今晩９時からのfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』（毎週水曜夜９時～１１時）のコーナー『ビっツ!講座・早口寸劇』で使用される台本を公開します！
さて、ＤＪマリさんとビっツ!田中さんはこのキャラどう演じるのか？
早口言葉はちゃんと言えるのか？
どんなアドリブがあるのか？
この台本と見比べながら聴いていただければ何倍も楽しめますよ。


〈登場人物〉

　おバアさん、生徒Ａ　　　　　　　　マリさん
　おジイさん、ボンビッツ先生　　　　ビっツ!田中さん

※キャラ作りはお二人にお任せしています。
　セリフはご自身の口調に直していただいています。必ずしも台本どおりではありません。
※【　】内が早口言葉になります。
　早口言葉は３回繰り返しとしてます。
※ポルトガル語講座の内容はビっツ!田中さんにお任せしています。
※生放送ですので放送時間の都合にあわせて一部編集される場合があります。
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ジイさん「次は何のカルチャースクールに行こうかのぅ、バアさんや。
　　【カルチャー　あっちゃこっちゃ　行っちゃったし　やっちゃったし】なぁ、バアさん。
　　・・・・ん、バアさん？・・・・すぎバアさん？　耳が遠くなったのかのぉ？
　　ま、まさか、またアレかいなぁ。・・・・す、すぎピ～？」

バアさん「なんだい、ジイさん？
　　【カルチャー　あっちゃこっちゃ　行っちゃったし　やっちゃったし】ねぇ」

ジイさん「バアさんや、いいかげんに“すぎピ～”と言われるまで聞こえんフリするのは
　　やめなはれ。
　　一体いくつになったと思っておるんじゃ。
　　酒井法子が“マンモスうれピー”などの“のりピー語”を使っていたのは
　　８０年代の後半じゃぞ。
　　年甲斐もなくピーはなかろう、ピーは。
　　のりピー言うても“とんねるず”の木梨憲武（きなしのりたけ）のことじゃないぞ。
　　ちなみに無名時代の松嶋菜々子は、とんねるずとレギュラー共演しとったし、その番組の
　　オーディションで松嶋菜々子と最後まで争ったのが歌手になる前の華原朋美だったんじゃ。
　　テレビで“電車男”をやった伊藤淳史（いとうあつし）は小さい頃“チビノリダー”として
　　とんねるずと共演しとったんじゃよ。って関係ない話じゃったのぉ。
　　バアさんや、今“すぎピー”言うたらオカマの“おすぎとピーコ”になってしまうぞぉ」

バアさん「じゃあ、ジイさんは【オカマのまかない かまわないオカマ】のピーコかいな」

ジイさん「ワシは【オカマのまかない かまわないオカマ】でもなければ
　　【双子座のフダ付きな双子】でもないわ！」

バアさん「【双子座のフダ付きな双子】ではないが、双子いうたら何というても
　　ザ・ピーナッツじゃねぇ。
　　それに“カンカンランラン”っていうのもおったねぇ」

ジイさん「バアさん、カンカンランランは日本で始めて上野動物園に来たパンダの名前じゃよ。
　　双子は“リンリンランラン”じゃ。１９７４年に“スター誕生”からデビューして、
　　インディアンの娘の格好で『恋のインディアン人形』を歌って踊ったアイドルじゃ。
　　色黒じゃったが、ほんとは普通の白人だったんじゃ。
　　ちなみに、『ぴったしカンカン』は、１９７５年から放送された長寿クイズ番組で、
　　司会は当時TBSアナウンサーだった久米宏で、ぴったしチームのキャプテンが坂上二郎で、
　　カンカンチームのキャプテンが萩本欽一じゃった。ぴったしチームの最後は藤村俊二で
　　いつもオチで笑わせる役やった。現在放送中の『ぴったんこカンカン』は
　　それをリニュアルしたものじゃ。って関係ない話じゃったのぉ」

バアさん「リンリンランランのヒット曲は『好きよキャプテン』じゃなかったですかのぉ？」

ジイさん「それは同じ双子でも１９７５年にデビューした“ザ・リリーズ”じゃ。
　　１９８４年の“とんねるず”のヒット曲『雨の西麻布』の歌詞にあった
　　“双子のリリ～ズ♪”とは、このリリーズのことじゃ。
　　ちなみにアニメの主題歌なども歌ったりして
　　【リリーズがリズミカルにリリカルにリリース】しておった」

