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カテゴリ:経営全般
◆今は、日曜日の夕方だが、相変わらず仕事をしている。
私は、お客様の役に立つ仕事をしたい、自分が納得する仕事がしたいと思っている(おそらく誰もが同じだろうが)。 そのためには、土日も出ないと間に合わなくなるのだ。 だから、自然に「24時間闘う税理士」になってしまった・・・ ◆お客様の役に立ちたいという思いは、毎月、お客様にお送りしている「月次決算報告書」に印刷されている。 「利益は報酬であること 使命を遂行し、社会に貢献した報酬として社会から与えられるのが適正利益だ」 これは、松下幸之助氏の『実践経営哲学』から抜粋したものだ。 松下幸之助氏は、利益は社会に貢献した報酬であると言っている。 逆に言えば、赤字であることは社会に貢献していないということだ。 何とも厳しい内容である・・・ ただ、こんな話を持ち出すと、 「廉価で商品を販売し、利が薄い中でも必死になって従業員に給料を出して、結果的に赤字になるってこともある。それも社会に貢献していることにはならないのか?」 と、反論する向きがあるかもしれない。 確かに“貢献”には様々な形があるから、赤字で資金繰りに奔走しながら、顧客に貢献し、従業員に貢献するのも、ひとつの形かもしれない。 でも、会社は継続する(ゴーイング・コンサーン)ことが前提であることを考えると、そんな状態を永遠に続けてはいられないので、決して健全な姿ではないだろう。 私は、松下幸之助氏のその言葉から、 1.社会から報酬をいただける仕組み作りをすべきである 2.利益額から社会に貢献したかどうかを冷徹に評価すべきである ことの二つを教えられた。 その「社会貢献の仕組み」と「利益による自己評価制度」は、会社の存続・発展の大きな武器になると信じている。 赤字に苦しみ、資金繰りに奔走している会社は、目の前の赤字撲滅や金策に奔走しながらも、少しずつでも良いから松下幸之助氏の言葉を実践していって欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月17日 16時43分54秒
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