献血拒否されるヒマなし牛飼い日記

今週末は十勝の展示会行きにより酪農ヘルパーを丸２日間頼んである。

ヘルパーを１日頼むとうちの規模でだいたい１４０００円前後。２日で３万近い。
酪農ヘルパー依頼もノルマがあって月に２日以上は頼まなくてはならない。

今月は連続で２日間頼んだが来月は１日ずつ中ごろと末ごろに申し込んである。


ってヘルパーの話ではなくアスパラの話だ。


今週中にアスパラを送ってやろうということになっていたが
嫁に「いつ採りに行くの？　行くとき言って。　一緒に採りに行ったほうがイイしょ？」
もちろん一人で採りに行くよりも二人で採ったほうが楽だ。
それにアスパラ採りは俺はしたことがない。嫁は何度かしている。

俺は「いつ行くの？　」　とか　「いつやるの？」　とか聞かれるのが好きではない。
そう聞かれ続けるのも嫌なので　すぐに行くことに。


アスパラ畑は隣の街から通ってきているアスパラ農家の畑の隣の空いているスペースに
作らせてもらっている。

知り合いのアスパラの苗作って売っていた人が売れ残ったからといって一昨年だったか
売れ残りのへタレたアスパラ苗を軽トラに１台くれた。

アスパラは苗や株の良し悪しと堆肥だ。
堆肥は腐るほどあるのでずっと前から自家消費の分と送る分くらい
自分で作りたいと考えていた。

で、売れ残りとはいえ苗を大量に貰った。
しかし貰った時期は牧草の繁忙期。
アスパラを植えるどころではなく植える場所さえ決めてなくて実家の家の庭に大量に並べて
水だけかけていたところ隣のアスパラ農家の人が立ち寄ったときにそれをみて

「ウチのアスパラ畑の横、なんぼでも空いてるからそこに植えれ～！」

と言ってくれた。

が、隣とはいえ５００メートルは離れているのだ。
父親が散歩がてら行って採ってくるならいいが俺らが歩いて行ける距離ではない。
行くとすれば車だ。
車で行くならウチにも空いているスペースは耕作放棄地にするほどあるんだがなあ～

隣の人はしつこくウチに寄るたびに
「ウチに植えれ～」を繰り返す。
ウチに寄るのはハネ品のアスパラをうちに届けてくれていたのだが、来るたびに言われ続け
ウチでもかといってすぐにどこかに植えるというヒマもなく仕方なく
隣家の畑に植えることにした。

植えたのはたしか嫁と母親と父親とその隣のおじさんである。
俺は牧草でいっぱいいっぱいでとてもアスパラどころではなく、しかし堆肥くらい撒けと
言われて牧草収穫機械付け替えまくりの中、堆肥撒きの機械を付けて
自家消費と送る分程度のスペースに堆肥を撒きに行った。

結局、アスパラ植える機械？器械？器具？を使って隣家のおじさんが植えてくれたし
おばさんは草取りもマメにしてくれている。
去年も今年も管理はうちよりも隣家がしてくれている。

で、今年から収穫し始めたということだ。

アスパラ農家は毎日、人頼んで午前午後とびっちり収穫選別出荷しているようだが
ウチは２，３日に１回行って食べられそうなのを採ってくるだけ。
細いアスパラも一緒に切って捨ててくる。

この細い捨てるアスパラ、もったいないんだが牛が食べないかな・・・？
なんて考えながら。

こないだの霜でうちもけっこう被害があった。霜にあたると畑で腐るのだ。
まあ仕事じゃないからへっちゃらだがアスパラ農家はたまったもんではなかったろう。


アスパラも送ったし今日は育成牛を育成の牧場へトラクターで引っ張って行って放牧してくる

ヒマみて牧草機械の整備もしつつ花の手入れも。

今のところ嵐の前の静けさでのんびりした日々が続く。　牧草までは。