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カテゴリ:社会
生命保険を題材にした人間ドラマの最終回。
本来、自分が死んだ後に残される扶養家族のための生命保険。 しかし、その受取額の大きさから、いろいろな人間の思惑が交錯し、受け取るべき人が受け取れなかったり、受け取るべきではない人が受け取ったり、犯罪に使われたりという負の側面も大きい。 だから、保険金の支払い請求に対し、本当に正当な受取資格があるのかを調べる査定が必要になる。 周囲の人に疎まれたり認められない男たちの心の隙間に巧みに滑り込み、保険に加入させて事故に見せかけて殺す女。しかし、殺された男たちは死ぬ間際まで本当に幸せそうだった。 この女のただ一つの真実は息子への愛だった。 損得勘定から不正受給を見て見ぬふりをしたり、難癖をつけて支払い拒否しようとする保険会社、何とか保険金を受け取ろうとする遺族。保険をとりまくさまざまな問題が、たくみな設定で見事に描かれていて面白かった。 愛とは、正義とは、仕事とは、、、、考えさせられるドラマだった。 過去の査定ミスのせいで子どもをしなせてしまった査定人の、どこまでも真実に迫り、公正な査定をしようとするプロ根性と、人間としての真摯さが印象的だった。 http://www.nhk.or.jp/drama10/money/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月26日 00時20分48秒
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