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2006.03.07
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今日は移動で終る一日だ。
ロンドンからフィレンツェに行くのであるが、フィレンツェ空港が
現在クローズしているために、ミラノから列車に乗る。

ロンドンのホテルに、一番大きいスーツケースを預けて、大きめの
キャリア付きオーバーナイトバッグと大きめの手提げ袋を持って、
出発する。

格安航空会社イージージェット(EASY JET)にて、ロンドンから
ミラノへ移動する。まずロンドンはガトウィック空港(Gatwick)から出発
する。私にとっては初めて使う空港である。

ガトウィックエキプレス

ホテルからヴィクトリア駅にタクシーで向かい、ヴィクトリア駅からは
GATWICK EXPRESSに乗る。これは成田エキスプレスのようなもので、
空港と駅を往復している空港直行電車である。15分おきに運行しており、
所要時間は30分(日曜日のみ35分)だ。切符の種類は、一般席の
Express Classとグリーン車のFirst Classがある。切符は、駅の窓口でも、
券売機でも、電車車内でも購入できる。事前にクレジットカード決済で
ウェブ上にて購入すれば、3ポンド節約できる。私は駅の窓口でExpress
Classの往復切符を購入した。片道ずつ往復買うよりも3ポンド安くなる
からだ。

電車に乗り込むやいなや、荷物を所定の荷台に置き、自由に座席に座る。
電車が動き始めると車掌さんがチケットを確かめにくる。

EASY JET

EASY JETのチェックインカウンターにて、ウェブ予約時にもらう
リファレンスナンバーとパスポートをみせる。チェックインバゲージも
同じカウンターでOKであった。搭乗券をもらい、スムーズにチェックインは
終了した。実は、あるアクシデントがあり、このリファレンスナンバーを
なくしてしまったのだが、旅行中、ウェブにアクセスすることができず、
結局、ロンドンに住む友人に電話して、私のブッキングにウェブでログイン
してもらい、リファレンスナンバーを確認した。電話番号を調べて、
easyjetに電話したのだが、カスタマーセンターはなかなか通じなかった。
ウェブを前提にコストダウンさせている会社なのでしょうがないのだろうが、
こういうときには少し不安である。

チェックイン時には、ゲートナンバーが知らされなかった。
よって、免税店がある待合広場にて、パネルにゲートナンバーが出てくる
まで待たなくてはならなく、ゲートまで進めないのだ。搭乗時間ギリギリに
なって、パネルにやっと表示された。そこからゲートまでがまた遠いのだ。

母は歩くのがとても遅い。実際、歩行困難の人にはサービスで小さい車で
運んでくれるようだ。母は歩行困難というわけではないが、通り過ぎる
車をみるたびに、「うらやましいわ」と冗談っぽく語っていた。

EASY JETに搭乗

席は自由に選べる、いわゆるFree Sheatingである。
両側3席ずつなので、通路側に座りたければ後から搭乗した方がいいし、
2人以上で横並びになりたかったら、早めに搭乗した方が席を確保
しやすいだろう。荷物が多ければ、上方荷物入れ(Overhead Storage)の
場所確保のために早めに搭乗した方がいいだろう。

客室乗務員は全部で4名だったかと思う。若いお兄ちゃんがこの機の
責任者のようだ。にきび面の私から見ればあどけない顔なのだが、
きびきびと仕事をしていた。ほかの乗務員は全員女性であったが、
楽しそうに、でも手早く仕事している。

日本人、いやアジア系の客は我々だけである。

搭乗してから結局1時間待たされて、やっと機は離陸する旨のアナウンスが
あった。もちろん電子機器は使えなくなるのであるが、ひとりのイタリア人
男性が携帯で電話し始めた。女性の客室乗務員が、切ってもらわないと
困る、と英語で言うが、その男性は聞こうとしない。女性乗務員が責任者の
お兄ちゃんにその旨を伝えると、お兄ちゃんは男性に顔を近づけて
切ってください、と伝える。それでも、その乗客は、「飛行機が遅れたから
電話しているのであって、こっちだって困る」と伝える。さすが、
イタリア人の理論だ。英国対イタリアのディベートをほかの乗客と一緒に
観戦(?)したが、結局、乗客が折れた。当たり前といえば、当たり前だが。

約2時間のフライトであるが、食事は列車のように、乗務員から
スナックを購入する。バゲットのサンドイッチ系、スープ、温かい飲み物、
アルコール系ノンアルコール系などの飲み物もある。

飲食の有料サービスが終ると、免税品の販売もある。映画などの
サービスはないが、飛行時間を考えるとなくてもよい。

ミラノリナーテ空港に着くと、タラップを降り、バスにて空港ターミナルに
運ばれる。国が違うので、EUの国籍以外の入国管理の方に並ぶ。
我々の番がきて二人で一緒に進み、パスポートをみせると、
「コンニチハ」などと管理官から声もかけられる。母はニコニコして
「こんにちは」と機嫌よく応える。和やかに、あっという間に審査は終る。

