川辺町の危険空き家が倒壊
岐阜県加茂郡川辺町にある危険空き家が、この間のゲリラ豪雨の影響で一部が道路にも倒壊した。
7/13早朝に倒壊し警察や消防や町により道路封鎖が行われたが、幸いケガ人はなかった。
翌日の7/14にはNPO岐阜空き家ネットにも連絡が入り、即日に理事長と共に現地を確認に行った。
現在、NPO岐阜空き家ネットでは、川辺町企画まちづくり課や下麻生地区の空き家委員会と共に空き家の解消に向けて、空き家を調査し空き家バンクへの登録などに取り組んでいる。その最中に発生した事故である。
この3日間は凄まじい雨量のゲリラ豪雨が発生し、傷んだ空き家の屋根土や壁土にも多くの雨水を含ませ重量を増やし、さらに突風で押し倒した様だ。
構造材も腐食し、時間と共に倒壊リスクは増加し、人的被害が発生しない事を祈るばかりだ。
倒壊の翌日、我々が現地確認する早朝に、運良く近くに解体現場があり、重機が自走して危険部位を解体し解体材も搬出した様だ。
この際、全部解体すれば良いと思ったが、所有者から待ったがかかり、まずは途中までの解体でやめた様だ。
下麻生の平和錦酒造の前にある危険空き家だが、この際、全撤去して駐車場や公園、トイレなどを整備して下麻生地区の空き家を活用したまちづくり再生の基盤整備としてもらいたいものだ。
まだまだ素敵な古民家がたくさん残る、歴史的資産価値のある地域なので、すでに古民家を活用した蕎麦屋さんも大人気であり、カフェやゲストハウス、雑貨屋さんなども出来て、酒蔵見学も含めて町が元気になると良いですね。
7/22-23には平和錦酒造で夏祭りがあるそうなので、危険空き家の見学をしながら、参加されてはいかがでしょうか?
空き家の敷地内には入れませんが、危険空き家の現実を肌で感じるには良い機会です。
うだつの上がる立派な町家でしたが、今では悲惨な状態です。美濃市の立派なうだつの上がる町並みと比較して、あまりにも無残な現実です。
もっと早く手を打てなかったのか残念ですが、こうなると解体するしかありませんね。
空き家が悲惨な状況になる前に、住宅診断を行い、早急に修補すべきところは治さないと大変な状況になり、放置して事故が起こり死傷者が出ると損害賠償請求なども起こり得ますので、早期の対応が必要ですね。
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