313103 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

tacmic Ave.

tacmic Ave.

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
May 24, 2006
XML
テーマ:防犯(383)
カテゴリ:ママとして
毎日よくもこう色々あるものです・・。
今日はシェリーの行動について書きます。(・・また長くなりそう・・どうぞお付き合いを・・)

彼女はとてもいいことをしました。

今週末の運動会の招待状を学校の授業で作ったと言います。
それを運動会に来てほしい人に当てて送りましょう。という主旨のものでした。
シェリーはララチャンのおじいさんとおばあさんに渡すというのです。

  <<ララチャンのおじいさんとおばあさんについて>>

   うちのマンションから駐車場まで徒歩約2~3分。
   途中、とてもキレイに庭の手入れが行き届き、窓越しにはいつもかわいいワンちゃんが
   居るお宅があります。このワンちゃんこそ「ララチャン」。
   そしてララチャンをこよなく可愛がり、名前も知らないただの通りすがりの私たち親子に
   いつも優しく温かい挨拶の言葉をかけてくれるご夫婦(見た目50代後半~60代前半)
   こそララチャンのおじいさんとおばあさん。(そんな呼び方はあくまでも子供目線から・・)
 
   本当にいつも優しく、気軽に声をかけてくれるので姫達も通りがてら挨拶をします。
   ご主人は庭の手入れや車の掃除など、気付けば玄関先にいる方。
   奥さんはいつも二人を「あら~カワイイお子さんね!」と言ってくれる方。
 
   でも本当にそれだけの関係というか、挨拶付き合いというか、
   名前も表札を見てやっとわかる程のそういった関係のご夫婦です。

   お子さんがいれば結婚されて独立した生活を送っているのかな~。とか、
   もしかしたらお子さんはいなくて二人仲良く今まで生活されてきたのかな~。とか、
   ララチャンが子供代わり?・・とか。
   ちゃんとお話をした事がないので色々想像はしてしまいます。

   ララチャンのお散歩仲間はたくさんいる様子だし、自治会の集会などには毎回顔を出し
   ご近所付き合いもとても上手にされていて、色んな方と知り合いの様子。
   きっとお人柄なのでしょう・・。


そんなご夫婦に突然シェリーは運動会の招待状を渡すと言いました。
ビックリするんじゃないの~??と言ってはみたけど、
本人はすっかりその気だし、一生懸命書いたし、見に来てもらいたい!と言います。

それならば渡しておいで~。。。もしかしたら喜ぶかもよ。。。

シェリーは行きました。ララチャンのおじいさんとおばあさんのお宅へ。
渡すだけのはず。
そりゃ想像するに「ありがとうね~、嬉しいよ~」だの、立ち話くらいはあると思います。
だってそれまでちゃんとお話した事がなかったのだから。
ご夫婦も色々お話したいんだろうな~・・と、思いましたよ。

でも何十分経っても帰って来ない
外は今にも泣き出しそうなくらいの雨雲。稲妻。風がサワサワ強くなり・・。
でも一向に帰って来ない。

おかしい・・。

コン(今お泊りしている)は「遅いよね~、何してんのかね~」と言い出す。
モーリーは「あたしも行きたい~!ララチャンのとこ、お姉ちゃんだけずるいぃぃ!」と言い出す。

行き場所はわかっている。通りに面した毎回駐車場に行く道の途中のお宅。
「ちょっと見てくるわ。」とあたし。

マンションの敷地を出て何十メートルか行けば、きっと、シェリーは得意気に
お喋りを楽しんでいるのだろう。それこそ時間を忘れて・・。
でも家の前には誰も居ない。
いつものキレイな庭の花たちがいつもの様にキレイに咲いているだけ。
・・まさか!もうとっくにこのお宅を後にしたのか??・・
でもそれを確認すべく、あたしは思い切ってピンポ~ンをした。

おじいさんが笑顔で迎えてくれました。いつもの優しいご主人。
(ご主人)「ああ、こんにちは。娘さんから嬉しいプレゼントをいただきましたよ~」
(あたし)「突然で驚かれたでしょう・・?すみません・・」
(ご主人)「いえいえ、とても嬉しかったですよ~。
      運動会に招待してくれるなんて思ってもいませんでした~」
(あたし)「・・すみません、あの子嬉しそうに一生懸命作ったなんて言って・・」


と、会話をしながら「で、うちの子は・・?」と聞くタイミングを伺うあたし。
その時、家の中から「ママ!」とシェリーの姿が・・。

あたし)「え?お邪魔してたの??やだ、渡すだけだって言ってたじゃない」
(奥さん)「いえいえ、私たちが遊んで行く?って誘っちゃったんですよ~」
(あたし)「・・すみませ~ん、ホント、突然だったのに・・」
(奥さん)「ホントに嬉しくてお話聞かせてもらってたんですよ」


