IL DEVU in autograph session
Photo:©Shevaibra, courtesy of the artists
イル・デーヴ@フィリアホール
青葉台
フィリアホール主催公演
土曜ティータイムコンサートシリーズ 第46回
イル・デーヴ
2017年3月25日(土)14:00開演
フィリアホール
神奈川県横浜市青葉区青葉台
テノール◎望月哲也、大槻孝志
バリトン◎青山 貴
バスバリトン◎山下浩司
ピアノ◎河原忠之
プログラム
《おお、フィリアよ!DEVU春場所》
デンツァ:フニクリ・フニクラ(山下)
デンツァ:妖精の瞳(大槻)
クレシェンツォ:ツバメは古巣へ→
Già il sole dal Gange 陽はすでにガンジス川から A.Scarlatti
(望月)
チマーラ:愛の神よ、ようこそ(青山)
E.モリコーネ:「ニュー・シネマ・パラダイス」〈ピアノ・ソロ〉
源田俊一郎編:ふるさとの四季(全員)
---休憩---
G.カッチーニ:アマリッリ、私の美しい人
F.シューベルト:シルヴィアに
アイルランド民謡(チルコット編曲):ダニー・ボーイ
岡野貞一(チルコット編曲):朧月夜
やなせたかし作詞、木下牧子作曲:ロマンチストの豚/さびしいカシの木
J.コズマ:枯葉
永六輔作詞、いずみたく作曲(加藤昌則編曲):見上げてごらん夜の星を
竹内まりや作詞、村松崇継作・編曲:いのちの歌
≪アンコール≫
谷川俊太郎作詞・木下牧子作曲:春に
***
やはりいつもすばらしい5人組!
フィリアホールへは5年目の凱旋。
今日はいつにも増してメンバーの結束と愛を感じた日だった。
全員が頑張り屋のプリモ・テノールを支えた。
喋るのも難しい彼が歌う時は黄金の声だった。
コントロールが難しそうだったが高音は難なく美しく響かせた。
ピンチを笑いにくるむメンバーの優しさ。
マエストロ河原は望月氏の背中を二回、叩いてねぎらった。
青やんは苦手なMCを三回もふられて大笑いだった。Wotanもトークだけは苦手なようだ。
河原マエストロトーク
各メンバーの紹介
「山下さんは東京二期会こうもりに出ます。
青山さんはびわ湖ホールでWotanを歌いました。
大槻さんは日生劇場ルサルカで王子役を演じます。
望月さんは昨日ーーー
本日トークはいたしません。
白寿ホールでの「冬の旅」は大評判でした。
ギターに合わせるには繊細な声を持っていないといけない。
彼は繊細な声と力強い声の幅がすばらしい。
さて、太っている人間の宿命か、そんなに変わらないのに「太った?」「痩せた?」って言われるのです。
望月さんのソロの曲は
Già il sole dal Gange 陽はすでにガンジス川から A.Scarlatti
イタリア古典歌曲
に変更です。」
ピアノはスタインウェイ🎹
前説終わり。
ソロパートの始まり。
山下さん、フニクリフニクラ
美しくつやと色気のある黒曜石のような声
大槻さん大曲、
デンツァ:妖精の瞳
Denza - Occhi di Fata
すばらしい!
望月さん ガンジス川
美しい高音を難なく響かせる。
最後の音程を上げて歌うなど技巧も。
青山さん
すっごい声だ~~~屋根まで吹き飛びそう。
河原さん、「ニュー・シネマ・パラダイス」から
ピアノソロの映画音楽がすばらしい!
映画のシーンが次々に浮かんでくる。
ふるさとの四季
ふるさとは最初アカペラから入る。
ゾクゾクするこの響き。
いよいよ後半
望月さんマイクをつかむと、
「こんな声なんでトークを青山さんに代わっていただきます。」
青山さんに深々と礼。
青山さん「僕はアドリブや急な変更がとても苦手なんです。(爆笑)
「さっきソロの時 緊張して後ろに下がったらピアノにお尻がぶつかっちゃった。」
ここで言うべきことを思い出したらしく、大槻さんに
「これ二曲歌うんだっけ?」(爆笑)
アマリッリ
シルヴィア
またトークになって、
「青山先生いいですか?」と望月さんがふる。
青山「さっき僕は年が一番下なので可愛がられている(マスコット的存在)と言われてましたが、可愛がっていただいているはずなんですが、やっぱこういう時は…
先輩にやれと言われたら、ハイと」
また深々とお辞儀する望月氏
アイルランド民謡(チルコット編曲):ダニー・ボーイ
岡野貞一(チルコット編曲):朧月夜
菜の花畑に…
望月さんの高音すばらしい!浮遊感のある美声だ。
マエストロ河原の運指がすばらしい!
望月「では次は本当に青山さんの(トークの)番です。」
青山「肝心の自分の番で何を言うのか忘れました。(爆笑)
あ、ライブって何が起こるかわからないですね。
僕が三べんもMCトークするコンサートは二度とないでしょう。
次からは先輩の素敵なMCトークが聴けるでしょう。
さて木下牧子先生本人がさびしいかしの木をデーヴ用に編曲してくれました。ソロもありますし、とても難しいです。
ロマンチストの豚
さびしいかしの木
絶品でした!^_^
大槻さんトーク
青山さんにふりたそうに顔を覗き込むが、青山さん仰け反ってイヤイヤしながら下がる。
大槻さん 枯葉の詩の朗読
枯葉
ジャズ
最後の歌の前はリーダー山下さんがトーク。
「90kgきったら脱退という掟がありましたが、見てのとおり、青山君が脱退の危機です!
しかしもう本気で健康を考えようということになり、掟の「下限」を80kgに下げて健康でいようということになった今日この頃です。」(拍手)
山下「私がこの歌詞で最も好きな部分は『 』という部分なんです。
いのちの歌
望月氏のリードからの三人
アンコールは木下牧子氏作曲の『春に』
胸に沁みました。
おつかれさまでした。