日記
私は数年前までヴェリズモが苦手だった。
そのさらに前は蝶々夫人が苦手だった。
そのさらに前はトスカが苦手だった。
蝶々夫人が苦手だったのは外国人が曲解して描いている日本がどうも居心地が悪かったからだ。
しかしトスカも実演にふれると大好きになり(沼尻さん指揮の新国立劇場)、蝶々夫人もセッコの実演(藤原)を聴いてから、ようやく好きになった。
この二作品は日本でも聞く機会が多いので今ではほぼ暗記しているぐらいだが、
さすがにヴェリズモの定番中の定番 カヴァパリは、と食わず嫌いで思っていたが最近市民オペラや企画オペラで実演に接する機会があり、聴けるようになった。
本当にありがたい。
カヴァパリ公演実演拝聴はもう三公演めだ。ミャゴラトーリのカヴァレリアのみを加えると4回め
調布市民オペラ
杉並区民オペラ
響の森 オペラ
もう日曜あたりからカヴァパリのいろんなメロディが頭の中を流れていて、止まらない。
すばらしい作品に実演で接するということがいかに大事なことか!
彼らの名演を心の中に焼き付けるためにも、私は書かずにいられない。
いろんなカニオやいろんなトニオ、トウリッドウ 彼らは永遠に私の中に生き続ける。
本当に感謝しかない。幸せなことです。
まあ、聴きすぎると飽きちゃうんだけどね〜。
公演レビューも今回のカヴァパリは約6時間かかった。実演時間の三倍だ。
レビューは忘却との戦いなのです。
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最終更新日
2017年08月22日 08時18分00秒