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カテゴリ:大阪
中国人の上司が日本に来た時、ほとんどの漢字が読めるのに「堺」という文字は見たことがないというのです。調べてみれば当用漢字に堺という文字はありません。日本で作られたようです。しかし堺という地名はどうやら漢字が伝来した頃の時代からあるようです。なぜ境ではなく堺という漢字が作られたのか。 堺の漢字の成り立ちは土辺に界と書きます。ここで思い出すのは堺が飛鳥の西にあり、多くの古墳が存在する土地である事です。堺が霊界との境目であったこと、土は土地という意味を持つのかもしれませんが、当時は古墳で土葬であることも気になります。境に比べ土に界という文字は「霊界との境目」という意味が強いような気がします。土の界と言えば黄泉の国との境目を連想してしまいませんか? こんな起源の方が漢字を作ったご先祖様のセンスや物語を感じるのですが、正史によれば河内や和泉など大きな国の「境」に発達した街だからということになっています。でもこれでは堺というこの地方専用の漢字が作られた意味がわかりません。界には強い意味があるように感じています。またこの漢字を他の場所の地名に使わなかったことにも意味があるような気がします。(人の苗字は明治時代からの文化であり、その為に堺という漢字が苗字に使われることはおかしくないように感じています。) 繰り返しますが、個人的な言葉遊びです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 28, 2009 08:44:20 AM
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