汁がいち番好きだな。今日はでてないのかな？」「お前、そんなのが好きなのか。わたしはきらいだぞ。いやなにおいと味がするやつが結構あるからな。トマトとゴウヤの絞り汁が一番そうだ。」「そうかなあ、けっこうおいしいけど。マベットジュースはどうかなあ、シェルハットを飲み終わってからマベットジュースを飲もうっと。」「マベットジュースなら私も好きだぞ。マベットジュースは、ピンク色だからな。」そして、二人は今日はすぐに寝ました。イースターの前日は早く寝るのです。次の日。ピーカイスは、「さあ、起きろ！起きろ！イースターだ！卵を届けに行くぞ！人間の世界では、立つなよ！とっても重要なことも忘れるな！」そして、みんなが起きました。みんな、卵を持って急ぎ足で昔からあるラービーの塔にかけつけました。そして、ピーカイスが隠しもった杖でラービーの塔をつつくと大きな扉が現れました。そこからみんなどんどん人間の世界に行ってしまいました。ピョレマーイは、ピーカイスと扉を抜けました。「ねえ、パパ。卵どうすればいいの？」「卵はな、かくすんだよいろいろなところにな。全部隠し終わったらクレア・レインを探しに行こう。」「うん、わかった。」「じゃあ、隠しておいで。」そして、ピーカイスは隠しに行ってしまい、ピョレマーイは一人になってしまいました。「いやだな、心ぼそいや。あっ、あそこは隠すところにちょうどいいや。」そして、三十分ほどたつと全部隠し終わりました。隠し終わると、いきなりピーカイスが現れました。「さあ、クレアを探すぞ。」そして、ピョレマーイはあっちこっち探し回りました。一時間ほどたつと、ハムログが「あの子じゃないかしら。ふんわりしたドレスを着たこ。その子じゃないわよ！あの、髪が少しカールしてる子。そう、その子よ。」「あっ本当だ。ありがとう、ハムログ。そて、呼ぼうかな。…見つけたよ！見つけたよ！クレア様を見つけたよ。」ピョレマーイが叫ぶといろんなラービーがピーカイスがしたようにいきなり現れました。「ほんとうだ！あの子だ。おおてがらだぞ。王子様。」みんなが大騒ぎしている間にピーカイスが物音一つたてずにやって来ました。すぐに、貴族のひとりユメクが「キング様、プリンス様がクレア様を見つけましたわ。」と言いました。ピーカイスは、ピョレマーイの頭をなで、「すばらしい、クレアに伝えなくては。みんな準備は出来ているか。」「はい！」ピョレマーイは、何の準備が出来たのか全くわかりませんでした。そして、みんなが目をつぶって手を合わせているのを十分ぐらい見ていました。すると、クレアがこっちをむいていったのです。「あなたたち、どこにいるの？ラービー？もっとくわしく教えてちょうだい。」「ねえ、ぼくたちここにいるよ。ねえってば。」そう、ピョレマーイが言ったとたんにみんなが手を離してピョレマーイに問いかけました。「もうすこしで、詳しく説明するとやくそくするところだったのに！プリンス、何てことをしてくれるのよ！」「だって、クレア様がこっちをむいたの、それで…。」ピョレマーイは、そのあとがいえなくなってしまいました。そして、ピーカイスが「みな、冷静に。見なさい、クレアを。」みんながクレアを見るとクレアもこっちを見て笑っていました。「ね、うさぎさん。ラービーって言ったわよね。私イースターラービー国に行きたいわ。でも、ショルク君もつれていっていいかしら。ひよこなんだけど。」「もちろんいいですとも。おいでください。」「うわあ、ありがとう。でも、どうやっていくの？」「ついてきてください。」そして、ラービーとクレアは門のほうにいき、また杖でたたきました。そして、イースターラービー国についたときクレアはすごい感動して、「すごいわ、ほんとうにすごいじゃない。でも、なぜ私だけつれてきたの？ショルクはいるけど。」といいました。「それはですな。ラービーの神が呼んでおるのだ。魔法使いラービーにはわかる。ショルクは、ひよこだからいいんじゃよ。」「そうだったの。でも、私がいなくなってお母さん心配しない？」コルトスがまたこたえました。「心配はせん。私たちが魔法をかけておいたからの。」そして、クレアは自分たちと同じ大きさにもどったラービーたちを見て、「私、どこに行けばいいの？」といいました。ピーカイスが「あなたは、カットルートにいくのだ。あそこでいろいろなら習うのだ。」「でも、道具はなんにも持ってないもの。」「大丈夫。私が、ピーカイスと一緒につれていく。」「今から行くの？」「そうだ。」そして、三人で買いに行きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～つづく～

