カテゴリ:読書
「鉄道と戦争の世界史」はヨーロッパにおける列車砲の運用や鉄道の軍事利用などが詳しく書かれていた。ヨーロッパ大陸(国同士の国境が繋がっている)では当初列車砲はとても有効で各国利用していたが、とても運用に手間がかかり結局下火になってしまったそうな。鉄道で各国繋がっており、湾岸・山間部まで大型砲を持ち込むことができるので有効だったが、敵に鉄道を爆破されたり鉄道に木材を置くなどして邪魔され効果が薄れるなど根本的な問題があり、最後は使わなくなったそうな。日本は海洋国なのでこの列車砲は普及しなかったが陸続きのヨーロッパでは第一次・第二次大戦とも利用されたが、上記の理由や飛行機からの攻撃などに遭い消えていったのである。儚い兵器である。まぁ、こんなものだろう。「てれびバカ」はキー局である読売TVのチーフ・プロデューサーの西田二郎さんと地方局である北海道テレビのエクゼクティッブ・プロデューサー藤村忠寿さんによる中央・地方TVマン&1965年生まれの同級生がTV制作の現場の今・未来を語り合っていた。両氏とも「会社や予算の規模ではなく、視聴者をどれだけ喜ばすか」を最大に考え人気番組を数多く演出しているが近年いろんな大人の事情や視聴者への配慮で現場が萎縮しており、なかなかヒット番組が作れないが西田さんは「ダンタウンDX」、藤村さんは「水曜どうでしょう」を長きにわたり制作に関わっており、「あーでもない。こーでもない」と対談していた。その中で西田さんは「50才のおっさんでも甘えたらええんや~」という持論を展開し、藤村さんは逆に「ツッパレおっさん」というま逆の思考で番組を作っているのが興味深かった。残念ながら「水曜」の方は関西ではなかなか放送しておらず、私はほとんど観たことがないが話を聞くと相当面白いそうだが一度じっくり観てみたいと思った。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 20, 2013 12:04:50 AM
[読書] カテゴリの最新記事
|
|