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温故知新

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2020.03.28
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4月から学校が再開する予定であるが、

やはり不安は尽きない。

北海道教育委員会は、基本的な感染症対策として4点を示した。

(1) 児童生徒等の健康観察については、「健康観察シート」の様式例を校種等に応じて適宜変更し、毎日、登校時に教職員が児童生徒等の健康状態を確認すること。
なお、教職員についても、管理職員が健康状態を確実に把握し、適切に対応すること。

(2) 手洗いや咳エチケットを徹底するとともに、校内では、飛沫を飛ばさないため、マスクを着用すること。

(3) 教室内の温度を適切に管理しつつ、休み時間ごとに2方向のそれぞれ1つ以上の窓を広く開け、こまめな換気を心掛けること。

(4) 校舎等の消毒に当たっては、「校舎等の消毒について」を参考に行うこと。



また、授業や給食、学校行事についても、

当面の対応について具体的な方法を例示した。

まだ気の抜けない日々が続きそうだ。






では、今日も映画の紹介をしよう。

本日の紹介は「俳優は俳優だ(배우는 배우다)」。2013年公開。

主演は、イ・ジュン(이준)。







一流の俳優を目指し、ひたすら役に入り込んで演じる無名俳優のオ・ヨン(イ・ジュン)。

彼の演技は粗削りで役に入り込むあまり、相手役の迷惑を考えられない。

そのせいで、舞台でも彼についていけず、何人も降板してしまった。



そんなある日、舞台の相手役として実力派女優オ・ヨニ(ソ・ヨンヒ)がやって来た。

彼女は今回の舞台に女優生命をかけていたが、

ヨンのせいで台無しになってしまった。

ヨニは彼に自分のことしか考えずに演技しているから、

他のセリフが聞こえないのだと叱りつけた。

ヨンは舞台を台無しにしてしまったことを反省し、真摯に謝罪。

すると、彼女は仕方なく許してくれるのであった。



そんなヨンに才能を見出した芸能事務所社長キム・ジャンホ(ソ・ボムソク)。

スカウトしようと声をかけたが、ヨンは社長に対して生意気な態度をとった。

だが、社長はその生意気ささえ、気に入ったと言うのである。

舞台終了後、社長の元を訪れたヨン。

有名俳優主演カン・ビン(ヤン・ドングン)の映画にて端役をもらうのであった。



主演の相手役として出演したヨンだったが、

ここでも役にのめり込み脚本を無視するような行動を取って叱られた。

その上、主演のカン・ビンは傲慢にも監督の指示を聞かず、自分のいいように演出。

そんな彼の自分勝手な行動に、監督始め撮影クルーでさえも嫌気が差しているのだった。



撮影終了後、社長に連れられてスポンサーとなる女社長(イ・ファシ)の元を訪ねた。

すると、女社長は誰にも媚びず高いプライドを持つヨンを気に入り、

投資してくれることになった。

そんな話など、ヨンにとってはどうでもいいことであったが、

俳優として自分が演じたい役をものにするには、まず名前を売らなければならない。

有名俳優になるには後ろ盾がなければならないし、売れる努力もしなければならない。

社長に説得されたヨンは、彼の言う通りにすることにした。



しばらく後、映画が初日を迎えた。

端役ながら素晴らしい演技を見せたヨンは、これを機に一躍人気を得るのだった。

主演よりも脇役が光っていたと評された映画は、

主演を酷評する形となり、腹を立てたカン・ビンは観客へ暴行してしまうのだった。

以降、ヨンは一夜にして有名俳優の世界へ。

大勢のファンに囲まれ、傅かれてサインを求められる毎日を送るのだ。

そして、共演した女優キム・ソネ(キム・ソヨン)との一夜を経て、

女優も大したことないと呟いた。



17年振りの監督作品に出演することになったが、

ヨンはセリフの言い回しにいまいち馴染めず社長に弱音を吐く。

社長は今後のためになる出演であるため、我慢しろと言う。

その日の夜は次回作にヨンと共演させる女優の相談に参加させられた。

ヨンは大本であるカン代表(ソン・ホンイル)から、

頑張れと言葉をもらうのだった。



そんなある日、

CMの撮影に来ていたヨンだったが、社長のやり方に異議を申し立てた。

社長は製作側に対し常に強気で、ヨンを王様のように扱った。

そのせいで、業界ではヨンの悪い噂が絶えなかった。

お前のためだと言いながら、悪い噂が流れるのを黙って見ていろと言うのだ。

ヨンと社長は意見の相違から対立し、喧嘩別れしてしまうのだった。



以来、ヨンは社長の言うことを一切聞かなくなり、

元ボクサーの友人ウグン(カン・シニョ)をマネージャーとして迎えた。

出演作は人気を得てヨンの株は上がる一方だったが、

そんな時、とうとう社長が直々にヨンの元へやって来た。

彼が大作映画の契約を勝手に決め、出演を強要しようとしてきたため、

ヨンはウグンに命令して社長を追い出してしまうのだった。