  August 4, 2009

• レインボーマジカルイースター～チッカストーン～ 井上ちひろ

  そして、ソイフルはわくのところに『ソイフル』とほられた鏡をとり出してこう言った。 「ウドイーラミハレソ、ルエカツガケダービーラツモヲロココイナレギチモテイテレナハニナンドガービーラ、トービーラ」 すると、ソイフルが持っている鏡の中に吸い込まれてしまいました。そして完全に鏡の中に入ったときだけなにもかもが反対に見えすぐに鏡からでたので一瞬しか見えませんでした。 「ピョレマーイ王子様起きてください。」 ソイフルの声がしたのでピョレマーイは起きあがろうとしましたがまだくらくらしていたので数分間起きれませんでした。起きても１０秒はめまいがいてしまいました。めまいがなくなり正常な状態に戻ってやっとピーカイス王の部屋がみれました。とてもひろいへやで、天上には金とダイヤで出来たシャンデリアがあり、一番奥の所に全部最高級の材料で出来たベットがありました。ベットの上にはダイヤとオパールがちりばめられたシーツとエメラルドでかざられたしきぶとんがありました。シーツも、しきぶとんも、どちらもラービーの絵が描いてありました。そういう豪華なものにみとれていると、 「ピーカイス王様。３ユカーフください。」 と、ソイフルが言いました。 「３ユカーフって何だったっけな？」 「日本円では１ユカーフは１円、３ユカーフは３円です。」 ピョレマーイは、五つなのでお金の単位なんてもちろん知りません。さらにききたがりやなので、 「ユカーフいがいにないの？」 「もちろんありますとも。王子様。」 ソイフルが答えました。 「いまわしたちが話をしとるんだ！口を出すのはあとにしろ！」 ピーカイスがどなりました。ピーカイスのどなりようがあまりにこわかったので、ピョレマーイは、泣き出してしまいました。 「ウエーンアーンアーンウアーーーーーん」 泣き声のボリュームがとても大きかったのでピマルが入ってきました。 「ピョレ！？何故ここに？ソイフルさんも！ピーカイス！どうなっているのか教えてちょうだい！」 「いやあ。わしがどなっちまったんだ。そしたら、ピョレマーイが泣きだしちまってなあ。ソイフルがいるのは、ピョレマーイがどうやったらここに無事つくか考えて思いついたのがソイフルにつれてこさせることってわけなんだ。代金は３ユカーフでな。」 ピョレマーイの泣き声で消されないように、声を張り上げてピーカイスが言いました。 「あら、そうなの。でも、やっぱりピョレに怒鳴るなんてかわいそうよ。それに、言ってないぶぶんがあるわ。ピョレが何故ここにいるのかを教えてもらっていません！」 「そうどなるなよ。わしゃピョレマーイにわしのたからを見せようと思っただけなんだ。それでこのへやにつれてきたんだ。わかったか？ピマル。」 「あら、じゃあ何故怒鳴る必要があったのかしらね。わたしにはわからないわ。見せるなら見せてさっさっと済ませちゃえばよかったじゃない。ピョレは五つなんだから優しい声で言わないとかわいそうじゃない！」 「ピョレマーイがわしたちが話をしているときに割り込んでくるのがいかんのだ。五つだからって甘くするわけにもいかん！だいたいよい大人にするには子供の頃からびしびしきたえるほかないんだ。だから子供の頃からびしびしきたえんといかんのだ。」 「だから！怒鳴らなくってもいいって私が言っているのが聞こえないの！それにまだ五つなんだから赤ちゃんみたいなものよ！七歳ぐらいになってから、厳しくしたってかまわないじゃない！」 「五つからじゃなく、三つから、厳しくするべきだったと私はおもっとる！いや！生まれてすぐから厳しくするべきだった！」 「もう！生まれてからすぐに厳しくですって！何て言うことでしょう！そんなことしていたら親のことしか考えない子に育ってしまうわ！」 「それでいいんだ！そのほうがいいわい！」 「いい分けないに決まっているわ！親なことしか考えていなかったら自分のことを考えないわ！一番いいのはやっぱり七歳ぐらいから厳しくすることよ！そしたら親のことと自分のこと半々で、かんがえる子になるもの！それが一番だわ！」 「いや！ちがう！わしだって働きの苦しみを教えられて働かなかったらむちでたたかれたんだ！この子にも働きの苦しみを教えなければならんのだ！」 「あなたって本当に血も涙もないヒトだわ！見損なってしまった。あなたに、あなたなんかになにが、何がわかるのよ！」 ソイフルは、夫婦げんかを止めなければと思い、 「おやめくださいませ。みっともないですよ。王様、女王様。どうぞ落ち着きをとりもどしなさいませ。」 と言いました。 「それもそうだな。ふむ、どうしようか。」 ピーカイスは落ち着きをとりもどしましたがピマルは 「もう、ピョレ！あとで自分のへやに行きなさい！」 「グスッうっうん」 ピョレマーイは泣きながら言いました。ピマルは、ピョレに自分の部屋に行くことを命じた後ドアをばたんと閉めて行ってしまいました。 「ピョレマーイ。ちょっと待っておけ。で、ソイフル。ユカーフは、どの金貨だったか教えてくれ。」 「ユカーフは金貨ではありませんよ、王様。銅貨です。それじゃありません。そのラービーの耳が彫られている銅貨です。それはちがいます。…それです。それを三つくださればいいんです。」 ピーカイスがいろいろ間違えるので、ソイフルはちょっとおかしくなりました。 「これかな。ソイフル。私の目に狂いがなければこれであっとるとおもうんだが…。」 「はい。それであっておりますとも。ありがとうございます。」 「では、帰ってよろしい。」 ピーカイスが許可をくだすと、すぐにソイフルはミラー移動の呪文を唱え行ってしまいました。 「いってしまったな。これから、お前に私の大切なたからものを見せてやろう。おっと忘れるところだったそのまえにこれを読め。」 ピーカイスが、紙切れをさし出しました。 「えーーーっと。お前の後ろにご先祖様のしょうぞうかがあるだろう。