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レストランでのチップは、日本から来た旅行者にとっては結構面倒くさいものだ。美味しいワインを飲んでほろ酔い気分になっているのに、お勘定の時点でチップの計算をしなくてはならないなんて酷ではないか。
そんなときに便利なのが、勘定書にかかれているSales Tax(売上税)の数字。たとえばカリフォルニア州サンノゼ市の場合は売上税が合計金額の8.25%かかる。自分が受けたサービスの満足度にもよるが、通常15%~20%のチップを入れることになる。よってクレジットカードで支払いの場合には売上税の約2倍の数字をチップの欄に入れれば(もしくは、テーブルに置く)、簡単に処理できる。つまり税率8.25% x 2 = 16.50%となる。これにプラスマイナスすればいいだけだ。 アメリカでは州によって売上税の税率が違う。Comparison of State and Local Retail Sales Taxes (July, 2001)に各州の税率が出ている。 Maximum State/Local Rateの欄の数字が各州の税率となる。 Comparison of State and Local Retail Sales Taxesの表にあるように、税率は州税とローカル税(特定の郡や都市では追加税率が認められている)から成り立っている。たとえば、カリフォルニア州サンノゼ市の場合、前述どおり税率は8.25%だ。8.25%の内訳は、州税5.75%にそれぞれのローカル税が最大2.50%課せられることになっている。たとえば、カリフォルニアワインで有名なナパでは7.75%、シリコンバレーの中心であるサンノゼでは8.25%のSales Taxがかかる。そして、サンフランシスコではなぜか8.50%の税率になっている。 California Tax Rate またSales Taxのかかるアイテムも州によって違う。カリフォルニアの場合には、卵や牛乳、果物などの食品は税の対象にはない。スーパーマーケットに行ったときにもらうレシートをみてみると、商品の値段の隣にFとかTと書いてある。Fは税金がかからない商品、そしてTは税金がかかる商品という意味だ。カリフォルニアのSales Tax8.25%は全米でも高い方だが、レストランに行くなどの贅沢しなければ食品には税金がかからないのだからとても納得のいくシステムだと思う。 ボストンのあるマサチューセッツ州ではLocal Taxは無しなので、州税のみの5%、そしてカリフォルニア同様基本的な食品は無税だ。また、衣服も$175以下のアイテムに関しては無税である。ニュージャージー州やペンシルバニア州では衣服にはなんと税金がかからない。またアラスカ州やモンタナ州では州税はゼロ、ローカル税のみなので、地域によっては売上税自体が存在しない可能性がある。 同じメーカーの洋服を買うのであれば、やっぱり衣服が無税になる州で買いたいものだ。 www.massdor.com/publ/pdfs/sls_use.pdf お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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