カテゴリ:パソコン
デザインの良いものは押しなべて割高だ。例えばB&Oはデザインはどれもすばらしいが,値段相応の音は期待できないという印象がある。コンパクトスピーカーBeoLab 3の音しか聴いたことがなく,そこからくる適当な印象だけれども。サイズが違うので音を比較するのは酷かもしれないが,BeoLab 3の値段はオートグラフミニの1.5倍だ。 デザインや音楽制作で使われることが多くウィンドウズに比べおしゃれな雰囲気があるためか,マッキントッシュPCの周辺機器にもそのイメージがある。しかしこのLaCieの外付けHDDは,値段と性能のみで選んだらデザインも凝っていた,という珍しい製品(現在はTriple Extreme+と名称が変わり,USB2に加えてFireWire 800とFireWire 400でも接続可能になっている)。 日々肥大化する音楽データのためにI-OデータのUSB接続の外付けHDD(1TB)を使っていたのだが,そのHDDの1部が壊れたので,中身を取り出しラトックのリムーバブルケースに入れてバックアップ用に使っている。そこに落ち着くまでの紆余曲折についてはこのあたりから何度か書いた。そこでI-OのHDDに代わる安い1TBの外付けHDDを探していた時,楽天で単純に値段でソートしたら一番安かったのがこのLaCieのHDDだった。 まず,2.5kgのずっしりとくる重さに驚く。粗めのスチール(?)製でパッケージほどの光沢はないが,プラスティック主体のものが多い最近の日本製とはかなり異なる印象。正面の青いボタンは電源スイッチで,動作中はかすかに点灯する。LaCieというメーカー名は聞いたことがなく,最安なのでてっきり中国あたりの新興メーカーだろうと思っていたが,調べるとフランスの会社だった。主にマッキントッシュPC向けの周辺機器を作っており,創業以来著名なデザイナーによるデザインを取り入れた製品を開発しているらしい。このHDDも工業デザイナーNeil Poultonによるデザイン。 私は縦置きで使っているが,横置きやラックマウントもできる。接続はUSB 2.0のみ。ファンの音は,Valuestar XよりはうるさいがラトックのSA-DK1EUよりは静かなので,かなり静かな部類だろう。 堅牢性が高く,電源は自動ON/OFFがついているなど,USB接続の外付けHDDとしては何の文句もない作り。ただしこの値段なので,中のHDDはそれなりのものだと思われる。バックアップを頻繁にとっておくに越したことはないだろう。 LaCieの外付けHDDにはBig Diskよりもさらに奇抜なデザインのものもある。このLacie Brickなどは,縮尺がわからなければレゴやダイヤブロックあたりと間違えてしまいそうだ。こちらにレビューがある。無味乾燥としたデザインの多いウィンドウズの周辺機器だが,こういったものがもっとあってもいいと思う。もちろん安くないと私は選ばないだろうが・・・。 レビューした機器・CD一覧はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月27日 19時49分01秒
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