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カテゴリ:夢
あの時、頭をハンマーで殴られた気分だった。
数年前、喫茶店で事業家の先輩との、 久しぶりの会話であった。 たわいもない世間話の後、 彼は私に、仕事の現状を尋ねてきた。 事業も好調で、過密なスケジュールをこなしていると、 嬉しそうに私が答えた時、 それまでにこにこしている彼の顔が、一瞬にして曇った。 「竹ちゃんは、どんな生き方がしたいの?」と、質問された。 私の生き方のテーマは、自由である。 好きな時に、好きな所で、好きな事をしたい。 「今、そんなにあなたが忙しい状態を作ってたら、 この先、時間の自由なんて得られないよ。」彼はこう言ってくれた。 はっと気付いた。 起業のスタートでは、確かに寸暇を惜しんで集中する時が、 必要かもしれない。 ただ、ある地点から、本当に望むライフスタイルに、 沿った仕組みを、意識して作る事の重要性を痛切に感じる。 目の前にある、宝に見えるものを、 あえて見送ったり、捨ててたりして、 違うベクトルに向う、気持ちの潔さが要求される。 もし、これに気付かずにいたら、 忙しい経営者になるアドバイスを、 関わる方々に、今でもし続けていたかもしれない。 恐ろしい事だ・・・ そして、ご褒美で行った上海。 そこで、アジアへの事業のきっかけが出来た。 自由な気分には、自然とご縁が付いてくるような気がした。 気付かせてくれた先輩には、足を向けて寝れない。 でも、そんなこと言ったら、何処にも足を向けれないかも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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