今晩９時からのfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』（毎週水曜夜９時～１１時）のコーナー『ビっツ!講座・早口寸劇』で使用される台本を公開します！
さて、ＤＪマリさんとビっツ!田中さんはこのキャラどう演じるのか？
早口言葉はちゃんと言えるのか？
どんなアドリブがあるのか？
この台本と見比べながら聴いていただければ何倍も楽しめますよ。

〈登場人物〉

　生徒マリアナ、女刑事　　　マリさん
　ボンビっツ先生　　　　　　ビっツ!さん

※キャラ作りはお二人にお任せしています。
　セリフはご自身の口調（京都弁）に直していただいてます。必ずしも台本どおりではありません。
※【　】内が早口言葉になります。
　早口言葉は３回繰り返しとしてます。
※ポルトガル語講座の内容はビっツ!田中さんにお任せしています。
※生放送ですので放送時間の都合にあわせて一部編集される場合があります。
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　　　　○とある教室の前

　　　　ＳＥ（授業前の学校のざわめき）

　ボ先生「さぁ、今日は試験やさかい、誰にも邪魔されんようにすんなり教室に
　　　　　入りたいもんやわぁ。
　　　　　あの、チョ～デカ長は今日は来んやろうなぁ。
　　　　　教室入るとまたあの三姉妹が待っているんやろうし・・・・。
　　　　　おっと、また大きな声でひとりごとが言うてるとか誰かに
　　　　　突っ込まれそうやがなぁ。
　　　　　周りには・・・・誰もおらんやろうな・・・・」

マリアナ「相変わらず大きな声でひとりごと言っておるのぉ、
　　　　　【ドッペルゲンガー　ベッケンバウアー　イナバウアー】。
　　　　　今日はマリもマリエも来ないぞ」

　ボ先生「ひえっ！？　マ、マリアナはん、いたんでっかぁ？
　　　　　今日は試験日でっせ。マリーはんもマリエはんも来られまへんのかいなぁ」

マリアナ「マリーちゃう！マリや。いい加減に人の名前はちゃんと覚えろ、
　　　　　ベッケンバウアー」

　ボ先生「人のことを【ドッペルゲンガー　ベッケンバウアー　イナバウアー】言うてる
　　　　　あんたに言われとうありまへんわぁ」

マリアナ「マリは売れっ子占い師だし、マリエは流行のスピリチュアルカウンセラー
　　　　　だからな。
　　　　　【無理　無視　無遅刻　無欠席】や。
　　　　　それより、何を突っ立ておる、授業を始めるから早く席に着くのじゃ」

　ボ先生「へぇ、すんまへん。・・・・って何でワテが席に？」

マリアナ「お主の奇妙な日本語は再教育が必要じゃと思ってな。
　　　　　私が【流暢に丁重で悠長な口調の日本語】をちゃんと教えて進ぜよう。
　　　　　いや、礼はいい。いつもポルトガル語を教えてもらっているお返しじゃ」

　ボ先生「は、はあ・・・・。【流暢に丁重で悠長な口調の日本語】でっかぁ。
　　　　【オスマンサンコンとボビーオレゴン】は、もっと珍妙な日本語使っとりまっせ」

マリアナ「オッ、スマン！」

　ボ先生「ダ、ダジャレでっかぁ？　それに今日これから試験でっせ」

マリアナ「始まるまでまだ少し時間があるじゃろう？　その時間を有効利用するのじゃ」

　ボ先生「しゃあないでんなぁ。
　　　　　おとなしく聞いとかんと試験やらせてもらえそうにありまへんさかい、
　　　　　５分間だけでっせ」

マリアナ「それではいくぞよ！」


　　　　♪～（日本語講座らしいＢＧＭ。
　　　　　　　ポルトガル語講座とおなじものでもＯＫ）


マリアナ「マリアナの日本語講座～～！！

　　　　　えー、それでは出席を取る。ベッケンバウアー」

　ボ先生「し、出席って？　生徒はワテ一人だけでっせ。
　　　　　っていうか、いいかげんボンビっツってちゃんと名前で呼んでおくんなはれ」

マリアナ「ボンジョビ」

　ボ先生「全然違いまんがな」

マリアナ「ポークビッツ」

　ボ先生「ビッツだけ合うとりま」

マリアナ「ホロビッツ」

　ボ先生「近うなってる気もするんやけど、ロシア系とラテン系では
　　　　　大きな隔たりが・・・・」

マリアナ「それでは、授業を始める」

　ボ先生「無視でっかぁ！？」

マリアナ「それでは教科書を開いて。
　　　　　あ、【教科書と許可証と協会証】は違うので注意するよーに」

　ボ先生「【教科書と許可証と協会証】は違うって、そんなもん言われんでも
　　　　　分かりますがなぁ！
　　　　　っていうか、教科書がどこにありまんの？」

マリアナ「オッ、スマン。教師の雰囲気に浸ってしまい、つい口がすべった。
　　　　　教科書はない。
　　　　　私の後に続いて復唱してもらえばいい。
　　　　　いいか、【スモモも桃も桃のうち】」

　ボ先生「【スモモも桃も桃のうち】って、かなり初歩的な早口言葉やおまへんかぁ。
　　　　　まぁ、難易度の高い数々の早口言葉に挑戦してきたワテには、
　　　　　こないな早口言葉はチョロいもんでんがな。
　　　　　もっと難しい【桃もええ　スモモもええ　百恵もええ　もえは萌え萌え】も
　　　　　容易（たやす）く言えまっせ」

マリアナ「そこっ！！」

　ボ先生「ひえ！？・・・・チ、チョークがっ？」

マリアナ「授業中、勝手に話をしないよーに。
　　　　　今度ムダ口をたたいたら、念を込めたチョークが飛ぶぞ！」

　ボ先生「ね、念を込めたチョーク！？　恐っ！！」

　女刑事「ナォン・シィ・ムーバ！」

　ボ先生「そ、その声は！？・・・・チョ～デカ長！」

　女刑事「その呼びかたはやめろ！
　　　　　そこの女、ボンボン教師をチョークで狙いながら脅していたな。
　　　　　チョークも立派な凶器だ。
　　　　　暴行障害未遂と脅迫の容疑でちょっと話を聞かせてもらおうかぁ。
　　　　　こっち来い！」

　ボ先生「チョ～デカ長？　なんでここにおりまんの？　今週は来ないはずじゃ・・・・
　　　　　あ、マリアナはん連れていきまんのか？　これから試験が・・・・」

マリアナ「おい、放せ無礼者！　まだ、講義の続きが・・・・」


　ボ先生「ああ、マリアナはんとチョ～デカ長が行ってもうたぁ。どないな展開やねん。
　　　　　まぁ、ある意味、三姉妹と女刑事はんがいない、平和な試験を迎えられるっちゅうことやな。
　　　　　ただ、オチもイマイチやし、とりあえず『まどかちっくポエム』風に、
　　　　　ボンビッツのＢは茫然自失のＢだよ。って言うときますわぁ。
　　　　　ほな、気を取り直して、試験やりまっせぇ！」


　　　　♪～（ＢＧＭ）
　　　　（いつものポルトガル語講座）



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