我が旦那はスーパーマン
いつものように今日も義母から電話があった。私は義父母とほぼ毎日のように電話している。我が旦那が今朝出張のため大丘(テグ)までまだ修理もしていないぼこぼこの車を運転していった、と義母に話すと、義母は、「○○(旦那の名)はあんなに車の運転が上手なのに、この正月に2回もぶつけるなんて、一体どうしたんだろう!」と言った。我が旦那は現在のポンコツ車を買うまで車を運転したことがなかった。つまりペーパードライバーであった。おまけに、今はともかく旦那の時代はえらく簡単に免許がとれたため、運転もままならく、車に対する知識も全くなく、こんなんで免許を持っているなんて詐欺だ!と思ったほどだ。なのに、義母のこの言葉はかなり笑える。一体誰が運転がうまいんだって?!中古とはいえ、買ったときは無傷だったこの車、2年経ってでこぼこである。全て旦那がぶつけたあとだ。また、電話で我が息子、ジュースや牛乳は全く飲まない!と話したところ、「普通子供はジュース大好きなのに、この子は変わった子だねえ。誰に似て好き嫌いをするんだろう!○○は昔から好き嫌いは全くしなかったのに・・・」と。・・・・。これって私に似て好き嫌いするってこと?!ちなみに私の場合、幼い頃から食卓でも一人一人、お皿が配られていたため(普通日本じゃそうだと思うが・・・)、残したらすぐにばれてしまい、食べるまで椅子を立っては駄目だと言われていた。おかげで何でも食べれる。ところがだ!韓国では、一人一人に当たるのではなく、それぞれの料理がそれぞれの皿にもられるため、自分が嫌いなものは食べなくてもほとんどばれずに済む。我が旦那、私よりもかなり好き嫌いがあるほうだ!現に日本で我が実家に行ったとき、煮物をほとんど残して、母が「普通気を使って食べるでしょう!!!」とかなりむかついていた。(笑)お義母さん、一優の好き嫌いはずばりあなたの息子にそっくりですよ!と言いたいところだったがなんとか抑えた。この間の旧正月のときである。私は義母にインターネットで一優の占いをしてほしいと頼まれていたため、その報告をした。とは言っても、無料のやつなのでお遊び状態ではあるが・・・。義母は一優が先生になることを望んでいるため、勉強がよくできるのか?と聞いてきた。私は「一優は頭がとても切れ(本人を見ていると、全く当たっていないところが悲しい!)、それを他人に見せびらかすことがないのでみんなから愛されるって出てましたよ。」と言った。そしたら義母は「そうだろう!そうだろう!やっぱり一優は○○に似て頭がいいのか。他人に見せびらかさないところもそっくりだ!!」と。・・・・。義母は謙遜という言葉を知らない・・・。それに普段私と一緒にいる旦那は決して知的とは言えない。昨日も昼間電話がかかってきて、「明日朝大丘まで車で行くつもりなんだけど、家の側の坂道にお湯まいて氷をとかしておいてくれ!」と言ってきた。私は「あのさあ、明日朝出掛けるのに今からお湯まいたって夜にはすっかり凍ってアイスバン状態だよ!」と・・・。それを聞いて旦那は「そうか・・・。」と。あんた、そんなこと小学生でも分かるでしょ、って感じだ。こんなんでそこそこの大学を出たのだからびっくりである。おまけに義母の話によると奨学金をもらっていたとか・・・。ともかく、我が旦那のマヌケぶりは、この日記を読んでいる人ならみんなご存知であろう。義母の話とは大違いである。どうも義母は勘違いというか、今は一緒に暮らしていないからだろうか、旦那をヒーロー化しすぎである。義母にとって、我が旦那は何でもできるスーパーマンとなっているのだ。旦那よ。義母ご自慢の何でもできるスーパーマンの一面でもいいから、私に見せてちょうだい。