このしょうぞうかのラービーの名前を声に出して言うんだ。ピキラートコンデーション・ラトルーバーオールってな（ふつうに言うだけじゃだめだ。）」 「じゃあ、どういえばいいの？」 「会いたいと思えばいいんだ。そして大きな声で言うんだ。」 「うん、わかった。ピキラートコンデーション・ラトルーバーオール！」 すると、しょうぞうかがピカッと光ってそして、しょうぞうかにあった顔のラービーがでてきました（しかも手をふりながら）。このひとは誰なの！とピョレマーイはいいたかったのですがおどろきすぎて声が出ませんでした。 「約束の時間より三十分もおくれたわよひどいじゃない、あなたと違って私、呼び出すまでしょうぞうかの外に行けないんだから、ずっとまたなくちゃいけなかったのよ。」 「ほかのしょうぞうかのところにいけばいいじゃないか。ピネムショット・キョウコラットムーノとかグルブルット・ピョウトレールとか、グルバハットルカ・カールボートメルかさ。あ、ベルションクグ・ナナミルジジョたくさんいるだろ。」 「あなた、みんなのフルネームよく覚えられるわね。…なぜ行かないかって、みんなしょっちゅうよびだされてて。いないんですもの。」 「シュルキモーラノ・クグツハユラもか？バナルニフノート・ギュピーキュズブナノモオも、シェルモールハタ・トンテスクコログも、マルクキャット・キーヌブハトルクミヌサカもセンヌクモル・ストーカルまでも？」「そうよ、シュルもバナルもモールもマルクもトーカルもみんなよ。でも、ショウゾじいさんとゾウカばあさんだけはショウ・ゾ・ウカでノート記録をしていたけれど。」 「ずっと前から聞きたいと思っていたんだが、ショウ・ゾ・ウカってなんだ？」 「ずっと前にしょうぞうか世界を作ったラービー、モルケットとモムケットが自分たちでしょうぞうか世界の中での出来事をちゃんと記録しなくちゃならないと思ったらしくてそれでショウ・ゾ・ウカをつくったらしいの。」 「それって、あのショウゾじいさんとゾウカばあさんのことだろ。モルケットカールケール・シュルムッヒェンウユイオがじいさん。モルケットバーサットガ・シェラムールケユタボーヌメがばあさん。」 「そのとおりよ。ところでムメールをしらない？私、その子に本を返してもらいたかったんだけど。」 「ムメールチュウーテイ・バーサスカルケッドのことはしらないけど。カマールンベチャルド・センヌゴッドベブノザァサールドならどこにいるか知ってるよ。」 「ほんと？カマールンがどこにいるか知ってるの？ホントに知ってるの？それなら教えてよ。」 「いいよ。ただし条件付きだ。ピマルの所に三時間以上行って来い！それから教えてやる。」ピキラートコンデンションは、わかったわといってすぐにしょうぞうかの中に入っていき。ピマルの所に行きました。 「ああ、よび出すやくそくなんてしなければよかった。さあ、やっと私の宝物を見せてやることが出来る。」 「ねえ、パパ。あそこにいる、ラービーだれなの？」 「あれは、…ムメールチュウーテイ・バーサスカルケッドじゃないか！おーい、ムメールチュウーテイ！」 ピーカイスは、おおごえをだしました。するとそのラービーがふりむいて言いました。 「ピーカイス、私のことを双子の妹ムメールチュウーテイといったわね。私は、ムメールチュウーテイではなくメルトンクケーチュウートイ・バーサスカルケッドよ。」 ピーカイスはびっくりしました。 「似てるなあ、おまえたち。ところでムメールチュウーテイをしらないか。ピキラートコレーションがさがしていたんだが…。」 「妹なら、マヌラートちゃんと遊んでいたわよ。」 「マヌラートピョクラ・ショールデントハットと？あの栗色の目で、栗色のけの？」 「ええ。私、そろそろしょうぞうかにもどらなくちゃならないの。じゃあね。」 「じゃあな。」 ピョレマーイは、もう帰ろうかと思ってしまって言いました。 「パパ！」 「すまん。いま、宝物を出す。」 そして、奧のドアに入っていきました。五分ほどたつと、出てきました。そして、かかえていたものは赤ちゃんラービーぐらいの大きさのものでした。ふたがしてあって、かぎがないとあけられないようです。 「パパ。なに？なになの、これ。」 「待っておれ。今、カギで開けてやるから。このカギで開けるんだ。」 そして、カチッと音がして、開きました。ピョレマーイは、いっしゅん鏡だと思いました。だけれど、すぐに違うとわかりました。なかに、この部屋にはいないラービーがうつっていたからです。 「パパ。これ、なんなの？なぜ、濃いピンク色の首輪のさきに黄色いベルがついているの？このパパの宝物の名前はなに？」 「名は、ミラーワールド。ピョレマーイ。この中に入ってみたいか？」 ピョレマーイは、本当に入れるのかちょっと考えましたが、 「うん！いきたい！」 といいました。そして、言った、と思ったらするっと鏡の中に入っていました。 「ピョレマーイ。あそこにある、洞窟が見えるか？あそこの中に入って出口まで行ったら神秘の村がある。そこから北にむかうと神殿がある。そこに、ドラゴンがいる。ドラゴンに、夜の森に行きたいと言うと夜の森にはこんでくれる。そして、そこからまっすぐまっすぐいくと悲しみの土地につく。そこの悲しみにうち勝つと夢の国に悲しみの土地から瞬間移動する。夢の国に、パラシというラービーがいる。パラシに、魔法の粉をもらって、その魔法の粉を食べると望みの国につく。そして、望みの国でリリア・レマイを大事にする力、守る力信じる力思いやりがあるものだけがリリア・レマイにあいたいという望みをもつ。その選ばれしものは、ラービーではない。人間なのだ。クレア・レインという九つの女の子だ。その子をイースターの日に探し出さなければならない。ピョレマーイ。あさっては、イースターだ。クレア・レインを絶対みつけなければならない。」 「うん。わかった。卵も作っておくよ。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

