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テーマ:◆鎌倉◆北鎌倉◆(519)
カテゴリ:鎌倉
[建長寺]へやってきました。 1253年創建、“鎌倉五山”第一位、 境内全体は国史跡にもなっている所で、 鎌倉でもTOP5に入る有名なお寺さんです。 今日、ここにやって来たのは・・・ この時期に行われる「梅 かまくら 寺社特別参拝」に 参加させて頂く機会を得まして・・・ こちら「三門(山門ではないんです)」の楼上に安置されている 普段は非公開の「五百羅漢」を見せて頂ける事になりました☆ “山”ではなく“三”が使われているのは、 この門をくぐると心が清らかになり、 むさぼり、いかり、おろかさ、の3つの執着心(これを全ての欲望の源とされる) から解脱できる門=三解脱門、これが転じて「三門」になった、 そんな意味だった記憶があります。 と、書きつつも、今日は一度も「三門」をくぐって来なかった事を 今になって思い出したりして(汗 で、今回の特別参拝は・・・ 「三門」の後ろ・・・ こちらから上へ急な階段を昇ると・・・ すいません楼上の内部は撮影禁止と言う事で画像はありません。 正面に釈迦如来像、その両側に五百羅漢像、左右横に8対の十六羅漢像があります。 五百羅漢像は手のひらサイズのものから、大きくてもせいぜいA4サイズくらい、 1863年に完成したそうで、銅製です。 精巧で重量感のあるものが、4段のひな壇にギッシリ並んでいましたが、 全体の数に圧倒される感じです。 ちなみに、鋳造に用いた木型は[身延山]に送られたそうですが現存しないそうです。 さらに住職の話を聞いた後・・・ 外に出てみました☆ 手すりが思うよりも低く、太ももくらいの高さにしかありません。 「三門」の前面から「総門(境内の入口)」方向を見た所と・・・ 後面から「仏殿」方向を見た所、かなりの高さです。 「三門」の正面に掲げられている額を間近から撮ってみました・・・ 下から見上げても、かなりの大きさなんですけど、 横2.65m、縦4mの大きさ・・・ 地域差があるけど、だいたい6畳くらいですかね、 「三門」全体がどれだけ大きいかが分ります。 ここで「三門」の参拝を終え、続いては・・・ 「梵鐘」、地味に“国宝”です。 高さ2.1m、重量2.7t、創建当初から残るもので、 “鎌倉三梵鐘”の1つ、関東一美しいと言われる音色なのだそうです。 さらに境内を奥へ進み・・・ 「仏殿」・・・ こちらも、中に入らせて頂く事が出来ました。 正面に本尊である高さ2.4mの地蔵菩薩像、 左右横に千体地蔵菩薩像、千手観音像、伽藍神像と、 旧心平寺の地蔵菩薩像などが多く並びます。 天井が平らではなく格天井で、そこには無数の絵画と装飾が施され、 鳳凰や天女など、禅宗の寺のイメージとは直接結びつかない様な天井画も描かれています。 場所によって、かなり色が落ちてしまっているものもあるけど、 全体的には煌びやかで色彩豊かなものでした。 さらに・・・ 「法殿」、 こちらは奥の一段上がった所に大きな千手観音像、 その手前に釈迦苦行像(パキスタン国宝のレプリカ)が。 さらに天井一面に、おおよそ10m×12mの巨大な雲竜図があります。 そして・・・ 修復工事を終えた「唐門」の前にて、 今回の特別参拝は解散となりました。 そこから・・・ 「方丈(竜王殿)」 住職の普段の生活の場ですね。 そして・・・ 裏手にある庭園を見て・・・ 最後は[建長寺]が発祥という、 “けんちん汁(今回は、けんちんうどん。)”を食べて戻ってきました。 「三門」楼上、さらに「仏殿」「法殿」ともに、 普段は立ち入れない所に入れて頂き、 貴重なものを間近で見せてもらった事に感動していたんですが・・・ 「仏殿」「法殿」「唐門」と参拝が進むにつれ、 住職が熱心に話をされているのに、 話を遮る様な無数のシャッター音や、興を削ぐ多数のフラッシュ、 せっかく話をして下さっている住職が、 非常に気の毒に思える状況になっていきました。 「三門」の楼上内部以外は、特に撮影禁止では無かったのですが、 場をわきまえる・・・と言う事を当たり前に出来ない、 そんな事は全く考えようとしていない様な、 『 こー 』よりも年上と思われる大人が大勢居た事が腹立たしい。 同じ「梅 かまくら 寺社特別参拝」でも、 昨年・今年と他に参加した所では、 とてもいい雰囲気で満足だったんですけど・・・ やっぱり有名な寺院の特別参拝だと、 アタマの弱い、ミーハーな参加者が増えるんですかね・・・。 ~ ランキングに参加してみました ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月15日 02時36分25秒
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