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温故知新

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2016.01.28
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映画「リアル鬼ごっこ(2015)」。2015年公開。

主演は、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜。

リアル鬼ごっこ2015.jpg



修学旅行中の女子高校の生徒たち。

2台のバスに分乗し、雪がまだ残る山の奥を走っていた。

ポエム好きな女子高校生ミツコ(トリンドル玲奈)は、

同級生たちが車内で大騒ぎをしている中、ノートに詩を綴っているのだった。

その時、

たまた横に座っていた同級生がミツコのノートを見せてと、

軽くノートを引っ張った拍子にミツコのペンが床に転がった。

落ちたペンを拾おうとミツコが身をかがめた瞬間、

突風が吹いたかと思うと、バスの上半分が飛び散った。

それと同時にミツコ以外の全員の上半身も吹き飛んでしまうのだった。

突風がその後も襲いかかってくるような恐怖を感じ、

ミツコは車外に出ると、

ひたすら走るのだった。

道路脇の電信柱が倒れ、木々が倒れ、

ハイキングをしていた女性たちも、自転車に乗っていた5人組の女性も、

ミツコが声をかける間もなく、上半身だけ切り落とされるのだった。

何が起こったのか、わからない。

でも、この突風が危険なことだけはわかる。

そういえば、かまいたちって聞いたことがある。

道などを歩いている時に、突然鎌で切られたような傷を受ける怪異現象の1つだ。

もしかしたら、この突風はそのかまいたちなのかもしれない。

ひたすら逃げ続けたミツコは、山林の奥にある川へと辿り着いた。

その川にも見知らぬ学校の女子高校生たちの死体にあふれている。

ミツコは血まみれの顔を洗い、セーラー服を脱ぐと、

遺体が身に付けていた血で汚れていない制服を選んで着るのだった。

それはミツコの高校のセーラー服とは違い、チェック柄のスカートの制服。

山のふもとに辿り着くと、

自分が着替えた制服と同じ制服を着た女子高生がたくさんいた。

近くには学校もあり、登校しているところのようだ。

見ず知らずの子たちのはずなのに、みんな親しげに話しかけてくる。

その中でもアキ(桜井ユキ)という女の子は、ミツコの親友だというのだ。

学校の正門まで辿り着いた時、突風が吹き、生徒たちのスカートが翻る。

さっきまでの突風を思い出したミツコは、慌てて校舎へと駆け込むのだった。

様子が変だと感じたアキは、ミツコに問いかけると、

ミツコは夢の話だといいながら、

突風が吹いて生徒たちがみんな死んだこと、自分はそこから逃げてきたこと、

川で血を洗い流し、川にあった制服を着たことなどを語るのだった。

アキはそんなミツコの話をバカにするわけでもなく、優しく受け止めると

授業をさぼって散歩に行こうと言うのだった。

タエコ、シュールにも声をかけ4人で学校を抜けだして、

森の奥にある湖へと出かけるのだった。



4人はそこでミツコが見たという夢の話題で盛り上がる。

シュールは「運命は変えられない」と言いつつも、

「普段絶対にやらないことを、自分の気づく前にする」ことが

運命を変える「抜け道」だとミツコにアドバイスするのだった。



学校に戻ると、ちょうど2時間目の授業が始まったところだった。

するとガトリング砲をもった女教師が突如生徒達に発砲。

クラスメイトの多くが犠牲になるのだった。

ひたすら逃げ惑う生徒たち。

ミツコも走って、走って、走り続けるのだった・・・。

やがて住宅街を抜け、商店街に入ると、そこには交番があった。

交番へと駆け込んだミツコは、巡査に話しかけると、

交番の巡査は、ミツコのことを「ケイコ」と親しげに呼ぶのだった。

そして「なんで制服着てんの?」と鏡を差し出すのだった。

鏡に映った自分はミツコではなく、ショートカットの別人の姿だったのだ。



ケイコ(篠田麻里子)は挙式間近の25歳。

巡査のトモコとは、高校が一緒。

これから、ケイコの挙式だということで、

トモコの運転するミニパトで教会へと向かうのだった。

