写真左から、園山正孝 高柳圭 野村光洋 狩野賢一(文中敬称略)
Photo: ©Shevaibra, courtesy of Gent@rrabbiata
ジェンタラビアータ
Gent@rrabbiata蕨公演第7弾!!
2024/9/23(月曜祝日)14時開演(13時半開場)
蕨市文化ホールくるる
出演
高柳圭(テノール)
園山正孝(テノール)
野村光洋(バリトン)
狩野賢一 (バス・バリトン)
中山博之(ピアノ/編曲/司会)
歌劇《ラ・ボエーム》より“もう帰らないミミ”
歌劇《ドン・パスクアーレ》より“甘く清らかな夢よ”
中山博之編曲昭和歌謡メドレー
オーソレミーオ
フニクリ・フニクラ
他
***
男声ヴォーカルユニットのはしり?ジェンタラビアータは2012年結成で、今年12年目だという。
私はその結成時、
2012年に代官山で行われた旗上げ公演も見ている。
本日会場は超満席状態の大盛況。
固定ファンが多いようです。
12年も続けられているということはすばらしいことですね。
おめでとうございます。
前半がオペラアリアと重唱
後半がウリの中山氏オリジナル編曲の昭和歌謡と
カンツォーネメドレー
後半ははっちゃけて楽しく、会場大盛り上がりでした。
***
1
歌劇《ラ・ボエーム》より“もう帰らないミミ”
O Mimì tu più non torni
ロドルフォ:高柳圭
マルチェッロ:野村光洋
野村光洋氏、ひときわ轟くドラマチック・バリトン。
高柳氏の華やかな高音とよくマッチする。
二人の気の置けない関係が垣間見える。
TALK>>(メモを元に抜粋)
中山「結成から12年。私は神奈川のCHOPINと呼ばれている中山です。私は作曲と編曲とピアノと音楽会の二刀流(やたら今日は大谷選手に寄せる中山氏)」
2
レハール「微笑みの国」より
♪君こそわが心のすべて
"Dein ist mein ganzes Herz"
Lehár: Das Land des Lächelns
園山正孝(テノール)
リリックな美声で端正に歌い上げる。
最高音はAs(A♭)
3.チャイコフスキー「イオランタ」より
ルネ王のアリア
「主よ、例え私に罪があろうとも」
Iolanta, Op. 69: King Rene's Arioso: Gospod' moi, esli greshen ia
狩野賢一 (バス・バリトン)
すばらしい低音!
4、ショパンエチュードより
♪別れの曲
中山博之(ピアノ)
TALK>>中山「私はピアノ名曲サロンという講座をさいたま新都心でやっている。今日もそういえばあった。」野村氏TALK「2年前CDも作った」(次の曲の説明。)
5.ドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」より
二重唱♪青春の夢よさようなら
Sogno soave e casto
ドン・パスクワーレ:狩野賢一
エルネスト:園山正孝
結婚宣言するパスクワーレ。ごくつぶしのエルネストは家を出ていくように言われ、ノリーナと結婚できなくなると思い悲しむ。
ドン・パスクワーレ
Io prendo moglie
Io, Pasquale da Corneto
エルネスト:
Sogno soave e casto
最後はAs(A♭)?
6.プッチーニ「マノン・レスコー」より
♪見たこともない美人
Donna non vidi mai
Puccini's 'Manon Lescaut'
高柳圭(テノール)
パワフルなリリコ・スピント
TALK>>中山「すてきですね!僕も歌いたいけど、ま~ピアノ弾けるからいいかな…」
7.ヴェルディ「ナブッコ」より
♪ユダヤの神よ
Son pur queste mie membra? Ah! fra le selve ~ Dio di Guida! ~ O prodi miei, seguitemi
Verdi "Nabucco"
ナブッコ:野村光洋
ヴェルディに特徴的なレガートの連発。難曲を見事にパワフルにカバレッタまで歌い切った。彼はこの役全幕を演じたのだ。ドラマチック・バリトン、ヴェルディ・バリトンとしてさらに表現力を増したような。
Ah, prigioniero io sono!
顔を両手で覆う
Dio di Giuda!
ナブッコが天の啓示を受け改宗した瞬間だ。
第2部
昭和歌謡
中山博之さんが「寝ないで」編曲した労作。
男声4声で重厚かつパワフル、倍音の美、そしてリズミカルで。
高柳圭さんの感情込めた絶唱が光った。
ところが最後になって
急に「テノまみ」!
大変装大会で
大受けでした。
カンツォーネパート
中山「4曲は初めてTRYする曲。」
O sole mio
全員
アル・ディ・ラ
野村光洋
涙のさだめ
狩野賢一
魂と心
園山正孝
ガラスの部屋
高柳圭
フニクリフニクラ
全員
どれもすごく心に訴える歌唱ですばらしいです!
Encore
1
○○○○
中山さんのピアノがどこまでも飛翔し別の曲になっていく…(笑)
2
メリーウィドウから♬女だらけのマーチ(通称)
終わっても終わっても終わらないスパルタな中山さんのピアノで一同へとへとに。
お疲れ様でした!
恒例、休憩時の撮影タイム
写真左から、高柳圭 園山正孝 中山博之 野村光洋 狩野賢一
Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist