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2008年01月06日
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NHKで夜にやってた「激流中国」シリーズで、5年生の教室に密着取材してるのを家族で釘付けになってみてました。

雲南省の一級小学校で(公立小学校にランク付けがある!)子どもたちは日本の中学並の算数に英語に、その他モロモロ詰め込まれ、山のような宿題を持ち帰り、帰ってすぐ始めても深夜に及ぶお勉強。(放課後遊んでいる映像は一度も出なかった)
机の横には母親がべったり付き添って口を出す出す、食事の時にも父親は「宿題やったのか」「将来のために今が大事な時だ、勉強しろ」とか、そんな話しばかり。
その合間にも親のバイクの後ろに乗って塾通い。宿題さぼれば授業には徐々に付いて行けなくなる、勉強ダメと見なされた子供にはクラスメイトも冷淡、逆にトップクラスの子には回りに寄って来て持ち上げ、本人も自信満々。
39度の熱が出ても親の心配は「勉強が遅れる・・」平熱に下がった途端「さあ宿題よ」。

反抗期に差し掛かる子どもたちのこと、さすがに「親は理解してくれない」「優等生の子と比べないで」「何点とっても満足してくれない」とキレかかり、担任も親子討論会(!)開くが、親側から「私たちだって点数で評価されてるんだ」「良い大学にいかないと将来は無い、これが現実だ」と本音炸裂。子供は黙るしかない。

ある親「この子が成功すれば私たちの子育ては100%成功、この子が失敗すれば100%失敗」それを5年生の子供の前で言うか?

気になるのは子どもたちの姿勢の悪さ、親への態度の悪さ。一人っ子なんだ。全員が一人っ子だから両手は親に握られ、親の強い意志のままに行動するしかない。その意思にはファンタジーな部分(優しい人になれ、とか夢を持って生きろ、とか勉強だけ出来たからって大人物にはなれんぞ、とか)はかけらもなく、非常にむきつけな現実そのもの。

衝撃を受けたままテレビをつけてると、再放送で「中国・こども民主主義」てのをやっていた。「ミンシュシュギ?トウヒョウ?それなに?」という三年生の子どもたちに「次の級長はミンシュシュギで選びます。」先生が選んだ3人の候補が選挙運動を繰り広げる。

A君は二年間級長で両親は警察のえらいひと。ぽっちゃりBくんは夢は国家主席で親はテレビ関係。Cさんは優等生ぽくて母はこの学校の先生。で、この選挙運動がものすごーく親掛かり。演説のセリフ、振舞い方、作戦、いちいち両親が口を出す。当然みな一人っ子。立会い討論会(中身は悪口合戦)を父親が廊下で見てて(ワシの作戦通り)みたいな顔してるし・・。

ともかく全員口が立つ。控えめの美徳とか謙譲なんてひとっかけらもない。先生含めて、裏表があることを責めるものもいない。Bくんは頭がまわる。「おい、Cさんのフルート演奏(!)のとき、へたくそって野次れ」と手下に命令。Cさん泣きだし、さすがに先生が「自由な発言と野次は違う」と注意すると「お前、あやまれよ」とか言って回る。その舌の根も乾かぬうちにCさんに「Aの発表の時悪口いってやれ」とけしかける。権謀術数うずまいている。

B君優勢を危ぶんだA君父は、職権でクラス全員を新交通システム乗車に招待する。焦るB君。最終演説の時、A君父は「さいごにクラス全員に小さなプレゼントを配れ」と命じ、綺麗な封筒に入ったカード?を用意している。結局A君の勝利。それが恥ずかしいことだとか卑怯なことだとかいう価値観はない。親にも子にも。

こんな連中とやり合わないといけないのか?将来こどもたちは・・。お人よしの控えめな覇気の無い日本人はひとたまりもなくやられるよ。あのAくん、Bくんにも今現在口では勝てないと思ってしまう私でありました。いやそれ以上に、「それは恥ずかしいことではないか!」と問うて「ハァ?何のこと?勝てばどんな手段を用いてもいいのさ!」という相手にそれ以上どう言ったらいいのだろう・・・。

その前に見てたシリーズも別の意味で衝撃だった。12月放送だったかな。
貧しい農村から上海あたりにたくさん出稼ぎで来てることは前から言ってたが、出稼ぎも多くなりすぎて稼ぎの割が悪くなり、また子供を高校へ、大学へ、とカネのかかることばかり多くなり、両親そろって子供が乳離れした頃から都会へ出稼ぎ、というのが一般化している。会うのは年に一回だけ。村中の両親が不在だから子どもたちは祖父母に育てられ、学齢になれば村の小学校の寄宿舎に入る。財政難で給食は一日二回だけ。二段ベッドの各段に2人ずつひしめき合って寝る。

そこの小学校で「将来の夢」を発表させると、「私はうんと勉強して大学に入り、科学者になり、両親に大きな家を買ってあげてラクをさせてあげたい」「ぼくは優秀な大学に入り、お金をたくさん稼いでパパとママに幸せにくらしてもらいたい」と言いながら涙、聞きながら涙・涙の教室。

実際に優秀な娘を高校へ行かせている父は大きな荷物を一日中運んで数百円。寝泊りしているドヤの家賃も滞る。それでも来学期の授業料が貯まらない。春節に村に帰り、息子の嫁も都会で働くよう頼む。嫁は1歳前後の子供を実家の親に預けて舅と同じバスで都会へ出る・・・。(ヨメ自身は家族の犠牲になって!とか何でワタシがいかなあかんの!と言う表情は見せない。子供と別れるのは辛いが淡々と行くのだ。)

そこまでして高校を出、大学を出ても就職できない人が多くなって来てると言う・・。

中国・・・中国・・どないなるんや。こんな子どもたちが大人になっていく将来は・・。






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最終更新日  2008年01月08日 11時34分40秒
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