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テーマ:◆「気付く」喜び♪(225)
カテゴリ:感動
幼稚園から高校まで、
ずっと一緒だった仲の良い友がいた。 そして、大学は別であったが、共に地元の学校。 お互いにどんな生活を送っているかは、 連絡を取らずとも、互いの友人から聞こえる範囲に彼は居た。 しかし、大学一年を過ぎてから、彼の存在は希薄になる。 学校にも来ていないらしい。 酒場でアルバイトに勤しんでいるという噂はあったが、 徐々に彼の消息は絶たれていった。 そして、高校の同窓忘年会にて、 20年以上の歳月を経て再会をする。 数日後、彼とお茶を飲んだ。 在学中、父親が亡くなり、それまで裕福だった生活は一変し、 学費を自分で払わなければいけない状況になる。 その間に、大事故に合い片目が失明寸前となる。 夜のアルバイトをし、友人との関わりを絶って、学費を貯めた。 そしてなんとか大学を卒業し、就職をする。 ご縁があり結婚をしても、生活を安定させるために、 7年間子供を作る事を我慢し、こつこつと働いた。 そして子供を授かり、現在は2人のお子さんと、 奥様に愛情を注ぎながら、安定した生活を送っている様子であった。 彼は言った。 「大学在学中、必死に働いて勉強して、 寝る時間も無かった時に比べたら、 社会人になって、辛いって感じたことは無かったよ」 幼少の頃のままの笑顔を見せてくれた彼も、 様々な体験を通じて、今の幸せがある。 幸せの要因を一つ挙げるとすれば、 彼は常に自分の道を、決めていた事なのだろう。 決意=結果なのかもしれない。 いつも一緒に居た、小学生時代にワープできた事。 素敵な生き様を聞かせてもらった事に、心より感謝いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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