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カテゴリ:ALS闘病記
明日は胃瘻の手術日。 なのに、ここのところ在宅療養に関する面倒な問題ばかりが浮上して、この先を生きていくことに嫌気がさしていた。 先月はALSという病気と共に生きていくことの本当の辛さを思い知った一か月でもあった。 いつもは強気で何事にも果敢に立ち向かっていくわたしだけど、そんな気持ちにもなれない程弱気になっている。 今日は息子と旦那が病院に会いに来てくれたけど、息子は車の中で爆睡中。 起こすのは可哀想だからと、駐車場まで出ていき寝顔だけ見て病室に戻った。 寂しくてベッドでフテ寝をしていたけど、目が覚めると一気に家に帰りたい衝動に駆られた。 家に電話して旦那に「もう手術も何もしたくない。すぐに家に帰りたい。」と駄々を捏ねてみた。 すかさず旦那は「じゃあ、翔太に代わるから…」 電話に出た息子にちょっと泣きそうな声で「お母さん、もうすぐ家に帰るからね。」と言ってみた。 わたしが早く帰ると知って凄く喜んでくれると思っていたのに、息子の言葉は「お母さん、ちゃんと治してから帰ってきてね。」 なんだかわたしの弱気を息子に叱られた気がした。 いつの間にこんなに大人になっていたんだろう…。 弱気になっていた自分が凄く恥ずかしくなってしまった。 息子もわたしがいない寂しさ、辛さを乗り越えて頑張っていたのに、自分の身体のことばかりで精一杯になっていた自分が情けなく思えた。 いける所までもうちょっと頑張ってみよう。 心が折れそうになったら、またそこで立ち止まって考えればいいよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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