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2014年07月20日
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カテゴリ:OPERA

Der Heldentenor Junya Katayose makes a debut as Radames
20 July 2014 Suginami-opera AIDA
Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Katayose


杉並区民オペラ アイーダ Day 2

2014年 7/20(日)14:00~ 
杉並公会堂

Day 2 キャスト

アイーダ:庄 智子
ラダメス:片寄純也 (role debut though in Japanese)
アムネリス:山下千夏
アモナズロ:岡元敦司 
ランフィス:境 信博
エジプト国王:狩野賢一(Il Re role debut though in Japanese)
使者:山崎敏弥
巫女長:河原香織


***

杉並区民オペラ第10回公演
「アイーダ」
作曲 ジュゼッペ・ヴェルディ
訳詞 大久保 眞
2014年
7/19(土)17:30 DAY1
7/20(日)14:00 DAY2

総監督:大久保 眞
指揮:柴田真郁
演出・振付:ダリオ・ポニッスィ

キャスト(7/19、7/20)
アイーダ:森田雅美、庄 智子
ラダメス:青柳素晴、片寄純也
アムネリス:杣友恵子、山下千夏
アモナズロ:大久保 眞、岡本敦司
ランフィス:井上白葉、境 信博
エジプト国王:筒井修平、狩野賢一
使者:池田 徹、山崎敏弥
巫女長:前坂美希、河原香織

ダンサー:AMIフラメンコスタジオ
合唱:杉並区民オペラ合唱団、明治大学混声合唱団さわらびコール
児童合唱:杉並区立杉並第十小学校児童
管弦楽:厚木交響楽団

***

今もうプロジェクションマッピングの時代ですね。セットが柱2本だけでもプロジェクターさえあれば、そこにはすばらしいエジプトの地が広がるわけです。
ダリオ・ポニッスィの演出は伝統版を尊重しながら、細かい演出をつけてお話を現代人にも感情移入できるよう工夫していた。
杉並公会堂はコンサートホールなのでどうするのだろうと思っていたが
オケピがないのでオケは客席と同じレベルの設定。つまり下に下がっていないのでオケは大音量になる。
しかし歌手はすごい馬力の方ばかりで問題なかった。

しかしアイーダを日本語でやるとは大層なチャレンジだ。どうしても日本語でオペラをやりたいならそれはアイーダじゃないだろう。
確かにストレートに頭に意味が入ってくるのですごく時間が短く感じた。
いい点もあるのだがVerdi 先生の意図とは違うだろう。歌手には大層Demanding であるし、全体通して聴くとこれってアイーダだっけ?と思ってしまう音楽になっている。マイ・ピュウが「も・ど・れ・な・い、」と五音節になればそれはアイーダじゃない。

歌手では
アイーダの庄智子さんが圧巻。Huge power に美しい声。弱音も美しく確かな歌唱力。
オケを切り裂いて飛んでくるパワー。すばらしかった。

ラダメスデビューの片寄純也さんはヘルデンテノールのマックスパワーを見せつけた。聴きながらこれはトリスタンの声だと思ってしまった。凄すぎる!

ランフィスの境信博さん素晴らしかった。大音量の声、存在感あふれる演技。

アモナズロの岡元敦司さんもすばらしい。多分彼にはイタリア語の方がはるかにたやすかったはずだが、日本語のアモナズロを頑張っていた。演技も声も歌唱も申し分ない。

エジプト王の狩野賢一さん すごくはまってた。なんという美しい声でしょう!高い音程も美しくタイムスリップして昔の大歌手時代に戻ったような感覚すら持ってしまう。ノーブル極まりなく、エジプト王の威厳もあり、まさに空気が変わる声だった!

オケはアマチュアながら指揮者の期待によく応えていた。
指揮の柴田真郁(マイク)さんはオケのみならず歌手も確かに牽引していた。
出演者に動きがけっこうついていたので大変だったと思いますがさすがでした。

***

序曲の途中でラダメスが出てくる。
神官ランフィスが通り過ぎる。
かみててまえに置いてある神棚?ならぬ供え物する台?のようなものに
置いてある彼へのメッセージなのか、スカイブルーのハンカチのようなものを左腕に巻く。
うれしそう。

清きアイーダ

高い音の張りが半端じゃありません。さすがヘルデン!

よく響く木製の杉並公会堂が震撼するようなマックスパワー。

アムネリス。

アイーダ。

アムネリスは2人の関係を見破ってしまった。

王様が出てくる。きんきらきんの衣装に長い高い金色の帽子。

王様が歌い出す。

使者を召喚しろ

王様はしもてにおかれた椅子に腰かけます。

イル・メッサジェーロの山崎敏弥さん輝かしい高音を持っているテノールです。すばらしい!

