東フィル
第913回オーチャード定期演奏会
2018年11月18日(日)15:00開演(14:30開場)
Bunkamura オーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ
メフィストーフェレ (バス): マルコ・スポッティ
ファウスト (テノール): アントネッロ・パロンビ
マルゲリータ/エレーナ (ソプラノ): マリア・テレ-ザ・レーヴァ
マルタ/パンターリス(メゾ・ソプラノ):清水華澄
ヴァグネル/ネレーオ(テノール):与儀 巧
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団 他
【謹告】出演者変更
ボーイト/歌劇『メフィストーフェレ』(演奏会形式)
プロローグ:約30分
1幕:約30分
2幕:約35分
― 休憩:20分 ―
3幕:約25分
4幕:約25分
エピローグ:約15分
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
公益財団法人アフィニス文化財団
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バッティやっぱりすばらしい!
しかし爆演過ぎ。
歌手が歌ってるのにオケが鳴っていると聴こえない。
歌手はパロンビが全て掻っ攫っていった。
代役でこの出来はまさにアメイジング。
彼はドラマティコなのに高音もアクートで出る
スピントの効いた高音も持ってる。
まるでオテロの声です。
リリカルな部分が全くないのでそこが残念だが
すごいパワーを見せつけた。
パロンビがデカ声なので目立たなかったタイトルロールのスポッティ。お声はパーペに似ていて美声なので良かったがもっと全てにおいてデモーニッシュな感じを出さんとあかんね。
マルグリートがすばらしかった。ドラマテッィクソプラノですごいパワーなのにコントロールが効いている。次世代のスターですね。
与儀さんすばらしいリリコ・スピントの美声でした。
華澄さんもすばらしいお声でサポート力を発揮した。
女声二重唱聞き応えありました。
新国立劇場合唱団も大活躍。トラもいたようだがすばらしかった。
バッティストーニがこのレベルのコンサートオペラを毎年やってくれるのでとても幸せです!
歌手たちは演技しまくりで装置と衣装のないオペラそのものだった。バッティストーニに感謝しかない!
バッティストーニをサポートしている菊池裕美子さんが最後に紹介された。彼女のおかげでバッティストーニがスムーズに仕事できているのだったら誠にありがたいことです。ご苦労様です。
アッリーゴ・ボイトの音楽は悪くないのだが、あれ?これどこかで聴いたよねという部分が頻出する。やっぱり偉大な作曲家の列に入らないのはそのへんが理由かな。
ヴェルディの仮面舞踏会にそっくりなシーンとか、他もあれ?が多いし、だから何べん聴いても印象に残らない。