バイエルン州歌劇場のパルジファル
キリル・ペトレンコの創り出す音楽が圧倒的にすばらしい!
まさにクライバー レベルの高みか。
歌手に合わせないのでパーペとかKochとか大変そう。
ハイバリのゲルハーヘルがアンフォルタス
バスバリ気味のバリトンのKochさんがクリングゾールというドンピシャ神キャスティング
ゴルダ・シュルツ すばらしい。
歌手は世界最高のスーパースターを揃えているが、裏返せばもう頂点に達したら後は次の世代に座を明け渡す時期ということだ。
それを今回痛感した。過渡期。そういう作品なのに演出がやや残念。
演出はオーディ
あのザルツのカラフルアフリカン民俗的魔笛の人だが、
暗く沈んだパルジファルで
醜悪な人々
台本どおりの演出で読み替えなしだが、
聖杯出て来ない
聖杯はアンフォルタスの血
グルネマンツとクンドリはパルジファルのお父さんとお母さんみたい。
そう置き換えると腑に落ちる
リヒャルト・ワーグナーにとっても家族はそういう関係性だったと推察できる。
生みの父親は存在せず(ティトレル
育ての父親(グルネマンツ)はやたら口うるさく叱責する。
母親の記憶はぼんやりしている。
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最終更新日
2018年07月10日 09時37分47秒