  July 25, 2009

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  レインボーマジカルイースター～チッカストーン～

  我が家の小さな小説家さん、以前にご紹介していた、「まほうの小道のおかし」はお休み中。最近娘は新しい小説を書き始めたようです。今はキーボードで打って書いているので漢字も入ってずいぶん読みやすくなりました。それではお楽しみくださいね♪　　　挿絵　chihiro　　　　　　　　　　　　　レインボーマジカルイースター　　　　　　　　　　　　　　　　～チッカストーン～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３年　井上ちひろイースターラビット国というそれはそれはふしぎな国がありました。この国では、うさぎしかすんでいませんでした。だけどこの国ではうさぎじゃなくラービーと言っていました。なぜラービーというのかは、魔法を使えるすごい美しいウサギが昔いて、そのウサギがこの国を作り、この国ではウサギのことをラービーにするときめたのだそうです。今でもリリアは生きていると言う伝説があるのでみんなそれを信じていました。さらに、イースターに重要なひよこのことはチッカと言っていました。そしてこの国には一匹、王ラビットがおりました。王ラビットは、叔父王の息子でした。叔父は今も、お城に住んでいました。王ラビットの名は、外では偽物の名前、ピントといわせてあり、おしろのなかで、本名のピョレマーイを使っていました。叔父王も、そとでは、ピョプルといわれ、しろでは、ピーカイスと言われておりました。ピョレマーイには、まだ嫁がおりませんでしたが、ピーカイスにはピマルと言う嫁がおりました。では、どうぞごゆっくりお読みください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『鏡の中の世界』ピーカイスには、宝物が何個もありました。そのうち一つが、ピーカイスが、ピマルより愛していた人が、お別れの代わりに使ってくれたものでした。その名前はミラーワールドというものでした。それの外の色は、・薄ピンク・こい、ピンク・黒に水色・黄色でした。これは、この本の主人公の色でもありこの鏡を作った本人の色でもありました。ピョレマーイは宝物の秘密は知りませんでしたがピーカイスに宝物が何個もあって、自分の部屋に閉じこもっているときは、それをみているときだということはわかっていました。朝ご飯を食べた後ピーカイスが手紙をくれました。ピーカイスは、「ラービーのあんまりいないところでよんでくれ。」と言ってから渡したのをピョレマーイはちゃんと覚えていたのでみんなが、朝の食堂からいなくなってから開きました。すると、「今日私の部屋へきなさい。そうすれば、・・・・・・。それはわたしのへやにきてからだ。見たくないのならこなくていい。あと、だれにも見たものを言わないと約束してくれ。あとで。　　ピョレマーイへ　叔父より」と書いてありました。ピョレマーイは、「なにを見せてくれるんだろう？僕なにを見るんだろう。きっといいものだろうなあ。いいものだといいけど。」そして、ピョレマーイはピーカイスのへやへ、行こうとしましたが「あっ！そういえば、撲お父さんの部屋しらないんだ！どうしよう！」ピョレマーイは、どこにあるのかわからなくなったのでこまってしまいました。そのとき、ちっちゃなラービーがやってきました。そして、「こっちにきてくださいな。ピョレマーイ王子。」といいました。「なぜだい。きみの名前は？それにどうしてぼくの本名を知っているの？」ピョレマーイは、誰かわからずいいました。「私の名前は、ソイフルです。」「なぜそんななまえなのかおしえてくれたまえ。それとすんでいるくにもだ。その言葉の意味もだ。」「私のお母さんの名前がソールでしたので、私の名前の頭文字もソにしたのです。住んでいる森はミラーワールドを通して見える森です。このもりは、ミラーワールドを持っている人か、あるいは、その森で生まれた人しか見えません。名前の意味は、そは、そなたはしあわせと言う意味。いは、イースターのいみ。ふは、婦人のようにおしとやかと言う意味。るは、私のかっているルイミーミーファと言うチッカの意味です。」ソイフルは、いいました。ソイフルの言い方がっても上手だったのでピョレマーイはかん心しました。また、ソイフルが口を開きました。「なにかこまっていることがおありでしょう？私にできることなら何でもお手伝いいたしますが。」それを聞いてピョレマーイは、「僕、お父さんの部屋にいきたいんだけど、部屋がどこにあるのかわからなくって、それになにをお父さんの部屋でみるのかもわからないんだわかる？」と言いました。「わかりました。ピーカイス様のところにいきたいのでございますね。こちらでございます。」ソイフルは、そういって、ピョレマーイの手を引っ張って歩き出しました。途中で、ソイフルが止まって、「歩きだと遅いので、ミラー移動でもいいですか？」「ミラー移動ってなんだい？」ピョレマーイはいいました。「ミラー移動というのは、ミラーワールドを通して見える森に住んでいる人しかできないわざです。でも、すんでいなくても、ミラーワールドを持っている人もできますが知らないのです。それに、リリア様もできます。」「わかったよ。つかっていいだろう。」「では、いきますよ。目をつぶってください。」　　　　　　　　　　　　　　　つづく*****ブログランキングに参加しています♪お帰りの際に下記のバナーをクリックしていただけると励みになります。いつも応援ありがとうございます。ブログに来てくださる皆さまに感謝です。***Claire(クレア)へのお問い合わせ***TEL/FAX045-944-3648（井上まで♪）cherry_de_choco@yahoo.co.jpClaire's closet・カルトナージュ＆刺繍の体験レッスンまた過去のレッスンでご紹介しました作品の中で材料が揃うものでしたら作って頂けますので、お気軽にお問い合わせくださいませ♪*