ランフィスはエチオピアとの戦の司令官についての神のお告げを王に渡します。

ラダメス!!

ラダメスは喜ぶ。

アムネリスはラダメスの腕に巻いた青い布をとって投げ捨てる。

リトルナ・ヴィンチトーレ

アイーダは恋人と父(祖国)の間で揺れ動いています。
すばらしい!

神殿で出陣前の儀式

金色の鳥のような衣装をまとった巫女が登場しますが、この巫女は全編を通して印象深く登場します。演出のメッセージがそこにあるようでした。テルモーテス?の河原香織さんすばらしかったです。

プターの神に祈ります
かみてのバルコニーにハーブを置き、衣装(頭飾り)をつけた人が奏でます。

天から剣が下りてきます。
女性がそれをラダメスの腰に下げます。

ラダメスは出陣する際のお守りのように巫女の羽根にふれます。

巫女たちは神の化身のはずなのになんだかラダメスを取り囲んでこびを売っているようなそれでいて突き飛ばしたりして不思議な感じです。ダンサーはクラシック・バレエのダンサーではなくフラメンコダンサーです。ここにも個性が感じられます。
ラダメスは殴りかかってくる巫女の一人の手をはっしとつかみます。

1幕了

2幕

アムネリス。
子供たちと女官たち。
キツネ(の扮装をした人)が入ってきて踊って子供たちを楽しませます。
こういうところもオリジナルでおもしろいです。

アムネリスはひとばらいをしアイーダを迎えます。

アムネリスは本性を現わします。

いよいよ凱旋のシーンです。

合唱素晴らしいです。

会場をうまく利用し、舞台の背後の客席にアイーダトランペット?普通のトランペット?が陣取っています

王様の玉座とアムネリスの席が中央にあります

踊り子たちが出てきます。

男性のダンサー(イリヤ・アンダーソン)が出てきますが後ろ向きに地上回転したり側転したり運動能力が半端ではありません。クラシックバレエのダンサーではありません。

そこになんと!演出家のポニッスィさんが登場し、男性ダンサーと剣舞してみせます。

なんと個性的な演出でしょうか。ポニッスィさんはコンテンポラリーダンスのダンサーでもあるようです。

みんな目が点になりました(笑)。だってポニッスィさんは始まる前にプレ・トークに登場し、お茶目に笑いをとっていたからです。

王様はラダメスに告げます

ほうびをとらせよう。なんでも申すがよい

その前に捕虜を連れてきたいのですが

アモナズロと捕虜たちが登場します。

アイーダは叫びます

父親だって?

王様は問います

お前は?

父親です(Padre)日本語ですがすごく長くのばしました。
さすが岡元さんです。

ラダメスは言います

私の望みは捕虜を解放することです。

ランフィスと神官軍団は反対します。

ランフィスは言います 解放したら必ずや刃を向けるでしょう!

アイーダとその父親を捕虜にしておくことにする。

一連の重唱、そして合唱、すっばらしいです!

もっとも好きなシーンなので堪能しました。

ラダメスの声とアイーダの声と2人とも強靭な声が立ちあがってきてほんとにすばらしかったです。

2回目の休憩

第3幕

ナイルの川辺

結婚前に神殿にみそぎに入るアムネリスのシーン。

ここにもあの鳥のような巫女が登場します。

ランフィスはアムネリスの心の内を呼んでいます。

2人は神殿に入ります。

アイーダが現れます

もう故郷には帰れないのね…

すばらしい歌唱です。

アモナズロが仲間とともに現れます

アモナズロは軍の司令官ラダメスから進軍のコースを聴きださせようとアイーダに迫ります。

すごい迫力です。

アイーダも負けていませんがついに折れます

ラダメスがやってきますが、またものすごい歌唱です!

アイーダはラダメスにいっしょに逃げようと誘います。

その気になったラダメスは軍の機密をばらしてしまいます。

誰だ!

剣を抜きます

エチオピア王だ!

アモナズロ!

アムネリスがすべて聴いていて叫びます 裏切り者!

アモナズロとアイーダを逃がすためにラダメスは戦います。

しかし神官の前に投降します。

けっこう立ちまわりが多いんですよね~ すごくかっこいいです。


Part 2 に続く。





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最終更新日  2014年07月20日 21時47分45秒
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