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カテゴリ:広島県
瀬戸内海芸予諸島の一つである島。面積は0.7㎢。竹原市の忠海港から片道約15分程度の場所にある。
通称、"猫島"ならぬ"うさぎ島"。島にはなんと、野生のウサギが900羽以上棲息している。ウサギの島としてメディアに大きく取り上げられたことで人気を集め、また海外でもこの島が紹介されたため、国内外問わず癒しを求めて多くの観光客が訪れている。島内には宿泊施設「休暇村大久野島」があり、キャンプやサイクリング、釣りなどのレジャーも充実している。 一方で、この島は1929年(昭和4年)~1945年(昭和20年)までの間、太平洋戦争で使用する毒ガスが秘密裏で製造されていた「毒ガスの島」だった。また、毒ガスの製造を秘匿するため「地図から消された島」でもある。当時使われていた毒ガスの貯蔵庫跡や、発電所跡など複数の遺構は今も残っている。 忠海港からフェリーに乗って大久野島へ。運賃は片道310円。島までの時間は約15分。 島に着くと早速、沢山のウサギがお出迎え。皆人間に慣れており大人しく、餌やりは自由にできる様になっている(一部餌やり禁止区間あり)。ちなみに餌は島内で販売されておらず、忠海港にある売店で買っておかないといけない。 キャンプ場。 うさ耳のオブジェ。耳当てに耳を当てると、ウサギの耳の聴こえ方を体験できる。 「幹部用防空壕跡」 名前通り、幹部用の防空壕。従業員用の防空壕が地面に穴を掘っただけの簡単なものだったのに対し、こちらはコンクリート造りの強固な防空壕で、幹部たちがどれだけ優遇されていたかが分かる。 「研究所跡」 毒ガス製造時に研究室、薬品庫として使われていた建物。戦後は一時、宿泊施設として使われていたこともあったんだとか。 「三軒家毒ガス貯蔵庫跡」 猛毒で皮膚がただれる「イペリット」という毒ガスが貯蔵されていた場所。大きなタンクが下の台座の上に置かれていた。 テニスコート周辺にて。沢山のウサギが集まっていた。 1枚目の子は何故かアジサイの葉を美味しそうに食べてた。 広島県竹原市 『大久野島② 長浦毒ガス貯蔵庫跡、北部砲台跡、芸予要塞時代の桟橋』へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.04 17:04:54
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