バイロイトパルジファル
クリングゾールはイスラム過激派に寝返った男。
捕われの神父を救出するために突入した米国の特殊部隊。
前にも書いたよね
これは典型的「図式」ですよね
クリングゾルがゲルト・グロホウスキで、
見れば見るほど悲しくなってくる
合掌
そういえばザルツブルクのパルジファルの題名役はヨハン・ボータ。
やはり物故者
ワーグナーを歌うことは文字通り命をかけることなんだとわかる。
特にパルジファルには一種の呪いがあるのだろうか?
あーまた余計なこと考えすぎ。
この演出は時間が前後している。
第1幕の無垢なパルジファル(普段着)
第二幕で出てくる黒衣のパルジファルは第三幕の時代から時間をワープしてやってきた。
アンフォルタスがクリングゾルに拉致されて捕われの見になっていた時、その時代にタイムワープしてきたのだ。しかしアンフォルタスはパルジファルの目の前でクンドリの誘惑に屈してしまう。
その時代にやってきた青年パルジファル(米国の特殊部隊)はクンドリの誘惑をはねのける。
第三幕で現れるパルジファルは黒衣のパルジファル以降のパルジファル。
設定は中東のイスラム過激派に包囲されているキリスト教の最後の砦の建物。
戦闘の中でキリスト教を通り越し異常なカルト教団になっている。
そんな血の儀式から、第1幕のパルジファルは目を背けている。
何かが違う。
違和感を感じているパルジファル。
第二幕で黒衣に身を包んだ女たちを解放する。
しかし第三幕では棺の中に十字架を入れ、キリスト教を捨て去る。
宗教を脱したとき世界平和が訪れるのでは、という思想だ。
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最終更新日
2017年08月06日 16時21分37秒
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