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聖路加病院名誉会長でいらっしゃる日野原ドクターが
サンフランシスコにて講演をされた。タイトルは、 「私の人生91年の生き方」。現在91歳、今や日本で 一番有名なシニアの方だろう。 正直言って、91歳の日野原ドクターをイメージしたときには、 きっと声も聞き取りにくく、専門用語が多く、少し説教じみた お話になるのではと想像していた。しかし、それはすべて 私の先入観に過ぎなかった。 とても謙虚にお話になり、2時間以上の講演中ずっと 立っておられた。時折、観客の我々に「長話を聞いていて お疲れでしょう?」と気遣ってくださるほど余裕があった。 120万部を超えるベストセラー「生き方上手」、「生きるのが 楽しくなる15の習慣」など、数々の著書の印税はすべて 研究費にあてがわれており、まだまだ新しい研究を 続けていらっしゃるそうだ。実際に病院でも診察をなさっているそうだが、 それはすべてボランティアだそうだ。 今回の講演会を拝聴して、つくづく生活習慣を変えることが 大切だと痛感した。日野原先生は早くから予防医学の重要性を 説いた方だ。そして、91歳の今も現役であり、常に先に 目標を置いて、生活していらっしゃる。95歳にはこれをする、 100歳までにはこれを完成させるなど、人間、常に目標を 持つことにより「気」(気持ちの「気」)が与えられ、元気で いられるとおっしゃる。たしかに、意欲的に何かを追いかけている ときには、どんなにハードに仕事をしていても疲れをあまり感じず、 意外と風邪もひかなかったりする。しかし、イヤイヤ何かを やらされていたり、のんびりした生活でも先に何の希望も 持てずにいると、急に病弱になったりする。これは私自身が実証済みだ。 日野原ドクターからお伺いした話は、今後日記に少しずつ 書こうと思っているが、これを読まれている皆様も 日野原ドクターがテレビ出演や雑誌の対談などで既に よくご存知かと思う。 講演の最後は、日本人、そしてアメリカ人(講演は 英語で同時通訳されいた)の聴衆は全員立ち上がり、 先生の講演そして先生の91年間の生き方に拍手を送った。 日本に住んでいない私にも今回の講演会を企画して くださった国際文化交流協会の方々に本当に感謝している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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