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カテゴリ:本
こないだのお出かけで古本屋も寄った。古本屋にしてはだいぶ高価だったが買っちまった。
平山夢明の 超怖い話 3冊。いや、怖いね。あんまり怖いから夜、読むのがおっかないほど だけど読んでるけれどもね。短い話がたくさん詰まっていて続きものでもないから ちょいと読むのに適しているんだけれどもついつい読み続けてしまう。怖いのはずっと 読んでいるとやっぱりちょいと気持ちってか心ってか精神に影響が来てしまうというか なんか自分にも見えてくるような気持ちになってくるのが怖い。とくに暗くなってくると。 またそれがたまらないってのもある。 この本にはいろいろな話が詰まっているので飽きがこない。普通の怖い話の本ではだいたい パターンが決まっていて読んでいるとマンネリになってしまって飽きてくる。で、途中で 中断したままそのままになってしまうことが多い。でもこの本は違う。一応、聞き取りで いろいろな人のさまざまな話を集めている。他愛もない話しからありがち怪談話、動物の 祟りみたいな話から動物の恩返しのような話、妖怪話みたいのまである。願いが叶うような 話は苦い話の中に甘い話があったような感覚で気分も良くなる。 中にはすごく短くて9行くらいでしかも1行も文字数が少なくホントに短いんだがゾッとする 話もあったりしてしばしやられる。 携帯電話の話が多いのは時代なのか。携帯も霊絡みになるというのは恐れいる。 怖い話、霊の話、不思議な話っていわば生きてる人間にとったらあっちの世界の話なわけで 映画を観ているようないや、想像力を働かすから本を読んでいながら映画のように頭の中で 映像が映ってくるような一種の娯楽のような感じかな。 ただどこかで冷めてるというか、腑に落ちない面もあって霊のようなものがすべて死んだ人間 のものだったとしたら今まで数え切れないほどの死があるわけで場所にしてもなんにしても 霊であふれかえってどもならんべやってツッコミどころもあるにはある。そしてどのくらいで 霊ってのはなくなるのか?何百年?何千年?サルから人間になったときからそういったものが あるのかないのか、昔なんて人殺しなんて普通だっただろうし戦争で死んだなんてったら 成仏なんてできねーべや。戦争で死んだ数なんてったら数十万数百万単位だろう。 そんなんが全部、幽霊になっちまったらもしか霊が見える人だったら息する暇がないくらいに 霊で溢れかえってるんじゃねえか? ・・・・ なんてね? 野暮なこともたしかにある。 ただ編著の平山夢明自身、別に自分が体験したわけでもなく体験者に聞いてまわってそれを 本にまとめてるだけなのに毎回、本を出すたびに命の危険にさらされているらしい。それは 家族にも及んでいるとか。まあ普通の神経の持ち主でないことだけは確かだ。 平山自身、子供のころに祟りってのが本当に存在するのか実験したことがあるって話。 なんだか祟られそうなものをたしか壊してそこへ小便をかけたらしいが死ぬ目に遭ったらしい ただ彼の考えだが子供だったから命まではとられなかったのではないかと、大人になった今、 やったら確実に死ぬと思うって。 こんなことを長々と書いてる俺にもそういった霊障が出てきたらヤだからこの辺でやめとく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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