バアさん「ふん！　誰が年甲斐もなくじゃ！
　　自分の方こそ【リリーズがリズミカルにリリカルにリリース】とか言うてるわね。
　　このおたくジジイがっ！」

ジイさん「ん？　バアさん、何か言うたかのぉ」

バアさん「都合の悪いときだけ、耳が遠いフリかいなぁ！
　　【右耳　ミニ耳　耳そうじ】でもしときなはれ」

ジイさん「【右耳　ミニ耳　耳そうじ】が必要なのは、バアさんもじゃ」

バアさん「なんですと！　このアキバ系電車ジジイが！」

ボン先生「あ、あの～・・・・」

バアさん「なんじゃ、あんたは？　いつからそこにおったんや？」

ボン先生「って、初めからここにいたやおまへんかぁ！」

バアさん「ほんまかいなぁ？　なんや今流行りのストーカーちゅうやつですかのぉ」

ジイさん「バアさん、今の若い人は【マジ切れ　逆切れ　激ギレ】するから、
　　あまり刺激せんようになぁ」

バアさん「【マジ切れ　逆切れ　激ギレ】ですかいなぁ。恐い世の中になったもんやのぉ」

ボン先生「勝手なこと言うてはりますけど、ウチの講座の見学させてくれ言うて来たんは
　　そちらやおまへんかぁ」

バアさん「え、そうやったかいのぉ？」

ボン先生「マリアナはんの紹介や言うてはりましたやん」

バアさん「マリアナさん？・・・・ああ、そやった、そやった」

ボン先生「いきなり話が脱線して、掛けあい漫談チックな夫婦ゲンカを始めるから
　　ビックリさせられましたわぁ。
　　もう夫婦ゲンカ暦ン十年ものベテランなんやから、今さらここで始めんでも・・・・」

バアさん「夫婦ゲンカ暦？　何年やったかねぇ。
　　【敬老会　ケンカで陰険　帰ろうかい】なんてこともあったねぇ、ジイさん」

ジイさん「そうそう、【敬老会　ケンカで陰険　帰ろうかい】ってこともあったなぁ。
　　夫婦ゲンカ暦は４５年くらいかのぉ？」

バアさん「５０年くらいと違いますの？　６０年にはなっとらんと思うけど。うーん・・・・」

ボン先生「そんなこと、どうでもいいやおまへんかぁ！
　　っていうか、話がぜんぜん前に進みまへんがなぁ。
　　・・・・で、今日はポルトガル語の見学に来はりましたん？」

バアさん「え、ポ・・・・オカルト語？　ポル・・・・トンガ語？
　　そりゃドコの国の言葉やですか？　南洋の島国かいなぁ？」

ボン先生「【トンガ語とオカルト語とポルトガル語】はぜんぜん違いますがなぁ！
　　このジジババ、ワザとボケているんと違いまっかぁ」

バアさん「マリアナさんが、何とかバウアさんに聞けと言ってましたんやけど。
　　あんたさんが、何とかバウアさん？」

ボン先生「ベッケンバウ・・・・いやいや、ボンビッツいいます」

バアさん「え？　何とかバウアさんと違うんですかぁ？」

ジイさん「あっ、そや！　イナバウアー言うんと違いましたかいのぉ？
　　ほれ、冬季オリンピックで、しずかちゃんがやった技や。
　　しずかちゃんと言っても、ドラえもんのしずかちゃんのことではないがのぉ」

バアさん「ジイさん、いちいち言わんでも分かっとるがなぁ。荒川静香選手やろ。
　　体をこう反らすやつや。こうやって・・・・あっ！　イタタタタタッ！」

ジイさん「あっ、バアさん！　た、大変やぁ！　バアさん、しっかりしろー！
　　衛生兵、衛生兵～！！」

バアさん「腰が・・・・イタタタタタッ！」

ボン先生「ああっ、やってもうたぁ！　爆弾処理班を呼べぇ！
　　いや、レスキュー隊やぁ！　お疲れスキュ～！　って違いまんがな。
　　救急車や、救急車を呼べぇ～！」


　　　　ＳＥ（救急車が遠ざかる音）

　　　　ＳＥ（授業開始のチャイム）


ボン先生「大丈夫やろか、あの夫婦。
　　マリアナはんの紹介やから嫌な予感はしてたんやけど、またえらいドタバタやったなぁ。
　　救急隊、お疲れスキュ～！
　　嵐の後の脱力感やでぇ。授業をとっとと終わらせて今日も甘いもんでも食べに行こうかなぁ。
　　そや、ボンビッツスペシャルいうデカイかき氷があるんやけど、これがウマイや・・・・」

生徒Ａ　「先生、ま～たまたまた、ひとりごとですかぁ？
　　お盆が近い今の時期にひとりごと言うてると、まわりの人が気味悪がって逃げていきますよ。
　　いっそ、マリアナさんと一緒にお盆のスペシャル番組でも出たらどうですか？
　　・・・・あっ、先生の右肩に人が！」

ボン先生「ひえっ！？　もう、からかうのはやめておくんなはれ。
　　ただでさえ、オカルト三姉妹に取り憑かれているんやさかい。
　　さあ、気を取り直して、テンションを上げていきますわぁ。
　　ほな、授業を始めまっせぇ！」


　　　　♪～（ＢＧＭ）
　　　　（ポルトガル語講座に突入）



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