Photo: Gioconda
Opern Gala
Men Only Gala at Daikan-yama
7 Oct. 2012
Masataka Sonoyama, tenor
Kei Takayanagi, tenor
Nozomu Satoh, baritone
Mitsuhiro Nomura, baritone
Ken-ichi Kanou, bass baritone
Hiroyuki Nakayama, Klavier
Cosi fan tutte
Barber of Seville
Carmen
Die Fledermaus
Simon Boccanegra
Cavalleria Rusticana
La Boheme
Don Carlo
Ella giammai m'amò aria di Filippo - sung by Ken-ichi Kanou, fabulous bass baritone
Duet, "Dio che nell'alma"
Encore:
You Raise Me Up
Die Lustige Witwe(The Merry Widow)
ルナノバプレゼンツ 『オペラで喜怒哀楽』
10月7日(日)代官山ヒルサイドパレス
夜の部18:30~
「怒」
出演:ジェンタラピアータ
男のプライドを賭けたオペラ・ガラ
テノール
園山 正孝
テノール
高柳 圭
バリトン
佐藤 望
バリトン
野村 光洋
バスバリトン
狩野 賢一
ピアノ
中山 博之
~作曲家中山博之のナビゲートで~
コジファントゥッテ
No.1,No.2, No.3
フェルランド 高柳 圭
グリエルモ 佐藤 望
ドン・アルフォンソ:狩野 賢一
セヴィリアの理髪師
私は街の何でも屋 フィガロ:野村光洋
あの不思議にして万能の
アルマヴィーヴァ伯爵:園山 正孝
フィガロ:野村光洋
中傷はそよ風のように バジリオ:狩野 賢一
もう逆らうのをやめろ! アルマヴィーヴァ伯爵:園山 正孝
カルメン
花の歌 ドン・ホセ:高柳 圭
闘牛士の歌 エスカミーリョ:佐藤 望
決闘の二重唱 ドン・ホセ:高柳 圭 エスカミーリョ:佐藤 望
休憩
こうもり
シャンパンの歌 全員
舞踏会に行こう
アイゼンシュタイン:園山 正孝
ファルケ:佐藤 望
シモン・ボッカネグラ
皆が俺の名を口にしている
シモン:野村光洋
フィエスコ:狩野 賢一
カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲
ピアノ:中山博之
ラ・ボエーム
ああミミ、君は戻ってこない
ロドルフォ:高柳 圭
マルチェッロ:野村光洋
ドン・カルロ
エッラジャンマイマモ:(彼女は私を愛していない)
フィリッポ2世:狩野 賢一
われらの胸に友情を
ドン・カルロ:高柳 圭
ロドリーゴ:佐藤 望
アンコール
You Raise Me Up (全員)
メリー・ウィドウから
女・女・女のマーチ (全員)
***
行ってきました!
Giocondaさまを無理やりお誘いし、
とても楽しい宵となりました。
いや~今の日本の若手ってすごいですね。
もう~すごいです。
皆さんなんて才能なんでしょう!
私としては先日の二期会パルジファルで聖杯の騎士2だった狩野賢一さんの声がどうしてもまた聴きたくて行ったわけなのです。
狩野さんが最後に歌ったフィリッポのアリア、
瞠目の素晴らしさでした。
生でルネ・パーペのエッラ・ジャンマイマモ、3回聴きましたけど、
まったく違うすばらしさでした。
同行者のGiocondaさまが「和製ギャウロフですね」とおっしゃっていましたが、
そのとおりでした!
本当にいい声です!!
狩野さんがフィエスコも歌うと聞いていたので、ギャウロフとカプッチルリでさんざん予習して聴きましたけど、こちらもすばらしいフィエスコでした。
そしてバリトンの佐藤望さん。
初めて聴いたと思うのですが、すごいパワフルなバリトンです。
エスカミーリョの闘牛士の歌を歌ったんですが、
この歌は非常に有名ですが、うまく歌うのはすごく難しいと思います。
ダルカンジェロの闘牛士の歌はよく聴きますけど、バスバリトンで重く低い声です。
でも佐藤さんはバリトンです。
でも本当にパワフルで圧倒的でバリトンですから非常に美しく、よかったです。
この歌は、小細工せずにパワーで歌いきらなくてはいけない歌なんです。
圧倒的にマックスで歌いきりました。
Bravo!
最後のドン・カルロとの有名な二重唱もすばらしかったです。ぜひ全幕で聴いてみたいですね。ロドリーゴ。
レッジェーロの園山さんもすごい才能でした。
ファン・ディエゴ・フローレスかと思いました。
声を転がす技巧も完璧!でした。
パルジファルの小姓4でしたけど、ぜんぜんロッシーニの方がいいですよね!
とGiocondaさまと話していました。
作曲家の中山さんの伴奏もすごくうまくて、ちゃんとオペラになってましたし、
ユーモアあふれるMCぶりが非常に楽しかったです。
すごく自分流と言うか飄々とした感じが良かったです。
テノールの高柳さんとバリトンの野村さんのラボエームの二重唱も涙!でした。
やっぱり名曲ですね!
高柳さん、花の歌も気持ちが入っていました。
野村さんは軽妙なフィガロからシモン、マルチェッロと七変化で楽しましてくれました。
こんなにすばらしい楽しい公演が聴けて本当に幸せです。
皆さまありがとうございました。