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カテゴリ:ラグビー関連
関東学院が33-26で早大に勝ち、3年ぶり6度目の優勝です。
関東学院はFWはラインアウトでは完璧に早大を潰し、密集の接点でも激しく当たって ターンオーバーされたのは一度くらいしかありませんでした。 詳細は後ほど。 前述の通り、早大ボールのラインアウトを、関東はことごとく奪い、通常なら早大が相手ボールのラインアウトは徹底して 研究して「壊して」しまうんですけど、今日は逆に関東のほうが早大ボールのラインアウトを「壊して」しまっていました。 ここはFWの身長差がモノを言った部分もあると思いますが、関東は相当研究していたように思えます。ちなみに身長差 の話が出ましたが、ラインアウトで競る選手の身長は、早大 ロック183、184センチ、ナンバー8が181センチ、 フランカー豊田188センチに対し、関東は西、北川の両ロックが196、194センチ。この身長差をフルに生かして早大 ラインアウトを機能させず。密集での攻防、特にラックでは関東が持ち込んだボールはほとんど奪われず。ラックでの集散が 関東のほうが速い上に当たりが激しく、早大がジャッカルしようにもできません。FWがこれだけ有利に立てば、BK陣もネームバリューは日本代表4人を擁する早大には落ちるも総合的なレベルは高い関東BK陣がパスをつないで走り、継続。 5分、20分、28分とトライを奪い、試合のペースを握りました。 早大はハーフタイム前に2トライを返しますが、後半になってもラインアウトの劣勢は変わらず、しかもFWの選手で怪我で倒れて交代する選手が続出。今まで早大と対戦したチーム方が後半になると倒れたり、足が攣ったりしていたのですが、今日は逆。関東FWの密集での当たりの強さをよく現していました。ラインアウトの劣勢もそうですが、ラックでの攻防でも当たり負け、FWがかなりプレッシャーを受けていたこともあり、矢富、曽我部のHB団も思うように動けず、したがって今村、五郎丸の日本代表コンビ擁するBKも走ることができず。 特に五郎丸はディフェンスでも高いタックルでハイタックルを 取られたり、関東WTB陣にタックルを外されて転がされたり、ほとんどいいところがなかったような。ラインアウトが全くダメだったため、反則を得てもタッチに蹴りだすことができず、速攻や意図的ノータッチで攻めざるを得ず、ラインアウトを思うように確保できないことで、無理をしていました。 関東は選手ではラインアウトで健闘した両ロックはもちろん、フランカー竹山、ナンバー8土佐が力強い突進を見せていましたし(特に竹山はディフェンスでも後ろまで走って止めて、3つ目のトライのラストパスも、唸らされるほど見事でした!)、高山、櫻谷の両CTBもタックルに縦突進で貢献。 個々人でもスター揃いの早大を圧倒。同大に次ぐ史上2校目の3連覇を狙った早大を力でねじ伏せました。 これで6年連続の決戦となった両校の決勝での対戦成績は 3勝3敗の五分に。この両校の決戦、レベルが高くて面白いのですが、、いい加減他のチームが決勝に出てきてもらいたいもの。昨年までは4強の顔ぶれまで同じでした。が、今年は関西勢が2校4強に残るなど、多少は変わってきているかも。来年はわが母校もこの一角に、いや決勝まで行ってもらいたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月13日 22時11分09秒
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