HK 変態仮面アブノーマルクライシス

2016.09.18

我が家の息子は大学生である。

演劇のサークルに所属し、本日も公演があった。

自分は行くことはできなかったが、

公演を見てきた妻は、思いのほか感動したと言っていた。

ストーリーもさることながら、

息子が一生懸命に演じている姿がよかったというのだ。

小中高とどちらかといえば目立たない存在だった息子が、

なんと主役を演じたというのだ。

それだけでも驚きである。

では、今日も映画の紹介をしよう。

本日紹介する映画は「HK 変態仮面アブノーマルクライシス」。２０１６年公開。

では、前作のおさらいから。

父は正義感の強い警視庁捜査一課の敏腕刑事の張男（池田成志）、

母はドSの女王様の魔喜（片瀬那奈）。

その間に生まれたのが色丞狂介（鈴木亮平）。

ごく普通の高校生だった狂介だが、

愛する女性姫野愛子（清水富美加）を救うためにヒーローの力を手に入れたのだ。

しかし、その力は女性ものの使用済みパンティを身に付けた時にしか

発揮できないのだ。

ただ、ヒーローとなった彼に怖いものなどない。

パンティを被った彼は、

人間の潜在能力を１００％引き出した超人「変態仮面」だったのだ。

パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせている中、

狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していた。

複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、

徐々に二人の心はすれ違い始める。

一方、同級生の真琴正（柳楽優弥）は、

気づかぬうちに愛子を傷つける狂介への憎悪を募らせていく。

愛子を失い、

さらに世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、

最恐の敵が現れる。

それは、大金玉夫（ムロツヨシ）によって改造された真琴正だった。

真琴正はダイナソンという巨大なパンティを吸い込む怪物へと姿を変え、

世界中の使用済みパンティを吸い込むのだった。

一度はダイナソンに敗れた変態仮面であったが、

キーマン（安田顕）の元で修行をし、再び帰ってきたのだ。

愛子のパンティがなくても、愛さえあれば変身できるようになった変態仮面。

そして、２人による壮絶な闘いの火蓋が切って落とされるのだった・・・。

不真面目な内容を真剣に突き詰めていく作品に、

心から応援している自分に気づいた。

鈴木亮平といえば、

たくさんの映画やドラマで主役を演じる超売れっこ俳優である。

そんな一流俳優があんな格好まで披露する必要など

どこにもないはずだ。

しかし、パンツ１枚の姿で、

顔にパンティまで被り、

スクリーン上を駆け回る姿は人々に感動を与えるに違いない。

過大に期待をもってDVDにて鑑賞される方に一言！

「あくまでも、この映画はコメディです。笑ってください。」