まずは、すみません！
いつもなら【早口寸劇】の台本を放送直前にこのブログにアップするのですが、今週はできませんでした。
というのも、仕事が忙しくて台本を書き始めたのが徹夜明けの放送当日。しかもやっと仕事が片づいたのが番組開始２時間前だったのです。
いつもなら放送前日までに頭の中である程度構想を練っておいて、当日の夕方までに台本を書き上げるのですが、今回はそんな時間さえなかったのです。
さらに今回は番組にスペシャルゲストがあり、その「ゲスト（新キャラ）を交えての早口寸劇を」とビっツ!田中さんからの依頼を受けていました。
これは、コーナーに穴を開けるわけにはイカン！！！ と、徹夜明けで回らない脳みそにムチ打って、なんとか回転させ、まずストーリーを考えました。　ゲストのキャラは何にする？
そして【早口寸劇】の所以である早口言葉の部分も考えなくてはなりません。
既存の早口言葉にストーリーづけしていると思っているかたもあるでしょうが、実はいつもストーリーに合わせて早口言葉をオリジナルで考えています。
今回は考える時間がないので、以前考えたものの使い回しを優先させます。でも、結局アレンジも含めて７本も考えました。
刻々と近づく放送開始時間。
４０分前に「いま台本を必死に書いていますのでもう少しお待ちを！」とビっツ!さんにメールを入れました。
そして、９時。番組が始まった時点でも、まだ台本は上がらず。
今日はスペシャルだからコーナー開始は１０時頃。勝手にそう思いこむしかありませんでした。
そして・・・・できたぁ！！
読み直してみて・・・・よし、ＯＫ！　送れ～～～～！！！！　時刻は９時４５分。
間に合ったのかぁ？　サーバの不具合とかでメールが届かないなんてことがあるので、これは実際に放送を聴いてみないとわかりません。
おっと、単発の【早口言葉】も送らなくちゃ！　と考えて送ったのが９時５０分。
はたして間に合ったのか・・・・？
思ったとおり、【早口寸劇】のコーナーがが１０時過ぎてから始まりました。
もしかしたら、コーナー開始時間を延ばし延ばしにしてくれていたのかも？（汗）
ゲストがいながら事前の台本読み合わせもできない状況で申しわけない気持ちでいっぱいでした。
にも関わらず、さすがマリさん、ビっツ!さん、そして今回のゲストの'TotalPackage' TAMさん。
一度台本に目をとおしていたかのようにトントンと進んでいきます。みんな流石です。
そして、無事終了！
そんなギリギリの時間の中で妙な余裕（？）が生まれて、今回は時間的に諦めていた【スヨイル川柳】を一句ひねって投稿しました（笑）
ちなみに僕はこの日も徹夜をするはめに（放送中に仕事のメールが届いたのでした。汗）
そのへんの話は別の場所（Mixi）とかでお話ししたいと思います。

ということで、放送の裏にはそんなドタバタがあった今週の【早口寸劇】台本をどうぞ。

〈登場人物〉

　謎の中国人　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'TotalPackage' TAMさん
　マリアナ、生徒Ａ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マリさん
　オヤジ（又熊熊太）、息子（又熊逞馬）、ボンビッツ先生　　ビっツ!さん

※キャラ作りはお３人にお任せしています。
　セリフはご自身の口調に直していただいてます。必ずしも台本どおりではありません。
※【　】内が早口言葉になります。
　早口言葉は３回繰り返しとしてます。
※ポルトガル語講座の内容はビっツ!田中さんにお任せしています。
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○警察署前の公園通り
　　　　ひとりの男がやきとり屋台に入ろうとしていた。


中国人　「ニーハオ！」

オヤジ　「へぇ、らっしゃい！
　　って最近まともな日本語を使う客が少なくなったような気がするのは気
のせいか？」

中国人　「ちょっと聞きたいアルが、この写真の女に見覚えはないアルか？」

オヤジ　「ん？　なんでぇ、人探しかい？　どれどれ・・・・おお、べっぴんじゃねぇかぁ」

中国人　「あーっ！　おまえ、今この写真みてマダム・ヤンみたいだぁ、って思っただろ。
　　マダム・ヤンいうのは１９８２年に高級麺ブームの火付け役になった
　　インスタントラーメンのことアルよ。
　　あれ以来、日本人は中国人の美人熟女を見ると誰かれかまわず、マダム・ヤンと
　　呼ぶようになったアルよ。
　　このヘンタイが！」

オヤジ　「な、なんでぇ、突然来てヘンタイ呼ばわりかよ！
　　俺はＴＶのワイドショーのレポーターで有名な【またまた又熊　又熊逞馬】の父親の
　　【またまた又熊　又熊熊太】でぇ。
　　ヘンタイなんかじゃねぇや。
　　そういうおまえこそ誰でぇ」

