2008年12月21日(日)、南砺市高宮(福光)の、大きなおうちで、南砺市の特産品「かぶら寿司」を作るプログラムを開催いたしました。11人の皆様にご参加いただきました!ありがとうございました。
会場は、南砺市高宮・・・富山県内の方は、「天気予報」で出てくる地名としてご存じかも。
干し柿の産地でもあります。
会場になったおうちは、大きな屋根の古民家風のおうち・・・その居間にテーブルを置いての作業です。
築100年くらいになるのでしょうか!?
今回は、高宮の辻野さんにお世話になりました。この大きなおうちは辻野さんの奥様のご実家です。ご近所のかぶら寿司名人の林さんが、いろいろ準備し、教えてくださいました。
かぶら寿司は、特産の大きなかぶを1.5センチの厚さに輪切りにし、さらに小さく切って、切れ込みを入れたものの間に、塩サバやブリを挟んで、麹の甘酒につけたものです。
かぶはすでに5日ほど前に3%の塩漬けにしたものをご用意いただきまして・・・
それに、かぶら寿司用に小さく切った塩サバ。
かぶらずし用の甘酒も福光あたりでは市販されているようです。これにごはんを入れて混ぜて使います。
福光には「石黒麹店」という麹屋さんもありますので、自分でかぶらずし用に甘酒を作ると本当に手造りができますヨ。
さて、この日は、かぶの間に塩サバを挟んで、容器にどんどん詰めていきます。1段うまったら、甘酒を敷いてにんじんも入れます。
こうして何段か重ねたものができたら、あとは重石を載せて1週間まてば出来上がり!
林先生は「たくさん甘酒を入れてね」と言ってましたが、実際にはみなさん、たくさん入れすぎたようで、あっという間に足りなくなってしまい、追加でもってきていただきました(^^;)
早めにつけあがるかもしれませんね!
このかぶら寿司、富山県西部や石川県では冬になると食べる特産品です。辻野さんに言わせると「石川ではなくこっちが本家だ」だそうですが・・・(^^;)石川ではブリが多いのですが、サバのほうがあっさりしていて食べやすいと富山ではサバが主流です。
どこのお家でもつくっていたこうした郷土料理、作り方を伝えていきたいです。
来年は、「かぶの準備」「麹づくり」「塩サバづくり」もフルコースでやってみるこだわりコースもやってみたいと思っています!