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カテゴリ:鍼灸
90歳を超える高齢のご婦人から電話で、
「腰が痛くて動けない…」ということで出張治療に伺いました。 だが、なぜか妙にそっけない。 それで、話を聞いてみると、 以前、鍼灸治療を受け、何度か通ったが効果がなく、 その上「これはもう治らないよ」と言われ、悲観的になってしまっているようであった。 そして「こんなに痛いままなら、もう死にたい…」と。 高齢による弱音ではあるのだろうけど、 いきなりこう言われると、正直、ちょっとドキッとします。 これは何とかしたい…、いや何とかしなければ…。 そこで、とりあえず、冷静に 「完治まで至らないかもしれなけど、痛みの緩和にはなります!」と。 脈を診て、全体的な治療である本治法(脈に対するツボの治療)、 そして、患者の心に集中しながら、標治法(局所治療)を行いました。 そして、確認の意味で立ってもらい、変化があるか尋ねました。 「そんなに、すぐ良くなるはずがないでしょう…、あれ~楽~!」と。 目を輝かせて、喜んでくれました。 ああ~、良かった!! 「年齢に限らず、やはり自然治癒力はすごい!」 このために、この仕事やってんだ…と再確認させてくれました。 ありがたいな。 明日、また診に行きます! もっと喜んでもらいたいもんですなあ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.25 08:55:51
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