  June 14, 2009

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  まほうの小道のおかし３

  メロディが朝起きたところからです♪挿絵は妖精さん達。そしてあさ。「メロディおきなさい。」「今おきるわ。」「おはようお母さん。」「あさごはんのじかんには五分あるからべんきょうしなさい。」「はい。」「五分たったわよ。」「おわったわお母さん。」「見せてごらん。」「おっけいよ。あさごはんを食べてきなさい。」「はーい。」とことこ「お母さん。このりんごシャーベットおいしいわね。」「そうね。とってもおいしいわ。」「ローズさまおはようございます。」「あっメロナ。おはようメロナ。」「あっ。おはようございます。メロディさま。」「ねえメロナ。早くごはんを食べてあそびにいこう。」「はい。」それから十分「食べましたよ。メロディさま。」「じゃあメーナンやろう。」メーナンとはメロディ国だけのあそびです。ピアノのメロディをひびかせているところでナンといってメロディがぜんぜんひいていないところでメーというのです。おもしろいところはまちがえたらきょくをかんがえるところです。メロディはメーナンでよくわざとまちがえていっぱいきょくをつくっています。メロディはピアノをひくのはとってもじょうずなのでときどきひくときもありました。「メー。」「メー。」「メロディさままちがえましたよ。」「えへ。きょくをつくろうか。」それから５０分たって。「きょくができたよ。メロナ。」「よかったですねでは。」「馬車を出してちょうだい。」「はい。」パカッパカッ「そこでいいわ。」「ちぐちひ森についたわ。」「さあいこう。」スッとことこ「あった。」「えっ。」「おじょうさまー。」「ここよ。」「あっいたわ。」「メロディさん。三日目にはコスモスの花をもってきてください。」「はい。」「この花を。」「あっモナだわ。きれいね。」「そうきれいでしょう。」「ではさようなら。」「さようなら。」「よし。っていうか早く戻らなくちゃ。」「お～～いメロナ～～。」「メロディさま～。早くのってください。あと五分でべんきょうの先生がきますよ。」「ええ。」パカッパカッ「ついた。」「ありがとうメロナ。休んでいいわよ。」「ただいまお母さん。ただいまお父さん。」「ふう。よかったまにあった。」「こんにちは。アランです。」とことこ「メロディさん。べんきょうの時間ですよ。」「はい。アラン先生。」「今日は１５０ページのもんだい。ぶんすうのもんだいその５０をしましょう。」「はい。」「時間は１０分。よーいはじめ。」それから五分「出きました。」「かしてください。」「はい。どうぞ。」それから一分。「オッケイです。まちがい０。今日はおわりです。」「さようならアラン先生。」とことこ「さようならでございます。メナジさま。」「さようなら。」「さて。アランさんがいってしまった。メロディさまにあいにいこう。」「メロディさま。」「なあに？メロナ。」「今日も馬車を出すのですか？」「ええおひるがおわったらね。」「はい。」「ばしょはきのうといっしょよ。」「はい。よく心えておきますメロディさま。」それから３０分「おひるごはんのじかんよメロディ。」「あっ。お母さん。」「さあ。おひるごはんを食べてきましょう。」「うん。」「あむ。」「おいしい。」「このステーキ！」「はい。そうでございますか。メロディさま。」「あたし食べたので。ごちそうさまでした。」「メロナ。馬車たのむわね。」「はい。メロディさま。」「ヒヒーン。」「いたいた。」「はっしゃしますよ。」パカッパカッ「おりるわ。」「さて。ちぐちひ森についたわ。」とことことこ「えい。」「まほうの小道に入ったわ。」「メロディサン。メロディサン。」「なんですか。ようせいさん。」「ワタシハアスージュのようせいです。」「そうなの。アスージュさんね。」「とにかく左へ。」とことこ「あ。おうじょさま。」「メロディさん。このクローバーを。四つばのクローバーです。メロディさん。前にあげたコスモスの花はとってありますか？」「はい。」「つぎは。これもとっておいてください。」「はい。２つともまもります。」「おねがいします。」「では。おうじょさま。」スッ「え～っと、メロナはどこだろう。お～いメロナ。」「ここですよ。」「さあかえりましょ。」「はい。」パカッパカッ「つきました。」「ありがとう。」とことこ「ただいま。」「おかえりメロディ。」「お父さんがびょう気に。」「え～っ！」「えっ王さまメナジさまがびょう気に！。」「お父さま！」「メナジさま！」「だいじょうぶ。」「あたしがなおしてあげるわ。」ピカッピカッしゅう「あれ？いたみがとまった。」「よかった。」「じゃあね。ちょっと出かけてくるからね。お父さん。」チュッとことこ「じゃっ、じゃっあ早くもどってこいよ。」「うん。お父さん。」「さて。メロナ～～。」「ここですよ。メロディさま。」「さあすぐ出ぱつよ。」「はい。」パカッパカッヒヒーンヒヒーンブルブル「ここでとまって。」