来年の年収の話を今から言うと鬼が笑いますが…来年は初めて年収ベースで給料が減少になります。近年、年収の上昇より税金の上昇が大きかったので手取りは減っていたのですが額面ベースで年収が減るのは入社以来初めてです。ただ生活が困るということはありません。
私は年棒性なので一年の給与が前年にわかってしまいます。安心な面もありますが、一年間変化がないのはちょっとさみしい…残業代や手当があった時代を懐かしく感じます。ほかの会社でもよくあるパターンですが、月額は増えるもののボーナスの月率が下がって年棒が減少します。デフレーションを体感しています。
正直なところ、仕事があれば年収減少は仕方がない時代です。アジアの組織で働いていますから、海外の同僚との給料差はよく知っています。特にタイやマレーシアの従業員と日本人の給与は比較になりませんから、私たちが今以上に技術力を身につけていく事は当然として、ある程度のデフレは日本が生き残っていくうえで仕方がありません。
ただ現在のデフレの問題は給料が平均的に下がるのではなく、極端な給料の下落や仕事自体がなくなる方までおられる事です。平均年収の推移でデフレは正確に把握できません。このような激しい変化を招いたのは長期にわたる自民党政治に一因がありました。民主党の手腕と英断に期待しています。