朝の道端で
朝の散歩では意外な人と会うこともあって、今朝もばったりとある人と会った。今朝はいつもより遅く、9時ごろだった。その人はどうやら仕事で我が家のほうに来て、道端にいた私が声を掛けた。 「ご無沙汰してます」 その人は誰だかすぐにはわからないようで、いぶかしげに私を見た。 「市議会議員のたにざわです」 「えっ?そのかっこうじゃぜんぜん分からないよ~」 なにせ、ニット帽を被り、あごヒゲ面で、しかも薄いサングラスもかけていた。こりゃそこらのあんちゃんだ。普段頻繁に会っているならいざ知らず、分かるはずもない。 で、しばし立ち話。話は選挙のことから市行政に対する不満にまで亘った。 きっとこんな時の方が本音に近い話が出やすいのだろう。偶然に感謝、だ。 国会じゃ厚生労働大臣の不適切発言で揺れているらしいが、あれって多分「機械」に例えちゃった時も瞬間的に「まずったなぁ」と思ったに違いない。だからその講演会の中でもくどくどと「たとえとしては適切でないかもしれない」とか「機械といってはなんだけど」とかって言い訳がましいことを言っている。 ここまで来るとセンスの問題でもあるが、押し並べて国会議員の物の見方では、機械的で統計数字的な言い方になることが多い。我々国民の生活がどうなるのかというより、消費税をほんの1%上げただけで2兆円、みたいな感覚なのではないだろうか。そこには生活実感がない。俯瞰的な目線ばかりだと、衛星写真で地球を見るようなもので、自分もその上にいることを忘れてしまうのかもしれない。 そもそも厚生労働大臣のあの発言は、子どもが欲しいけれど、できなくて泣く泣くあきらめた人だってこの世にはいるということを忘れている。 今日で1月も終わる。早いなぁ※人気ランキング投票に参加しています。 ↓ ↓ 人気blogランキングへ