「はい。」キーッ「まってて。」とことこ「ついたわ。」とことこじゅ～「おうじょさま。」「こんにちは。クローバーは？」「ちゃんとおしろにおいてあります。」「よかった。つぎはこれを。アベラの花です。」「つぎにくるときは三つとももってきてください。」「はい。」「では。」「はい。」しゅっ。「メロナ。早く馬車をはしらせて。」「はい。」パカッパカッ「つきました。」とことこ「ただいま。」「おかえりなさいませ。メロディさま。」「ただいま。メノス。あなた、まだ１０さいでしょ。わたしも１０さいだけどね。メノスも早くねなさい。今６時だから。７時になったらわたしのへやにきて。」「はい。メロディさま。ほん当にぼくですか。」「ええ。」とことこ「ああ～～。やっとゆっくりできるわ。そういえば、あしたはエイプリルフール。うそはしないわ。わたしだけだもん。うそをエイプリルフールでつかないのは。」「あっ７時。」とんとんとん「だれ？」「メノスです。」「入っていいわ。」ギーッ「メロディさま。なにをするんです？」「このはこあげる。あたしがつくったの。」「ありがとうございます。」「では。」とことこ「メロディ。こい。」「なにお父さま。」「わ、わたしのけらいがころされた。」「だれが！」「アジューカスさ。」ピーッ「なんの音だ？」「お父さま。あなたがころしたのね。」「なんでわかる。」「ガウーッガウルルルル。」「ぎゃあ～。」「お前をころす。メナジ！」「シュウウウ。」「あれ？わたしどうしたの？なんでお父さまがいるの？」「ああ。すまん。」「なにが？」「まあいいわ。」「ピーッピチュッ。」「ああ。おいで。ピーライト。ピピ？」ガラッ「ピーッピーッ」「いい子ね。えさをあげる。」ざらざら「はい。」カリカリポリッ「ピチュッ。」「おいしいでしょ。」「ピーッ。」「ミルクをあげる。」ピチャッピチャッピチャッ。「あら。ミルクがついているわよ。」「ピーッ」「きもちいいの？もうねなさい。ふたりとも。」クークー「いい子いい子おねむり。」「もしもし。メロディさま。」「だれ？」「アージェルです。」「しずかに入ってきてね。」「はい。」「あの。アージェル。なにかあったの？」「オリビアと言う女の子をしっているかどうかかみにかいてもってこいという王さまの言ばがあります。」「オリビア。知ってるわ。」「ポルといっしょにすんでいるはずよ。」「だけどおしえられないわ。」「ポーチェに聞いてとおとうさまに言って。」「はい。」とことこ「王さま。メロディさまはポーチェさんに聞いてくださいませというおつげです。」「ポーチェ。」「ポーチェはナナどおりにいるはずだ。」「ポーチェをさがせ！」「はい。」「みんなポーチェをさがせ。」「はい！」ざっざっ「いました。」「なんのようですか？王さま。」「オリビアを知っておるか？」「知ってはいますがおしえられません。」「リアに聞いてください。」「わかった。いくがいい。」「ありがとうございます。」「リアをさがせ。」「はい。」とっとっと「いました。」「わたしがリアです。」「オリビアを知っているか？」「知っているけどおしえられません。ヒントはオリビアは、アイ、ポルン、パーシェを見つけないとわかりません。メロディさましかやりとげられるものはいません。それとアイポルンパーシェ。みんなクローバーの中です。」「そうか。ありがとう。さがれ。」「メロディをよんでこい。アランカル。」「はい。」「メロディさま。」「あれ？いない。」「王さまメロディさまがいません。」「なに。」「メロディをさがせ～～。」「ここよ。」「メロディ。クローバの中に入るアイとポルとパーシェを知っているか？」「知ってるわ。なんかいもあってあそんでるわ。」「そうか。じゃあだましてつれてきてくれ。」「だめ。だますなんていやよ。それに、つれてきてもわたしいがい見えないわ。」「そうなのか？」「そうよ。じゃあ。」「ちょっとまてよ。あそんだりしてないのか？」「してるわ。あした。あそぶやくそくよ。」「じゃあつれてこい。メロディ。」「だめ。」「ちくしょう。」「ああ。ひまだわ。クバー。」「なんですか？メロディさま。」「アイス食べる？」「ええ。よろこんで。」「はい。」「ありがたきしあわせ。」「じゃあ。でかけてくるわ。」とっとっとっ「はあ。はあ。」「やっとついたわ。」しゅう「おうじょさま～～。」「ここですわ。メロディさん。」「おうじょさま。」「三つとも、もってきましたか？」「はい。ここにありますわ。」「さがってください。」ピカーッ「ま、まぶしい。」「だいじょうぶ？メロディさん！」「あっ。」「まほうの小道ですわ。」「たしかに、ゆめで見たものと同じだわ。きらきらですね。」「そうです。」「では。」「ちょっとまってください。」「なんですか？おうじょさま。」「このおかしを。」「ありがとうございます。」「では。またきてください。」「はい。また。おうじょさま。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　つづく　～