中国人　「パクいうアル。中国の警察で刑事やってるアルよ。パク刑事アル」

オヤジ　「パッケージ？　唐にあるパッケージ？　トータルパッケ・・・・」

中国人　「パッケージ違うアル、パク刑事アルよ！　今むりやり違う名前にしようとしただろ。
　　この【また熊　ヒグマ　北極熊】」

オヤジ　「誰が北極熊やねん！」

マリアナ「何を騒いでおる。私も昔はマダムヤンと呼ばれたことがあったものじゃが」

息子　　「あ、親父ぃ、今日はマリアナ先生を連れてきたよぉ」

マリアナ「ＴＶ局の【スタジオ入りするスターがスタンバってるスタンドバー】に
　　連れていってくれるのかと思ったら屋台か」

オヤジ　「息子がお世話になってます。
　　って、この小さな屋台が嵐に飲み込まれたような気がしてきたぞ・・・・」

中国人　「なんか、この女性はマダムヤンと言われような面影は全くないが、
　　私と同じ臭いがするアル」


マリアナ「ん？　私はこってりと油が浮いた豚骨ラーメンのような臭いはしておらんぞ」

息子　　「どういう風に取っていいのか、解釈に迷う表現ですよ。先生」

マリアナ「いちいちうるさいぞ、北極熊」

息子　　「親子して北極熊かよ」

マリアナ「今日こそ【手もみにも　悩みにも　テレビにも　もみもまれた　みのもんた】に　
　　会えると思ったのに、おらんかったぁ」

息子　　「先生、何度もいいますが、局が違います。
　　【手もみにも　悩みにも　テレビにも　もみもまれたみのもんた】の
　　みのさんじゃなく大和田獏さんですって」

中国人　「おお、、みのものたアルかぁ。
　　中国人は働き者だが、【手もみにも　悩みにも　テレビにも　もみもまれた　みのもんた】
　　にはかなわないアルよ」

オヤジ　「みのもんたも、大和田獏も今週から夏休みだよ」

中国人　「な、なんということアルかぁ。それなら、一番の働き者はタモリあるな」

オヤジ　「っていうか、マダムヤンの件はどうなった？」

中国人　「もういいアル。ラーメン一杯くれるアル」

オヤジ　「ここは焼き鳥屋だ。ラーメンはねぇよ」

中国人　「何で、屋台にラーメンないアルか！？　日本の屋台はラーメンが基本なはずアルよ。
　　中国人をなめると、しまいにサイボーグ００９の張々湖のように口から火を吹くアルよ」

オヤジ　「ねぇもんはねぇよ！」

中国人　「まったく、客には【赤杜仲茶　青杜仲茶　茶杜仲茶】くらい出すもんアル」

マリアナ「私は【赤カモミール茶　青カモミール茶　茶カモミール茶】が欲しいところだな」

オヤジ　「【吟醸酒　本醸造酒　生貯蔵酒】ならあるから、それ飲んでとっとと出てってくれ！」

中国人　「ぷはぁ～・・・・中国酒には劣るが【吟醸酒　本醸造酒　生貯蔵酒】もなかなかだな。
　　ついでにツマミに【赤ペチュキムチ　青ペチュキムチ　茶ペチュキムチ】でもあれば
　　いいアルなぁ」

マリアナ「おぬし、ほんとに中国人なのか？」

オヤジ　「全く変な奴らばかり来るなぁ。そういえば、この前の男がまた来やがってよぉ。
　　あの妙な日本語を話して、大きな声でひとりごと言うやつ。
　　今度は３５０ミリ缶ビール１本で泥酔しやがった。
　　そんで、またデザートにコーヒーゼリーかメロン味の何とかはないかって言いやがってよぉ」

女刑事　「ん？　妙な日本語？・・・・ひとりごと？・・・・まさかな。
　　そういえば、最近ベッケンバウアーのところに行ってなかったなぁ」

オヤジ　「ほらほら、中国人だけに、飲んだらさっさと【行っチャイナ　消えチャイナ　帰えチャイナ】
」

息子　　「お、おやじぃ・・・・今日は減点パパ！」


　　　　ＳＥ（授業開始のチャイム）


ボ先生「ハ、ハクション！！　呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ～～ん。
　　って、また誰かワテの噂してるんかいなぁ。
　　またまた缶ビール１本で泥酔してもうたわぁ。
　　でも今日もアイスコーヒーとコーヒーゼリーとエクレアがあるし。
　　あの、メロン味のゼ・・・・」

生徒Ａ　「先生！　またひとりごとですかぁ！？
　　いい加減にしてくださいねぇ。今日は研修の人が待ってますから」

ボ先生　「ああ、そうやった！　研修生がおるんやった。
　　ほな始めまっせぇ！」


　　　　♪～（ＢＧＭ）
　　　　（ポルトガル語講座に突入）



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