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テーマ:政治について(19805)
カテゴリ:政治「物申す!」
いつの頃からだろうか、こんなにも「偽装」が日常のことになってしまったのは。
牛肉、うなぎ、建築強度、伊勢神宮前の有名なお菓子、ナントカの恋人、廃業した大阪の有名料亭、エトセトラエトセトラ、ちょっと思い出しただけで後から後から出てくる。 その中でも今回の「汚染米」事件は最もタチが悪い。 この一件は、だんだん報道でも指摘されつつあるが、一次的に農水省に大きな責任がある。工業用の糊の製造に使うといって、当初の「事故米」の販売では気が付かなかったとしても、その流通量の多さに、おかしいと気が付かなければならないはずだ。 立ち入り検査の際になんら異常を見つけ出せなかったのも、本当に検査に行っていたのか、ただ単なる訪問、場合によっては接待ではなかったのか、と言いたくなるくらい杜撰だ。 だから農水省が行った流通先の公表は、少々拙速ではなかったか、と思う。 流通した先は、知っていて使った「加害者」なのか、知らずに使った「被害者」なのか。少なくとも実態をきちんと見極めてから公表するべきだったのではなかったか。 そうしなければ、世間からの正当な制裁なのか風評被害なのか、そこもあいまいにただただ情報に国民が踊らされてしまうではないか。 つまり、この公表は農水省の責任逃れではなかろうか。そんな疑いが頭をもたげてくる。もうほとんど消費されてしまったということだけがはっきりした今、健康被害が公に発生していないから後は責任を民間に押し付けてしまえ、という腹のそこが見え隠れしているように感じる。 何でこんなに「偽装」ばかりの我がニッポンになってしまったのだろう。行過ぎた自己責任は、「やった者勝ち」という風潮を後押しする。無責任社会の国が栄えたことは歴史上ひとつも無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 19, 2008 09:02:58 PM
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