奮闘する「大器晩成」日記

　もう２年近く前からかなり短い髪型にしていて、ちょっと伸びるとすぐ「ぼさぼさ」になってしまうので、ひと月に１回は必ず髪を切るようにしている。

　今日も時間を見て切ってきた。

　行きつけの床屋さんは、３６歳というまだ若いオーナーと２０代のスタッフ数人でやっている。何がすごいって朝は８時半から夜は９時半まで開いている。しかも床屋さんなら当たり前に月曜日が休みなのにこのお店は正月以外は休み無く開いている。頑張っているのだ。

　その頑張りが実ってか、独立して概ね３年になった今日、全部で３店舗もの展開をするまでに急成長した。

　スタッフ全員が明るく気さくで人懐っこい若者だ。よく分からないのだろうけれど昨今の政治情勢について、一生懸命話題にして気を使ってくれる。市議会議員当時からそんな彼らが好きで、通っている。

　今日も短くした。髪を切った私にオーナー氏が言う。

　「いやぁいい感じになりましたよ。ちょっとチンピラっぽくて」

　「そりゃ困るよ。もう４４歳だぜ。チンピラはやだなぁ」

　「いやぁ、政治家だって、や○×みたいなもんじゃないですか。いい感じですよ」

　「…」（大笑い）

　別にそんなスタイルになってはいないのだけれども、なんとも笑わせる面白い若者、だ。

　しかし、「政治家」イコール「や○×」みたいなものってことはないよな。否定はし難い面も多々ありますが。