過去の治療のまとめ(移植から陽性反応まで)
昨日は過去の治療のまとめを書きましたが、今回は妊娠したときのまとめを書こうと思います。 H20年7月 2段階移植を決意 5日:凍結していた受精卵3つのうち、2番目によいG3の8分割を移植 7日:胚盤胞になったG5ab(うちの病院では最高グレード)を移植 10日:生理前の違和感(PMS)現れる。下腹が痛い、胸がモワっとする。 14日:早期妊娠検査薬で陽性反応 (自宅にて) 15日:病院で妊娠判定 (3週6日) 16日:追加のリンパ球移植 22日:5mmの胎嚢を二つ確認(4週6日) 妊娠初期症状 いつもの生理前の症状(PMS)があったのに妊娠していたのには本当に驚きました。生理前と同じ場所が痛いしPMSが起こる時期も、普段と何ら変わりない。よくどこかのコメントで「生理前とは少し違った痛みがあった」とか聞きますが、私の場合はいつもと全く同じPMSの症状でした。いつも判定日前にはちょっとした痛みや感覚で一喜一憂していましたが、これだけ普段のPMSと同じだと、妊娠かそうでないかの判断は絶対に不可能だと、妊娠してみて初めて分かりました。いつも、生理前になると下痢っぽくなり、直前になると急に便秘になるんですが、今回も便がとても柔らかくて一日3~5回くらいお通じがあり、汚い話ですが常にトイレに行きたい感覚でした。この時期に下痢なんてヘンだなぁ~、冷えてお腹こわしたかな?思いつつ、でも絶対に妊娠していない、と思った私は 翌日、母とデパートに買い物に行く予定でした。検査薬をした7月14日は逆算して生理開始日2日前。病院の判定日からは4日も早い日でした。「早期検査薬だとそろそろ反応は出るだろうなぁ~」と思いつつも、「どうせ陰性だろうから検査薬が勿体無いしやっぱやめておこう」とかさんざん悩んだ挙句、翌日に母とデパートで思いっきり買い物を満喫するためにやはり検査薬をしたんです。楽天のお友達が「PMSがあったのに妊娠したよ」と背中を押してくれたのもありました。 移植後 気をつけたこと 移植後2週間の過ごし方というか、気をつけたことですが、☆生パイナップルを毎日少しずつ食べた☆100%グレープフルーツジュースを毎朝コップ一杯飲んだ☆お風呂はぬるいめでさっと入った☆子宮内膜を厚くすると聞いたルテインのサプリを飲んだ(8年不妊の末、出産された知り合いが勧めてくれたものです。私は小林製薬のものを飲みました。)☆葉酸は30歳を過ぎたら飲んだほうがいい、と↑の彼女から聞いていたので、治療とは関係なく飲んでました。☆半年近く飲んでいた漢方薬をやめた☆お姫様生活はせず、仕事も週4回3~4時間ほど行った☆ゆっくりできる時間はなるべく横になったり、座ったりして、むやみに外出したりはしなかった☆寝るとき靴下や腹巻はしなかった。(夏で暑かったので。クーラーもつけて寝た)☆重いものは持たなかった☆ルイボスティーは半年くらい ご飯の時に麦茶代わりに飲んでいた☆会社で人間関係のいざこざがあり、かなりストレスは溜まっていた。仕事もその時期に限ってすごく忙しく、過去にないくらいのストレスを感じていた☆鍼灸院には半年くらい通っていた(月2回のペース) 。移植後は行かなかった。(今回の移植前には会社のストレスか治療疲れか、足がすごくむくんで痛かったが、鍼灸院の先生がアロママッサージもやっているので、丁寧に揉んでくれた) 私を支えてくれた鍼灸院の先生について ちなみに今回は5回目の移植ということもあり、先の見えない治療に精神的にもかなり疲れており、「私はきっと妊娠できない身体なんだ...。いくら治療したって無駄なんだ...」と相当思い悩んでいました。移植直前の鍼灸院では、先生(女性)に話しを聞いてもらいながら泣いてしまいました。鍼灸院には2週間に一回通っていたんですが、その日は私の顔があまりにも疲れていたらしく、先生がビックリして「どうしたの??