ケイコには、一切の状況が呑み込めない。

教会につくと、たくさん友人たちに囲まれ、祝福を受けるのだが、

その中にはアキの姿があった。

アキはケイコと2人きりにしてくれと周囲に頼み、

ウェディングドレスの着つけをしながら、説明するのであった。

「あんたはミツコでもあり、ケイコでもある。」

「何があっても動じるな。私の言う通りにしろ。」と。



アキは、容赦なく次から次と女性たちの首の骨を折る。

ケイコにも割れたワインボトルを渡して、「これを使え。」と言う。

ブーケ代わりで、割れたワインボトルを胸に抱え、

教会の中へと入っていくケイコ。

祝福しているのか、罵声を浴びせているのか、よくわからない。

いつの間にか列席した女性たちの一部は、服まで脱ぎ始める。

そして、花婿はこの中にいると、近寄るとそれは棺桶。

中にいたのは、ブタだった。

ケイコが持っていたワインボトルをブタの首に突き刺すと同時に

周囲の女性たちはケイコに襲いかかるのだった。

そこに、なぜか女教師2人もボンテージ姿で式場に現れ、

肉弾戦が繰り広げられるのだった。

アキに逃げるように言われたケイコはウェディングドレスのまま住宅街を走る。



すると今度はランニング姿の女性に「いずみ」と呼びかけられるのだった。

大きな鏡に映し出されたケイコの姿は、また別人になっていた。

どうやら、マラソンの大会に参加しているらしい。

今度の自分の名前はいずみ(真野恵里菜)。

周囲を一緒に走る女性たちは、小学校の時から一緒に走っている仲間だと言う。

仲間たちから励まされ、仲良く走っていると、

マラソンの列の最後尾から

ブタの花婿とボンテージルックの女教師2人が追ってくる。

いずみがひたすら走り続けると、

いつしかそこは採石場へとつながっていた。

そこには、

死んだ筈の女子生徒たちがいて、

いずみに「あんた、死んでくれる?」と詰め寄ってくる。

「あんたのせいでみんな死ぬ。あんたが死ねよ。」と。

そこに現れたのはアキ。

アキは女子高生たちを倒すと、洞窟の奥まで一緒に逃げるのだった。

そして、いずみに「『私はミツコ』って言ってみな。」と言う。

何度も「私はミツコ」かと叫ぶと、いずみの姿はミツコの姿へと変わるのだった。

今いる世界は架空の世界。

とあるヤツらに取り込まれているというのだ。

現実世界へと行けるのはメインキャラのミツコしかいないという。

その方法はアキを引き裂き、出口を作ること・・・。



引き裂かれたアキの向こう側に光の出口が見え、

ミツコはそこへと向かっていく。



ミツコが入り込んだ世界は、男性ばかりの世界。

ここも作りだされた世界だ。

ミツコを作りだしたのは、ひとりの白髪の老人だった。

ミツコはゲームの世界の住人。

ただし、リアリティ溢れるゲームには、

最新の遺伝子研究の成果が用いられていたのだ。

とある事故で死んだ若い女性たちのDNAを採取し、

「リアル鬼ごっこ」というゲームを作っていたのだ。

ここから抜け出すには、ゲームを終わらせるしかない。

その唯一の方法は死ぬこと。

老人のもっていた杖を奪い、ミツコは自らの胸に刺すのだった。





解釈の違いと一言ですませられないほど、

原作の「リアル鬼ごっこ」とはかけ離れたストーリーだった。



最近、妄想なのか、幻想なのか、

自問自答を繰り返すことが多くなった。

頭の中を駆け巡る数多のストーリー。

現実との違いがわかっているうちはいいのだが、

時々区別がつかなくなってしまう。

刷り込まれた妄想や幻想は、けっこうしぶとく、

簡単には払拭できない。



そういえば、小さい頃って、こういうことがよくあったはずだ。

それは、自分に限らず、誰にでもあったことだろう。

大人になるにしたがって、

それは夢なんだと思い込むようになってきた。

頭の中での一人遊びは誰にも迷惑はかけないが、

現実との区別がつかなくなった瞬間、

それは周囲にも大きな影響を与えるようになる。

時には、真実すら変えることもあるだろう。





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Last updated  2016.01.28 07:25:28
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