人気を得るごとに傲慢となり、仕事も選ぶようになったヨン。

社長を追い返した後にふと、

ヨニのことを思い出しかつて通っていた小劇場で舞台を観劇。

ヨニはまだ、その舞台の演劇に出演中だった。

演劇を観終わったヨンの前に社長が再び姿を現した。

奴と縁を切るには、大作へ出るしかないと覚悟を決めたヨン。

交渉した後、この出演で最後にすると納得させた。



大作の主演として撮影に臨んだヨンだったが、

ヒロイン役がカン代表の女ホン・ジミン(ミン・ジオ)だった。

恋人役として感情移入できずその上、女優の演技が気になって仕方ない。

撮影は一向に進まず、とうとうヨンは監督を無視して自分でカットを言うようになる。

しかも、ジミンには貞操観念というものがないのか、

1回寝たらいじめないでと言い始めるのだ。

とにかく、やろうとしつこく誘われたヨン。

誰とでも寝るアバズレと蔑みながら、ジミンと体を重ねてしまうのだった。



その後も数々の女優と体を重ねるヨンだったが、

呆れ果てたウグンに匙を投げられてしまったのだ。

酔っては女を抱き、撮影では偉ぶって監督の言うことを聞かない。

ヨンはただの映画俳優にも関わらず、

権威を振りかざす最低な男に成り下がっていた。



そんなある日、

レストランのオーナーをやっている男(マ・ドンソク)と仲良くなったヨン。

彼は事務所社長の兄貴分らしく、とても堅気と言える雰囲気ではない。

オーナーは好意的であったが、笑いながら人を殴る恐ろしい男だった。

そこへ、ウグンがやって来てヨンに帰ろうと言うが、

オーナーが簡単に許すはずもない。

奴は何かの書類に判子を押せと突然、強要。

何の書類なのか説明もなく、とにかく判子を押せと言う。

ウグンはヨンを守るために一切、引くこともなく身体を張った。



無事に帰還したが、その後もヨンの態度は相変わらずで、

新人俳優コン・ミョン(キム・ヒョンジュン)のセリフが

ため口で気に入らないなどと文句を言うのだ。

更に主演であることを笠に着て、

新人の役を別の俳優に変えろとまで言い出すのだった。

そんな彼の態度を諫めるウグンだったが、ヨンは言うことを聞くはずもなかった。



自分の態度を改めることもなく、

行動も変えない彼はジミンとの関係も続けていたが、

帰宅途中でジミンともどもカン代表に捕縛され、酷く痛めつけられてしまった。

しかも、カン代表はヨンの前に1人の女子高生(イ・セビョル)を連れて来て、

秘蔵っ子だと紹介した。

以前、帰りたがっていたところをヨンが無理矢理に抱こうとした女の子だった。

そしてこれ以上、勝手な真似をするなら殺すと脅されたヨン。



更に女優の卵であるその女子高生が、

SNSでヨンに性的暴行を受けたと明かしたことで、

最悪なスキャンダルとして報道されてしまった。

たちまち、ヨンの人気は急降下。

すると、一気に仕事がなくなってしまい、

焦ったヨンは方々に連絡を入れて助けを求めた。

しかし、スキャンダルのせいでヨンの時代は過ぎ去り、

彼を助ける者など誰1人としていなかったのだ。



失意に暮れ落ちぶれてしまったヨンは、

ヨニのことを思い出し彼女へと会いに向かった。

突然の出現に驚いたヨニだったが、始めのうちは彼を拒絶。

だが、ヨンは下積み時代に演じていた舞台のセリフを口にし、

即興で演技すると、ヨニも察して彼の演技に応えるのだった。

2人は街中で叫んだり泣いたりと即興劇を展開。

元々才能があったヨン。

下積み当時、粗削りの演技しかできなかったが、今は違う。

彼は洗練された演技を見せ、ヨニへと助けを求めるのであった。



しばらく後、ヨンはウグンと共に初心へと戻って俳優業を再開した。

毛嫌いしていた新人との共演だったが、

驕った態度は鳴りを潜め演技に命を捧げると笑った。

そうして、彼は張り切って監督の要望に応えるのだった。








「驕る平家は久しからず」という諺がある。

意味は、自分の情勢に思い上がり、傲慢な振る舞いをしている人は、

長続きせずに早く滅びるという戒めだ。

由来は「平家物語」冒頭の「驕れる人も久しからず」から。

栄耀栄華を極めて権力の絶頂にあった平家が、

あっという間に源氏から滅亡させられたことに由来している。



自分の行動を省みて

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺を思い出した。

もし、仮に権力を手に入れたとしても、

奢り高ぶることなく謙虚に振る舞うことが大切である。



権力があってもなくても、

謙虚な姿勢が一番大切なことだ。






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Last updated  2020.03.28 07:09:29
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たくちゃん9000@ Re:少女は異世界で戦った(04/26) 異常なしで良かったね、ほっとしたよ♪

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