大丈夫??」と聞いてくれました。不妊治療の病院は私が疲れきっていようが足がむくんでいようが、気にも留めてくれない。機械的に診察するだけ。でも、鍼灸の先生は違った。私の顔色や脈拍、前回との違い、など、私自身をしっかり見ていてくれてる気がして、先生に治療の事を話すとすごくストレス発散になったし、私を見た瞬間に「どうしたの?体調悪いんじゃない??」って聞いてくれたときは、本当に嬉しかったし涙が出た。 先生はまだ30代前半で、バツ1になって鍼灸院を立ち上げたという事。現在7歳の一人息子さんを妊娠中に切迫流産で入院したこともあり、多分自分も不育症の気があると思う、とのこと。そんな経歴の持ち主だからこそ、不妊治療の専門用語もたくさん知っているし、患者さんや友達にも不妊症の人がいるので、治療されている色んな人の話をしてくれました。 不妊治療をしていると、医師からは人間としてではなく機械的に見られている感覚がありました。患者さんが多いから流れ作業的で、薬や注射をどんどん打って、いかに早く妊娠させるかが最優先。薬や副作用の不安を話すと、「じゃ治療の間隔をあけたらどうですか?無理しなくていいんですよ~」で終わり。言葉は丁寧で看護婦さんも親切なんですが、個人個人のことはちゃんと見てくれていない気がしていました。(ま、それが西洋医学であり、不妊治療なんですがね...。分かっちゃいるけど時々戸惑ってしまいました。) その点、鍼灸の先生は 私の顔色や脈拍など東洋医学的観点から私を見てくれていたので安心できましたし、心の寄り所、治療に対する不安のはけ口になってくれました。そういった面で、6ヶ月という短い期間でしたが鍼灸院に通ったことは、私にとって精神的にかなりプラスになりました。西洋医学、東洋医学、両方の良い所を治療に活かせたのは非常に心強かったです。 楽天のお友達の皆さんへ もちろん、ここの皆さんの励ましやアドバイスなんかも と~っても有り難かったですここで励ましてもらって元気になれたり、また次を頑張ろうという気持ちになったり。(実際に鍼灸が良いと教えてくれたのも楽天のお友達でしたから)主人や母、友達に言っても分かってもらえないような専門的な事、情報交換をここで出来た事はすごくすごく感謝していますし、ここで出会えた治療を頑張っているお友達や治療を乗り越えて妊娠されたお友達の励ましにどれだけ勇気付けられたことか。。。自分だけが辛いんじゃない、自分と同じように頑張っている人がいる、いつか私も妊娠したい、するんだ、と 気持ちを奮い立たせて頑張りました。 1年間に3回採卵し5回移植をするというのは割りとハイペースだったような気がします。後半は薬で副作用が出たり、体が悲鳴をあげてる気もしていました。このままこのハイペースで治療を続けるのは肉体的にも限界かな、と考え始めていたので、ペースダウンするか、治療を一時期ストップするか。子供が出来ない将来を考えて、手に職をつけるため専門書などを読んで専門学校に通うことも真剣に考えていました。 まわりには「治療をやめたら妊娠したという人もいてるから、治療やめたら?」と、いとも簡単に言う人、「治療に専念しすぎで空回りしてるのでは?」とか色々な事をいう人もいましたが、私達の場合は不妊原因が2つあるので治療なしに妊娠は有り得ないと思っていました。 長々となりましたが、男性不妊と不育症という二つの不妊原因をかかえた私たち夫婦も妊娠することができました。今回のまとめは自分自身の記録にしたいという気持ちはもちろん、独りよがりかもしれませんが、私の経験がもしも誰かの参考になったらいいな、と思って書きました。 最後に、楽友のみなさん、治療中にはたくさん支えて頂いてありがとうございました双子ちゃんなので、早産などの心配もまだまだありますが、どうかこれからもよろしくお願いします