ミラノリナーテ空港からミラノ中央駅へ

ここからがちょっと緊張する。
中央駅までの行き方は、イージージェットの機内誌で勉強した。
中央駅行きの直行バス"Starfly"が30分おきに出ており、
一人2.70ユーロとのことだった。空港のバスターミナルを見渡す。
それらしきバス停に時刻表があったのでみてみると1時間に
一本しかない。2時35分発とあるが、今が2時35分。我々のほかには
待っている客はいない。既に出発してしまったのだろうか。それとも
これから来るのだろうか。係員はいない。

そのうちに、イタリア人の女性が荷物を持ってやってくる。
バスはもう出たのか、とイタリア語で訊かれる。事実に基づいて、
35分に着いたけどバスはまだみていない、と答えると、お礼を言って
彼女もやはり待ちつづけた。15分経ってもまだバスは来ないが、
我々が待っているせいか、待っている客は10人ぐらいになった。
30分ぐらい経ってもこないので、近くにいる人たちに声をかけて
タクシーで乗りあっていこうと思ったそのときにバスが来た。さすが、
イタリアである。バスに乗るときに、運転手から切符を買って、
席に着いた。やれやれだ。

ミラノ中央駅にて切符を買う

30分ぐらいローカルな町を通って、ミラノ中央駅に着いた。
久しぶりのミラノ駅で切符をどこで買ったらいいのかわからない。
近くにあった予約窓口に行くが、かなりの人で混雑しており、
整理券をとらないといけないらしい。近くにあった券売機での
購入を試みるが、さんざん入力した後、クレジットカードを差し込むや
否や、CANCELと表示され、終了になってしまった。TVゲームの
GAME OVERが出たときのような負けた気分になる。

荷物があり、母も疲れているようなので、近くの椅子で荷物番を
してもらい、近くにいる人に普通に切符を買う場所を教えてもらう。
そこには券売機もたくさん並んでいるが、もう信用できないので、
窓口の列に並ぶ。イタリア人すらも、この窓口でいいのか、と
前の客に訊いている。この国は10年前と変わっていない。

フィレンツェ行きの切符を2枚購入し、母の元に戻ると、私が
戻ってくるか不安だったようで、母の顔はほっとしたようだった。

ちなみに、このイタリアの列車の切符もウェブ上で予約および
購入ができる。「トレーニタリア(TRENITALIA)」というサイトだ。
今回、フライトの到着時間に変更が出る可能性があったので、
私はサイト上では購入しなかったが、時刻表として使えるので
便利だ。自分が乗れそうな列車の時刻表だけを印刷しておいた。

2等席にしたら、ホームの最初が1等席から始まるのでずっと
歩かなくてはならない。これはどこの駅でもそうかというと
そうでもなくて、フィレンツェからローマに向う時には、
2等席が一番近いのだ。

やっと車内に

時間ぎりぎりに電車に乗り込むと、フィレンツェの友人から携帯に
電話がかかってきた。席をみつけたときだったので、大きめのラゲ
ージを通路においたまま電話をとることになった。そのうちに
荷物をひきずったほかの客も乗り込んできて、私はジェスチャーで
悪いけど通ってくれ、と示すと、「まったく!」と怒りながら
追い越していった。無事電車に乗ったことを友人に知らせて電話を
切るとまわりの人が通路側に荷物を置いてはいけないと私に警告する。

わかっているけど、どこに置いたらいいか教えてくれ、と言うと、
別のおばちゃんが、あっちの荷台よ、と言う。席が荷台から離れて
いるので荷物が盗られないか心配だったが、上方の棚に上げられない
幅だったので仕方なく、荷台に置きに行く。席に戻って、教えてくれた
まわりの客にお礼を言う。慣れないところで大きめの荷物があって
移動が多いのは疲れることを実感した。

ぼーっと車窓の田園風景をみていると、実はまわりの人たちは外国人で
あることがわかる。荷物を注意した夫婦はスペイン語を話しており、
私の隣に座っている今風の若い女の子はアラブ語らしき言葉を話している。
荷物は荷台にもっていけ、と言ったおばちゃんだけがイタリア人らしい。

日本のように、車内では携帯はマナーモードにしましょう、なんていう
張り紙やアナウンスがあるなんてことはあり得ず、まあよく、皆携帯で
喋っている。特にひとりで乗っている人は老若男女かかわらず、誰かに
電話しては、「チャオ!元気?私が今どこにいるかわかる?電車よー」
というような、たわいないことを話している。かける必要がないのだが、
日本でいえば携帯メールを打っている感覚で喋りつづけている。携帯
電話会社はさぞかし儲かることだろう。もちろん、携帯でメールを
やっている人は見当たらない。人によっては携帯でのお喋りは耳障り
だろうが、旅行者の私にとってはそれもまた異国情緒と感じ、逆に
イタリア語の響きに浸っていた。

フィレンツェに着いたときには、もう辺りは真っ暗だった。
そして、荷物は無事であった。





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Last updated  2006.03.19 23:59:49
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