  October 20, 2008

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  まほうの小道のおかし２

  メロディが行ってきま～すと走っていったとこからです。「あれ？」メロディはうちゅう人にあいました。まほうでうちゅう人だとわかったのです。「うちゅう人さん名前はなんて言うの？わたしはメロディあなたは？」「トーマガオＡＨＢＢＤＤＥ。」「そうあなたの名前はパルマね。女の子ね。なんさいかおしえて、あたしは十さいよ。」「ＨＨＡＢＣＣＤＨＴＢＰＫＫＯ。」「そうわたしと同じ十さいね。」「ＨＲＢＴＴＣＤＫＦＥＦＯＤＢＰＤＯ。」「かみに書いていいかしら？」「ＢＢＡＴＨＲ。」「そう。いいのねありがとう。」「あなたなんできたの？」「ＵＦＯ」「そうなの。あなたはいい人みたい。」「わたしカポル星からきた。」「ＨＨＤＰＤＣＢＡＡＤＲＫＯＴＨＬｉＮＮＭ。」「そうなの。わたしのうちへおいでよ。」「ＨＢ。」「うん。きて。」「ＨＢＲ！」「たべものごちそうしてあげるからなにがすきかいって。」「ＢＨＤＤＦＫＹＤＤ．」「へー、やきりんごがすきなの。まあいいわ。わたしのいえへはいって。りんごならうらにわでいっぱいそだててるわ。」「ＯＢ！」「ほんとよ。」さあ入りましょ。「ＯＢＤＲ。」「あなたにリボンをあげる。」「ＯＤＢ。」「ほらかわいいでしょ。お母さんに買ってもらったのよ。」「ＯＯＯＢ！」「かわいいでしょ。おいでよ。こっちでやきりんごがまってるわ。」「Ｂ。」「さあすわってちょうだい。ビーナ。やきりんご五つ。」「はい。メロディおじょうさま。」「もってきました。」「ありがとう。」「ほら。パルマさん。食べていいわよ。」「ＤＤ☆！」「あのねパルマ。食べものをあなたの星へもっていってあげたいんだけどどう。」「Ｏ。」「いいのね。じゃあさっそくいきましょ。」そしてなんキロかはなれたばしょにいきました。すると。「えんばんだわ。これにのっていくのね。」「ＯＢＡＥ。」そしてパルマとのりました。なかはカポル星のえでいっぱいでした。パルマはこういいました。「カポル星はほろびかかっている。」と。たしかにほろびかけていたのです。カポル星は食べものをちょっともらえればほろぶのがとまると、パルマはいって、メロディは食べものをもってカポル星へいくことにしたのです。「ＨＢＲ。」「そうね。早くはいって早くうちゅうへ行かないと円ばんを見られてしまうわ。なるべく早くいかなくちゃ。」ウィーンガチャ。しゅう。「ＨＢＴ。」「このボタンをおすの？」「ＨＨ！」「うん。」「ねえ、うちゅうじんさん。」「ＨＢＲＡ？」「ＯＴ」「はやくはっしゃして。ＨＸＤ。なんだから。」「ＯＢＸＴｅ。」「ギュウィーーーーンビュウウウウウウウウウウウウウ」「ここは。ＨＧＹＩＪＬ？」「ｍ。」「うわーーーー。ｎＰＱｒＳＳＵＵＶＷ？」「ＯＯＴ。」「そう。パルマ、カポル星はＹｙＣ？」「ＯＯＴＪ。」「見えてきましたよ。」「ほんとだわ。パルマ。」「とうちゃく。」「とうちゃく。といってもあれなに？」「あっヌル。ヌルだよメロディ。」「ああそうだ。パルマ、ヌルニカがでたんだ。」「えーっヌルニカが出たの！」「ああまほうができるんだ。たいしょうだが。」「わたしそのヌルニカたおせるわ。」「えー。」「だってまほうがつかえるもの。」「さあ、じゅんがいのじゅつ。」バシッ「さあたおれちゃったわ。」そうです。じゅんがいのじゅつとはかみなりのじゅつで、ヌルニカはかみなりの電気によわいのです。「ＯＯＢ！ＯＯＢ！。」「あら。そんなにうれしいの？」「そうです。ヌルニカにしたがわなければ、けされるのでみんなつかえなくてはならなかったのです。そして、ヌルニカにされてしまうのです。だからヌルニカはこわかったのです。だけどいなくなったのですごくよろこんでいるのはあたりまえです。」「ああそうだった。食りょうをどうぞ。」「ありがとうございます。」「ではカポル星のみなさんさようなら。」シュッ「あっまってくださいメロディさん。メロディさーん。」「さて。」そしてメロディがとけいを見てみるとなんと！「あ～！一二時三十分。早くねなきゃ。」そしてあさになりました。「さて。今日はまほうの小道にいくことにしてる。早くしたくしよう。」ごそごそ「メロディさまなにをしているんですか。」「なんでもないわ。ばしゃをだしておいて。」「はい。」とことこ「メロナ。ばしゃのよういはできた？」「はい。おのりになってください。」「ええ。ちぐちひ森へ。」「でも、ちぐちひ森はだれも入れたことがありません。なぜかわからない森なんですよ！」「だまっておいて、メロナ。」「はい。」「いいからちぐちひ森に早くいって。」「はい。」パカッパカッヒヒーン「つきましたよ。メロディさま。」「おりるわ。」とことこ「メロディさま。はいるんですか。はいれないかもしれませんよ。」「だいじょうぶよ。」とことこ。すっ「あっ。森のすぐそばでメロディさまがきえた。」「あ～あ、なんかこの森、とりもすんでいないのになんか鳥のなきごえがするわ。」「あっまほうの小道だわ。ゆめの中では、ようせいのおうじょさまがでてさっととびこみなさいといってたわ。だれにも教えてはならないといってたわ。だからゆめのことをはなさなかったの。だけどゆめで見たということだけ教えていいことになっていたからそれだけ教えたの。さあとびこもう。」「えいっ。」どさっ「あれここはどこ？」「わあ。」そこには花にみちびかれたきらきらのまっすぐなみちがつづいていたので、メロディはびっくりしてしまいました。「そういえば、じょおうさまはその道をまっすぐいきなさいといっていたわ。」とことこ「メロディサン、マエ。」「えっ。あっおうじょさま。」「わたしはあなたをえらんだのです。まいにちここへおいでになってください。一週かん目にすごいものを見させてあげます。」「はい。」「では、またきてください。ようせいたち。メロディさんをおおくりなさい。」「ハイ。」ピカッ「キャッ。」「ん、ここはどこ？あっここは、森の外。おうじょさまにあえたし、いっか。メロナ～。」「はい。」「馬車でかえるわよ。」「はい。」パカッパカッ「おしろにつきましたよ。メロディさま。」「ええついたわね。早くねないと。」「はい。」「おやすみメロナ。」「おやすみなさいませ、メロディさま。」「お母さんただいま。」「おかえりメロディ。さっ早くねなさい。」「うん。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　つづく　～