はぁ~・・まさかお邪魔していたとは・・。

(シェリー)「もうチョットだけいい?ママ、お願~い!」
(ご主人)「どうぞ、どうぞ、お母さんもどうぞ」
(あたし)「いえいえ、もうチャイムも鳴ったし(5:30)雨もすぐに降り出しますし、
      下の子も待ってますので・・」
(奥さん)「もう少しだけ、いいでしょ?帰りは送りますから」
(あたし)「・・え~、でもぉ・・」
(シェリー)「ママ、お願い~」
(ララチャン)「ワンワン、ワン!」(←なにかのマンガの様・・)
(あたし)「・・じゃあ、もう少しだけね。すみません、ホントに突然。ではお願いします・・」

と、長くなりましたが、ごく普通のなんともほのぼのとしたお話。

でも色々な感情を背負ったままお宅を後にしたあたし。
色々な感情・・ここ最近このあたし自身の感情に振り回されている自分。
頭をよぎるものは「嫌な感情の自分」。

今世の中では信じられないような痛ましい事件が哀しい事にたくさん起こっている。
それは未来ある無邪気に笑う子供達の命を脅かす恐ろしい事件が。
「まさかあの人が!」「信じられない!」「そんな事をする様な人には見えませんでした」
など、知り合いが知り合いの子供の命を奪うという
普通じゃ考えられない様な痛ましい事件が起こっている。

あたし達母親は(に限らず)とても敏感になる。
もし自分の子供だったら」・・と。「明日はわが身・・?」・・と。
常に子供達には「知らない人にはついて行かない事」とか色々言い聞かせています。
最近では「たとえ知っている人でも車には乗っちゃダメだよ」とか
そんな哀しくなるような事までも口をすっぱくしながら言い聞かせています。

こんな世の中にしたのは一体誰・・??

信じたくても信じられない、この人だけはと思えば思うほど裏切られたら・・?など、
本当に人として母親としてどう子供を危険な目にあわさずに済むか
とても敏感になってしまう。

こんな事、どうして考えなくちゃならないの・・?
こんな事、どうして教え込まなきゃならないの・・?
どうしてこんな世の中になってしまったの・・?


今日シェリーがした事自体はとてもいい事だと思います。
彼女の行動だって、昔ならホノボノしたお話で終わるはずだと思います。
でも、なんで、どうしてこんな感情を抱かなきゃならないの・・?

もしララチャンのお宅から帰って来ないことになってしまったら・・??

過敏になりすぎているのは自分でわかっています。
とても優しいご夫婦、そんな事はないって、有り得ないってわかっています。
でも、こう思ってしまう事自体本当に哀しい。自分のこの感情が悲しい

シェリーを送り出した自分は正しかったのか・・?
シェリーを無理にでも連れて帰るべきだったのか・・?

本当に微妙な感情でした・・。

もちろんシェリーは元気に帰って来ました。お土産まで頂いて。
エントランスまで奥さんが送ってくれました。
心から「お世話になりました」とお礼を言いました。
そして心の奥で「ちょっとでも疑って本当にすみません。」という微妙な感情。。
もうひとつ、「無事に帰ってくれてありがとう・・」という微妙な感情。。


シェリーには招待状を喜んでもらえて良かったという褒めの言葉と
そしてあまり口にはしたくなかったけど「これからは勝手に人のお宅にはお邪魔しない」という
約束をする為の説明(シェリーは話せばわかるから)をしました。
それも微妙な感情で。

でも自分の知らない所で起こることに関しては守り切れない場合もある。
とてもあなた達の事を心配して想っている。

ということは伝えたかったです。

パパに話したら「気持ちはわかるけど、過敏になりすぎてもいけないと思う」と言われました。
確かにそうだと思います。「何も出来なくなるぞ」とも。
人を信じられなくなったら本当に哀しい。
でも何かあったらもっと哀しい。それどころの話じゃない。

     本当に長くなってしまいました。
     つい指が動いてしまいました。
     最後まで読んでくださった方、ありがとう。

     みなさんはどう思いますか・・?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 25, 2006 06:20:46 PM
コメント(10) | コメントを書く
[ママとして] カテゴリの最新記事


PR

Profile

tacmic

tacmic

Recent Posts

Category

Favorite Blog

日々是好日 bitterzucker89さん
Tatusyuのブログ日記 Tatusyuさん
pastel ☆color 菜々星*nanase*さん
田舎暮らし応援倶楽部 田舎暮し応援倶楽部さん

Comments

 tacmic@ Re[1]:ポリアンナの魅力(08/15) ウッドチョッパーさん この日記にコメ…
 ウッドチョッパー@ Re:ポリアンナの魅力(08/15) 実は息子さん(ダイスケ)と大学時代に良…
 tacmic@ Re:やり遂げた達成感はこの上ないでしょう。(10/25) まほたいさん 応援ありがとうございま…
 まほたい@ やり遂げた達成感はこの上ないでしょう。 まずは、おめでとう・というより、良くや…
 tacmic@ Re:お疲れ様♪(10/25) ひつじmamaさん 応援ありがとうご…

Archives

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024

© Rakuten Group, Inc.