しあわせアヒル

5年生の年末

お互いに血は繋がっていないけれど家族同然
それぐらいの親友がご家庭の事情で母国へ戻られることになりました


友達がいなくなった当初は離れていても関係ないと強気な息子でしたが
学年も上がって落ち着いた頃は随分と不安定な時期もありました

「一生、これ以上心を許せる友達に会えないかも」と泣いたこともあります

とっても自由なタイプの子だったので
近くにいる息子の親友たちがあまりに人間的に大人で
「自分には彼らみたいな優しさがない」と自信を無くしたことも

自分の良いところ探しを頑張っていた時期もありました

「頭が良い、勉強ができるってみんな言うけど
べつに天才って程できる訳じゃない！」と泣いたことも

私は天才って決して幸せじゃないと思うし
優等生だった私からしたら、優等生って辛いよって思うし
「一番」がとても大好きな祖父だったけれど
私自身は一番って別に重要ではないと思っていて

それは母が学校で一番でも市、県、国、世界となったら
大したことじゃないって考えの人だったから

私は幸せは色んな形があると思うので
大好きな人がいて、尊敬できる友達がいて
好きな事も沢山あるあなたは幸せだと思うよ

そう話しました

それでも涙、涙の日々が続き

たまのSkypeで一緒にゲームをしたりと親友との関係を続ける中で
すこしずつ落ち着いて
先生にも成長ぶりを褒められるほどに


親友からの自立と言えます

学校でもとても頑張っていたと思うのです
空気を読むのが苦手だった子が
正しいと思っても意見を我慢する大切さも知ったようでしたし

先生からも課題は「朝早く来ることぐらい笑」
そう笑いながら言われるくらいに、頑張ったのだと思います

学校に行きたくないって言う間も
学校ではとっても楽しそうにしていたそうです

そんな大成長の数カ月を経て

なんと親友が戻ってくることになりました

帰ってくる1ヶ月も前から私だけ知っていまして
この内緒の辛い事、辛い事

突然のピンポンで、目の前の友達を見た時の
息子の嬉しそうな顔！
見ていて涙が出てくるのをぐっと堪えました

そんな訳でこの夏はその友達だけでなく、新しく出来た友達
親子で仲の良いお友達と遊びたい息子苦笑


全然お勉強しないー

なんて怒るのも違うと思うので

遊ぶ日以外はしっかりと学び、家のお手伝いもして
遊ぶときは存分に遊ぶ！って事にしました


理系や初見問題に強い息子
一方で字の汚さ、あとは漢字が課題の息子

毎日、勉強の最初には五十音を読みやすい字で書くことから始め
漢字はプリントアウトしてものとドリルで

​
小学6年分の漢字をたった7日で総復習

後は家にある問題集と
自分で考える事、家族や友達といろんな問題を話す事


そんなことを大切にした夏休みにしたいと思います

昨日の夜は「明日はママが1日お休みＤＡＹにしよう」と言ってくれて

今朝はおむすびを作ってもらい
当たり前のことがあんまりできないタイプなので
掃除機のかけ方、洗濯ものの洗い方、干し方
お手洗いの掃除の仕方、洗い物のやり方などを教えました


また職場でも思うのだけど、効率って大事な場と言うのがある

例えば同じ時給を払うとして
一時間に10しか出来ない人よりも、50出来る人は重宝される
そんな職場は多いと思う

加えて、精神的に安定していたらさらに重宝されるよと


効率は全く関係ないお仕事もあるけどねって前提も話して

家でもママは家事も短い時間でさっとやって、残りの時間で
本を読んだり、テレビを見たりしたいタイプなんだよと

やらなくちゃならないことをダラダラやってると楽しい時間が長いし
どうやったら無駄を減らせるか考えるのは楽しいよね

そしてそのおかげで好きな事をする時間が沢山増えるのって嬉しいよね

そんなことを一緒に話しながら、家事をやりました

結局休んでないじゃんって感じだけど笑

子は意外と几帳面じゃないし
考えたらわかることがわかんないお坊ちゃんなので苦笑
どうやったら無駄なく多くの事が出来るかを考えられる

そんな夏休みにしたいと思います