  October 7, 2008

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  まほうの小道のおかし

  ２年２組　○○○○○ここはおしろの中。おひめさまのメロディのへやからピアノのメロディがひびきます。けらいのアージェルがやってきました。「メロディさまお父さまがおよびです。」「あらそう。」そして王さまのへやへいきました。「アージェル。」「はいなんでしょうメナジさま。」「メロディはつれてきたか。」「はい。」「よし、さがれ。」「はい。」「メロディこっちへこい。」「はい。」「メロディお前はまほうの小道のでんせつをしっておるか？」「はい。ゆめの中で一ど見たことがあります。」そこでメナジはなぜかだまってしまいました。そしてしばらくするとメロディが口を開けました。「どうしました？」「メロディちょっとガーナとアルベリラをつれてこい。」「はい。」「十ごうしつのガーナとアルベリラをよんで、アージェル。」「はい。メロディさま。」「ガーナ。アルベリラ。」「なんですか。」「王さまがおよびです。」「そうですか。ではただちに王さまのへやへむかいます。」それから王さまはノートになにかかいています。それをメロディは見ました。「なんだろうあれは。カストベラといっぱいかいてあったわ。」「メロディ、カストベラというのはつぎのあたらしいけらいさ。」「メロディにおしえないといけないことをおしえないといけないのだ。それをもういいかこたえてくれるのがカストベラだ。」「だけどここでおしえてやろう。メロディお前はおこるとライオンになるだけどなんでもできる。まほうもできるライオンになるのだ。お前はまほうがつかえることはもうしっているだろう。メロディ。」「はい。まほうがつかえることは知っていました。あっ、もうべんきょうをしなくてはいけない時間ですので。しつれいします。」「もう。ガーナとアルベリラがくるはずだ。」「はい。ガーナです。」「アルベリラです。」「お前たち。あそこの森をしらべてこい。」「はい。メナジさま。」そしてガーナとアルベリラが森へいったことをメロディは知りそーっとへやをぬけだしメノジのへや九ごうしつへいきました。「メロナいる？」「はい。いますよメロディさま。」「出かけるから馬車を出して。」「はい。」「エナメルが子馬を生んでますわ。」「あらほんと」「なんて名前にするの？メロディさま。」「そうね、エナメルの子だしメスだからエナちゃんはどう？メロナ。」「うん。エナちゃんがいいと思いますメロディさま。」「じゃあメロナ馬車を早く出して」「そうでしたね。メロディさま。」「カールとコンをつれてきます。」「さて。はっしゃよ。メロナ。」「はい。」パカッパカッ馬のひづめの音が聞こえます。メロディはどこへいくのでしょう。「メロナここでおります。」「どうぞ。」「じゃあちょっとまってて。」「さて木のみやりんごをとりましょう。」「あらこんなとこにきれいなはながあるわ。」「あらこのはなは黄に赤にみどりへんだわ。ふつうの花はくきと花びらは２しょくなはずだわ。」「でもいいわ。りんごでもちょっとたべよう。」「おいしいわ。」「そろそろかえろ。」ヒヒーンパカッパカッ「メロディさまつきましたよ。」「お母さんただいまーっ」「メロディおかえり。」「ローズさまかえりました。休んでいいですか。」「いいですよメロナ。」メロナのへやにはバラの花でいっぱいになっています。バラのはなは生まれつきすきなのです。「メロディ、りんごや、みはとってきた？」「うんいっぱいとってきたよ。とるとちゅうできれいなはなを見つけたよ。みどりと黄と赤の３しょくのふしぎなきれいな花だった。キラキラと光ってたしね。」「それは天しの花よ。それを見たひとはこううんになれると言われているのよ。」「へえー。」「さあメロディ今日はもうねなさい。」「うん。お母さん。」それからローズはメロディがねたことをたしかめるとメナジのへやへいきました。「あなた。」「ローズか。」「ガーナとアルベリラをあの森へ行かせたそうですね。なにしにいかせたの？」「森をしらべてもらったのさ。」「それで？」「とてもくろい花を見たといっている。」「それは、あくまの花です。どうしよう。」「ガーナとアルベリラはあくまみたいにわるい人になってしまっているはずです。森へねかせてしまいましょう。」「だがそれはできん。」「なぜ？」「ガーナとアルベリラはわるくなっていないのだ。」「なんですって。うそでしょう。うそかどうかメロディにしらべてもらうわ。」「メロディおきて。」「お母さん今一時よ。」「ガーナとアルベリラがわるいものになっているか今すぐしらべてちょうだい。」「わかったわ。」「ガーナアルベリラきて。」「はい。」「あれ？いつのまにいたの。」「はい。」「お母さん、わるものになっていますがよく言いきかせばなおります。」「じゃあなおしておいてメロディわたしお買いものに行くから。」「うん。」「じゃあね。」「バイバイ。」「さて。ガーナアルベリラふたりともわるものはどういうものか知っている？」「知っているけどおしえない。」「わるものていうのはいい人ではないの。びんぼうでもわるものはほとんどいないの。」「そうなの。」「お金もち。つまりわたしやお母さんのこと。お金もちっていうのはぜいたくにすごせるけど、わがままになっていくのよ。そしてなまけものにさいごなるの。でもはたらけばいいことだからわたしとお母さんとお父さんは毎日はたらいているわ。それにお金もちというのはなれてしまえばつまんなくもなるわ。」「そうなんかい。でもわたしたちはびんぼうなのさ。」「そんなびんぼうなんてかんけいないの。生きていればいいじゃない。楽しいこともかなしいこともいっぱいあった人生それはとてもすばらしいのよ。お金よりたいせつなものもあるわ。いのちよ！いのちはすばらしいわ。それが一つあればすばらしい人生をおくることができるのだから。だれもがもっているなんのたからものよりもくらべものにならないものそれがいのちよ。いのちはたいせつ。なくすのは、しぬときだけ。でもいのちはなくなっても、いいのよ。またあたらしいチャンスがあるかもしれないのだから。そう生まれかわりあたらしいものになれるかもしれないということ。すばらしいいのちをもっていればなんの生きものでもいいの。生まれかわるのなら。それに生きものはなにもかも同じよ。みんな同じようにみんなちがうように人生を生きていてもいのちをもっていることはかわりないの。人生もいのちがあるからできるの。かなしんでいるのも、よろこんでいるのも、たのしんでいるのも、おもしろがっているのも、なにもかもがいのちがあるからできること。いのちがなかったらなんにもできないなんにもほんとうに。いのちはきえるのではない。くうちゅうをさまよって生まれかわった前に体のなかへ入っていった生きものを見つめるのよ。これでお話はおしまい。」「ん。ここでなにをしているのわたしたちは。」「あっ、いしきをとりもどしたのね。」「よかった。」「あたしゆめで見たとおりの道をとおってまほうの小道へいってみよう。」とメロディは思ったのだ。「ただいま。」「あっお母さんだ。お母さんおかえり。」「メロディただいま。」「お母さん外にでてあそんできていい？」「いいわよ。だけどプラルガブの森にはいってはだめよ。わかった？」「うんわかったよ。」「じゃあいってらっしゃいメロディ。」「いってきまーす。」といってはしってメロディは行きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　つづく　～

  September 29, 2008

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