カテゴリ:読書
「アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人」は日本でヤクザとして成功していたた著者が、さらなるビジネスチャンスを求めハワイで薬物ビジネスとやろうとしたところ警察の囮捜査に
はまり逮捕→懲役10年の刑に処され都合3ヶ所の極悪な刑務所で生き抜き、日本に帰ってくるまでが書かれていた。入る前の話はこーいうヤクザ者の伝記によくある展開そのままで 家族不和が原因、悪友の存在、ケンカ好き、異常なほどの「勝ち負けのこだわり癖」などが書かれていた。中・後半は塀の内側の話に限定しており、日本の刑務所との違いやスゴイ受刑者列伝、闇のルール事情なのが詳しく書かれていた。アメリカは多民族国家なので刑務所でもグループ化しており、日本人ひとりの著者は当初はからまれたり暴言をはかれたりしたがひとりで立ち向かうなど攻撃的に振舞っていたがチカーノと呼ばれるアメリカ生まれのメキシコ人マフィアのボスに気に入れられ、チカーノ組に入りやっと安心して刑務所生活が送れるようになったそうな。著者はこのチカーノ組で「絆」の大切さを学び、他グループとの抗争時にも率先して戦闘に加わり、刑務所生活をエンジョイしていたが刑期を終え日本に返されヤクザを廃業。その後は刑務所で学んだ「絆」の大切さやチカーノ文化・ファッションを日本にで広めるためのショップやイベントを主催し全国を飛び回っているそうな。いや~おもしろかった。文章も巧みで一気に読了した。著者の筋を通すぶれない生き方には感心した。まだ書きたいことがあるがぜひ読んでほしい。「まるごとインドな男と結婚したら」は残念な感じだった。一般の日本人女性がインド国籍の男性と結婚し子供を育てインドで生活するエッセイが書かれていた。ちなみに先の文章は作者の経歴で本分ではそんなことにまったく触れておらず、いきなり子供を生むエッセイが書かれており、「こ、これは誰の話???」と考えながら読んだが、全然頭に入らなかった。(だいぶん、先に旦那さんのうっすらした紹介エッセイがあったが)いきなり知らない一般人のエッセイを読まされてもおもしろいはずなどないだろう。やっぱり、主人公や旦那さん・こどもさんの人となりを先に書かないと…。インドの出来事が書かれていたがまぁ、こんなものだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 9, 2013 12:59:12 AM
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