東京二期会ドン・カルロDAY2 Part 2
※中身にふれますのでご注意ください。
第2幕
サンジュスト修道院の回廊
セットはそのまま。
修道士たちが裏で歌っている
ひとりの修道士の声が聞こえる
修道士たちが舞台奥を一人ずつ横切っている
カルロは不思議な思いで聴いている
修道士が出てくる。
美しい声。
高い音はそれほど張らないが
もっとも低い音を長く伸ばす。
すばらしいです。
修道僧はカルロ5世の墓の前にひざまずいている
ロドリーゴがやってくる
ロドリーゴにエリザベッタを愛していることを告げる
お母様ではないですか!
いよいよです!
Dio, che nell’alma infondere
もっとも有名な二重唱です。
いいですね~
フィリッポとエリザベッタがしもてから進み出てくる。
フィリッポはカルロ5世の墓にひざまずき祈る。そしてそのまま出ていく。
第2部
サンジュスト修道院の前に現れる女性たち。
合唱。
かわいい貴族の?王家の?子供があやつり人形を繰りながら出てくる。
今の子役ってほんとうまいんですよ!
エボリはテバルドと遊んでいる
エボリのヴェールの歌。
Nei giardin del bello
このアリアはとっても難しい!
エボリは美しい声で歌う。
すばらしい。
エリザベッタがかみてから出てくる
おつきの女性が赤ん坊を持って近寄るが興味がないようだ。
この赤ん坊はフィリッポとエリザベッタの子供と思われる。
え、子供産んでたの~?
ロドリーゴが出てきてカルロからの手紙を渡す
エリザベッタとロドリーゴ、エボリの重唱も見事。
エリザベッタは人払いをする。
手紙をおつきのアレンベルグ伯爵夫人に渡す
おつきがいなくなり、白いシャツ姿のカルロ王子が出てくる
ここの2人のやりとりもすばらしいです。
ドンカルロはしもてがわで床にうずくまりそのまま気を失う
エリザベッタは近づき背後から頭部をさわろうとする
カルロは目覚めて彼女に近づく
かみてに避けるエリザベッタのスカートにすがりつく
愛してるんだ、エリザベッタ
悲痛な声
エリザベッタは強く言う
だったら父親を殺しなさい
カルロはショックを受け
叫んで立ち去る
maledetto!
僕は呪われてる!
テバルドが背後に現れ国王の到着を告げる
いよいよフィリッポの登場です!
Perché sola è la Regina?
どうして王妃ひとりなのだ?
第一声からすばらしい、ジョン・ハオ。
国王の威厳と尊大さが声ににじみ出ている。
爆弾のように投下される巨大な声!
舞台の色が変わる
先日の日生劇場のフィデリオでジョン・ハオがドン・ピツァロ役で登場した時もざっと雰囲気が変わった。
コンテッサは帰国されるがよい
エリザベッタの歌唱
フィリッポは厳しい顔をしているがやりすぎたかというようにエリザベッタを振り向く
コンテッサアレンベルグが(黙役)がしもてに退出し、エリザベッタはフィリッポを無視しかみてに退出する。
皆が出ていくがエボリと連れだって出て行こうとするロドリーゴにフィリッポが声をかける
残れ!
エボリが、あたし?という風に相好を崩すがフィリッポはエボリに退出せよと手を振る
エボリは憤然と出ていく
ロドリーゴとフィリッポのシーン。
フィリッポ:スペインでは誰も不平を言わぬではないか!
フランドルにもそのような平和を。
それは墓場の平和です!
ロドリーゴの物言いにフィリッポは激怒しにらみつける
後世の歴史家に「ネロ」と言われたいのですか?
フィリッポはどきっとして目をそらす
聞かなかったことにしてやろう
大審問官には気をつけるのだぞ
フィリッポは自分の苦悩をロドリーゴに打ち明ける
第2幕了
第3幕
美しい庭園。
そのまま休憩を入れず舞台は続く。
カルロはエリザベッタの手紙と思い込んでいる手紙を握りしめ、満点の星空の下、寝ころんで読む
もうこういうところが若い王子らしくとても可愛らしい。
ヴェールをかぶった女性が現れる。
カルロはエリザベッタと思いこみ有頂天。
手紙を激しく投げ捨てる
Sei tu, sei tu,
カルロはエボリの黒いヴェールをひっぱり、背を向けたまま歩いていく
ヴェールが取れ、振り返ると
王妃ではない!
カルロはヴェールを握りしめたままエボリのかみて側に回る
一触即発、ロドリーゴが割って入る
ここの三重唱も迫力!すばらしいです
エリザベッタがカルロと通じていると思い込んだエボリ
ロドリーゴは殺そうとする
Trema per te, falso figliuolo,
偽りの息子よ、恐れよ
エボリが去り、カルロは書類をロドリーゴに渡す
第2部
教会の大広間
貴族たちが大勢出てくる
いよいよ圧巻のシーンです。
合唱すばらしいです!
L'Araldo reale
国王の布告者が登場。
美しいテノールです
カルロ5世のミイラ?、罪人たちの行列、女性もいる。罪名を書いた?札を下げている。そして本が燃やされるために出てくる。焚書だ。
国王が王冠を戴きよろいで身を固め、長い長いマントを羽織って出てくる
異端には火と剣により死を!
フランドルの6人の使節を伴ってカルロが出てくる
直訴だ。
フィリッポはにべもない
衛兵!
衛兵が彼らを捕える
カルロが怒り衛兵の剣を下げさせる
カルロはフランドルを自分に割譲しろと言いだす
たわけ者が!
カルロは剣を抜く
Sarò tuo salvator,
ここのひねるように上がる音程も見事!
フィリッポは激こうし、マントの留めを激しくひっぱって外す。
衛兵よ剣を取り上げろ!
誰も動かぬのか!?
フィリッポは衛兵の剣を抜き、ロドリーゴと剣を合わせる
ロドリーゴが剣を抜き割って入る
ロドリーゴ!
フィリッポはロドリーゴを公爵にする。
衛兵たちはカルロを取り囲む。
天からの声。
美しい!
第2幕が終わる
ここまででほぼ2時間経過。やっと休憩入る。
Part 3 に続く。