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カテゴリ:シンガポール
画像つき ノン・ポリシー、なんでもあり。そんな言葉がこの島には似合います。 オーチャード・ロードから遠くないこの島、バスでもタクシーでも簡単に到着できますし、ホテル発のツアーもたくさんあります。観光施設をワン・パッケージにした島、セントーサ島です。 なぜノン・ポリシーと言う言葉が似合うのか、こんな施設があるからです。 ピンク・イルカと触れ合えるラグーン、ゴルフ場、水族館、蝶館、巨大レプリカ・マーライオン(夜は光るし、中にはいる事ができる)、日本による占領の歴史を紹介する施設、中国風の公園、セントーサ島まで渡ることができるロープウエイ、リゾートホテル etc. 人が呼べるものなら何でも詰め込もうという思想でしょうか。 どの世代のグループにもはずれなし。島に入るのは(確か)無料ですがどの施設も結構な料金なので出費は馬鹿になりません。八景島シーパラダイスのよう、といえば関東の人にはわかりやすいのでしょうか。個人的にはカラフルさと気色の悪さが入り混じった蝶の館が気に入っています。水族館は「えっ、これだけ」という印象でした。ピンクのいるか…すいません、行ってません。高いんですよ。 セントーサ島 お出かけお勧め度 子供連れ ★★★★★ カップル ★★★★★ シンガポールに長く滞在する場合、ここに行かなければ時間が持ちません。暑さ対策には十分に注意してください。 さあ、ここからは戦争とか政治の話になります。観光が興味で覗いていただいた方、紹介が少なくてすいませんがここまでです。ありがとうございました。 私の疑問は戦後、シンガポール(正確にはマレー半島)と日本の関係がなぜここまでよくなったのか、と言うことです。シンガポールに対する日本の占領史について私はセントーサ島で始めて詳しく知りました。中国、朝鮮半島と遜色ない被害状況。それなのになぜマレー半島(タイ、マレーシア、シンガポール)と日本の関係は中国(本土)や朝鮮半島に比べて悪くないのでしょうか。 タイでは仏教的な寛大さを感じました。マレーシアにはまだ数時間ほどしか行ったことがないのでわかりません。 シンガポールは何故でしょうか。もちろん個人の中にはわだかまりがあるはずです。しかしシンガポールと日本はビジネスの上でつきあいが長く、個人レベルでの会話が多い。ビジネスを含めた個人レベルの人間関係のよさが歴史に打ち勝っているのではないでしょうか。 これは日本と朝鮮半島、中国などとの関係を改善するヒントとはならないでしょうか。特に社会主義国であった中国と日本は個人レベルでの会話がまだ少ない。その上人口が多いため一段と時間がかかります。また日本に20年前ほどの活力が無いこともあり、個人レベルでの会話機会が増えません。どうしてもお互いを理解するのに時間がかかります。韓国は被害を受けていた期間が長すぎた、関係修復にはどうしても時間がかかるのだと感じています。 こんな状況で、私たちがシンガポールに学ぶべき事は何でしょうか。シンガポールは多くの国からの訪問を拒みません。日本はどうでしょうか。国民レベルで、海外の人を歓待する雰囲気はあるでしょうか。今でも「島国根性」にとらわれていないでしょうか。少なくとも私には問題があるように感じています。日本は受け入れてもらうことばかりを考えて、受け入れようとしていないのではなか、日本という国の中でよい関係を築こうとしていなのではないか、そんなことが気になります。 どうですか。海外に出たとき楽しいときを過ごしたいと言う私たちが、特にアジアから来る人たちに対して「気持ちよく楽しませてあげたい」と努力していますか?東南アジアで主流の宗教の一つであるイスラム教のためのお祈りの部屋はどの程度整備されていますか?自分の主義主張や国内の票集めのため他国の人の心情を考えず「靖国参拝」を続けているリーダーはいませんか? 長くなりましたのでこのあたりで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 26, 2005 02:33:21 PM
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